セイコーエプソン、フィリップスと個人向けプロジェクターのリファレンスデザインを共同開発
セイコーエプソン、フィリップスが個人向けプロジェクターのリファレンスデザインを共同開発
セイコーエプソン株式会社(本社 長野県:社長 花岡 清二)とロイヤルフィリップスエレクトロニクス社(本社 オランダ:社長 兼CEO ジェラルド・クライスターリー)は、このたび革新的なプロジェクション向けキーモジュールの分野で連携、その手始めとして小型でコストパフォーマンスの高い個人向けプロジェクターにおけるリファレンスデザインを共同開発いたしました。
明るさの向上に焦点を当てた従来のビジネス・教育向けのプロジェクター設計とは異なり、今回共同策定したリファレンスデザインは、ゲームやデジカメ、マルチメディアプレーヤーなどの普及に伴って増大する個人ユースをターゲットに絞っており、プロジェクターを今までにない小型化とスタイリッシュなデザインにすることを目指しています。エプソンの高温ポリシリコン(以下HTPS:High Temperature poly-Silicon)TFT 3LCD液晶パネルとフィリップスの「Ujoy(R)」ランプシステムとの理想的な組み合わせにより、明るさと彩度のベストなバランスと、個人ユースに求められるコンパクトさを両立することが可能になりました。
セイコーエプソン TFT事業部長 岩野英明 コメント
「今回、当社で開発した最新の0.47インチパネルは、高開口率、高透過率、高コントラストの全てを低コストで実現できる、まさにSVGAの解像度に最適なパネルであり、小型でコストパフォーマンスを求められる個人向けプロジェクターのニーズを完全に満たすものです。私たちエプソンは未来に向かって、ロイヤルフィリップスエレクトロニクス社と協力し、新しいプロジェクター市場の開拓を目指します。」
フィリップスデジタルプロジェクション マーケティング担当副社長 ネイ ・コーシノ コメント
「部品の小型化が進んだおかげで新しいプロジェクターの用途を消費者に提案できる時代になりました。スタイリッシュで簡単に持ち運べるサイズながら、ゲームやデジカメ、PDA、MP4プレーヤーを大画面で楽しめるとなれば、多くの個人ユーザーに熱狂的に受け入れられることでしょう。今回開発の「Ujoy(R)」ランプシステムは、当社の革新的な「UHP(TM)」テクノロジーをベースに個人ユーザー向けに特別に設計したもので、超小型かつ低消費電力の光源となっています。」
以上
●今回開発した製品のサンプル概仕様は以下のとおりです。
なお、詳細な製品情報は、エプソン、フィリップス各社の連絡窓口を通じて入手可能です。
【HTPS TFTパネル サンプル概仕様(エプソン)】
(※ 関連資料を参照してください。)
【「Ujoy(R)」ランプシステム サンプル概仕様(フィリップス)】
(※ 関連資料を参照してください。)
*「Ujoy(R)」、「UHP(TM)」は、Royal Philips Electronicsのオランダおよびその他の国における商標または登録商標です。
(※ 参考画像、サンプル概仕様は関連資料を参照してください。)