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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.24.Sun
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2007'06.21.Thu

福井ケーブルテレビなど、WiMAXによるフルハイビジョン(HD)映像伝送に成功

日本初WiMAXによる
フルハイビジョン(HD)映像伝送実験成功

~市街地でも高スループットでの通信が可能~


 福井ケーブルテレビ株式会社(本社:福井県福井市、代表取締役社長:田崎健治、以下「FCTV」)は平成19年4月11日に発表したWiMAX(*1)実証実験を去る6月4日から開始、フルハイビジョン(HD)(*2)映像伝送に成功しました。この実験に当たっては、FCTVの情報基盤構築と運用および地域インターネットサービスを提供するミテネインターネット株式会社(本社:福井県福井市、代表者:田崎健治、以下「ミテネ」)と、フルハイビジョン(HD)映像伝送技術と商用無線ブロードバンドネットワーク構築の経験のある株式会社IRIユビテック(*3)(本社:東京都新宿区西新宿、代表取締役社長:荻野司、以下「ユビテック」)が協力・支援を行っております。

 今回の実験は、地域住民の安心・安全、地域からの情報発信および地域住民へのブロードバンドサービスのためのICT(*4)利活用インフラとして、WiMAXが実用に耐えうるかどうか検証するとともに、テレビ放送の簡易中継システムへの応用を念頭に、フルハイビジョン(HD)映像伝送実験を行ったものです。河川氾濫やがけ崩れ等、自然災害のエリア監視には災害対策本部の大画面投影用に高精細な映像が必要とされます。また、テレビニュース映像への2次利用を行うためには、地上デジタルテレビジョン放送への対応を踏まえ、フルハイビジョン(HD)映像の伝送が必須となります。高精細かつテレビ放送にも利用できるフルハイビジョン(HD)映像をWiMAXで伝送することができれば、民生用のフルハイビジョンカメラとノートパソコンを使った機動的な現場中継も可能です。

 過去の実験例を見ると、市街地の基地局からの通信可能範囲は1~3Kmと言われているのに対し、今回の実験では、市街地でも8Km 以上の範囲で高スループット(*5)な通信が可能であることが検証されました。これにより、インフラとしてのWiMAX利活用の可能性がさらに広がるものと考えられます。


*1:WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)は、WiMAXフォーラムが定めたIEEE802.16技術を基にした無線ブロードバンド規格で、現在、総務省で検討されている「2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステム」の有力な候補です。WiMAXフォーラムとは、WiMAX規格の世界規模の普及活動や技術的議論と仕様策定活動を行い、WiMAX規格に対応した各社通信機器の互換性と相互運用性をテストし認証を与える非営利法人です。
*2:フルハイビジョン(full high definition)は、高解像度のデジタルテレビ放送のうち走査線1080本以上の方式を指します。
*3:ユビテックはWiMAXフォーラム会員です。
*4:ICT(Information and Communication Technology)は、情報・通信に関連する技術一般の総称です。
*5:スループットとは、単位時間あたりのデータ転送量のことを指します。

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