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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'04.29.Mon
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2007'06.15.Fri

英ARM、オンチップ通信向けのアダプティブ・ベリフィケーションIPを発表

ARM、オンチップ通信向けのアダプティブ・ベリフィケーションIPを発表

包括的なシステムレベルの検証フレームワークが、複雑なSoCのボトルネックを解消


 英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、代表取締役社長:西嶋貴史、以下ARM)は、米国カリフォルニア州サンディエゴで開催されたDAC(デザイン・オートメーション・カンファレンス)で、オンチップ通信システム全体の正当性検証という複雑化しつつある問題を初めて解消する独自技術、AMBA(r)アダプティブ・ベリフィケーションIPを発表しました。アダプティブ・ベリフィケーションIPは、トラフィック・プロファイル情報を抽出し、システムの動作予測に応用する業界唯一のエンジンにより、既存のSoC検証方式を強化します。

 アダプティブ・ベリフィケーションIPは、製品化期間の短縮に有利な自動検証の特長と、これまで手作業でしかできなかったコンテキスト内での知識ベースの検証のクオリティを兼ね備えています。また、全体的な検証時間を短縮する新しい優れた方法により、既存のランダム方式やダイレクテッドランダム方式を補い、検証の確実性を高めるとともに、SoCの継続的なサイズ拡大と複雑化への対応を可能にします。

 ARMのシステムデザイン部門ジェネラル・マネージャであるJonathan Morrisは、次のように述べています。「将来の複雑なコンシューマ向け機器が市場で成功するには、複数のアプリケーションを同時に実行できなければなりません。それには高速で効率的なオンチップ通信が必要です。そして設計者にとって、リスクを最小限に抑えるには、オンチップ通信IP、検証IPを含む総合的なツールボックスのほか、複雑なSoCデバイスのコンフィギュレーション、解析、検証を可能にするツールフレームワークが必要です。」

 米ガートナー社のシニア・リサーチ・アナリストであるChristian Heidarson氏は、次のように述べています。「オンチップ通信は、90ナノメートル以降のSoC設計において大きな課題となっています。現在、オンチップ相互接続とメモリ・コントローラIPの市場は約4,600万米ドル*の規模ですが、チップ上の各機能間のデータフローを自動的に最適化できるシステムレベルの設計ツールを通じて提供すれば、今後5年間で4倍に成長する可能性を秘めています。」※1

 設計サイクルをシステムレベルで始めることが増えれば、検証もそこから始める必要があります。ハイレベルのモデリングにおいて、アダプティブ・ベリフィケーションIPは、RealView SoC Designerツールのアドオンとしてライセンスを取得していただけます。そして、ハードウェアチームやソフトウェアチームが設計を開始する以前から、今日の多くの複雑なSoCを設計するアーキテクトがプラットフォームを作成、検討、最適化する際に、システムレベルのフレームワークとしてご利用いただけます。

 アダプティブ・ベリフィケーションIPは、C++で記述され、RTLとの互換性を確保するためにSystem Verilogでカプセル化されています。また、システムの機能と性能の詳細な正当性検証のため、スタンドアロンでライセンスを取得し、大手EDAベンダの提供する主要な検証ツールフロー内で使用することも可能です。

 米メンター・グラフィックス社は、大手EDAベンダとして初めて、アダプティブ・ベリフィケーションIPが同社の検証方式で円滑に機能することを確認しました。

 メンター・グラフィックス社デザイン・ベリフィケーション/テスト部門副社長兼ジェネラル・マネージャであるRobert Hum氏は、次のように述べています。「当社はARMと緊密に協力し、新しいアダプティブ・ベリフィケーションIPを当社のQuestaおよびAdvanced Verification Methodology(AVM)に統合しました。第2世代のQuesta検証プラットフォームは、AMBAが事実上の相互接続標準規格となっている現代の極めて複雑なSoCデバイス専用に設計されています。これらを組み合わせたソリューションは、お客様における検証の生産性を大幅に高め、システムの機能目標と性能目標を達成したという自信を深めるのに役立つことでしょう。」


【 提供時期 】
 AMBAアダプティブ・ベリフィケーションIPは、リードパートナーには2007年第3四半期、一般には同年第4四半期に提供を開始します。

※1:2006年7月24日、Christian Heidarson、Jim Tully著、米ガートナー社「Market Share:Semiconductor Intellectual Property,Worldwide,2005」より


【 ARM社概要 】
 ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、デジタル家電、イメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、16/32 ビット組込みRISC マイクロプロセッサ、データエンジン、グラフィック プロセッサ、デジタルライブラリ、組み込みメモリ、ペリフェラル、ソフトウェア、開発ツールならびにアナログ機能や高速インタフェース製品が含まれます。ARM は、ARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社Webサイトをご覧ください。(http://www.jp.arm.com/


※ARM、AMBAと RealViewはARM社の登録商標です。AXI,はARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM INC.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) Co.Ltd.、ARM Belgium N.V.、AXYS Design Automation Inc、AXYS GmbH、ARM Embedded Solutions Pvt. Ltd.、ARM Physical IP,Inc. およびARM Norway,AS の全部または一部を意味します。

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