忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'03.11.Tue
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'02.20.Tue

JFEスチール、プレス成形性に優れた1180MPa級高強度冷延鋼板を開発

高加工性1180MPa級冷延ハイテン材の開発

- キャビン周りの衝突強度向上と軽量化に寄与 -


 当社はこのたび自動車構造骨格部品の軽量化ニーズに対応して、プレス成形性に優れた1180MPa級高強度冷延鋼板を開発いたしました。開発済みの780MPa級、980MPa級「高加工性WQ(注1)ハイテン」シリーズに新たなラインナップが加わりました。

 従来の1180MPa級ハイテン材と比較して、延性が1.5倍以上に向上し、一般の980MPa級ハイテンと同等の延性、穴拡げ性を有します。また、プレス成形時の加工ひずみによる高い加工硬化と、塗装焼付けによる大幅な強度上昇により、ホットプレス部品の代替も可能となります。
 一般に、1180MPa級ハイテンは、ロール成形などの曲げ加工を主体とした成形によりバンパーや補強部品等に使用されておりましたが、キャビン周りの構造骨格部品への適用に際しては、より高度なプレス加工成形が必要となるため、絞り成形性の向上が課題でした。当社は独自のWQ方式連続焼鈍プロセス(JFE-CAL)を活用した金属組織制御により、優れた延性および伸びフランジ性(注2)を兼ね備えた鋼板を開発し、良好なプレス成形性を実現しました。また、WQ方式の採用により、低炭素当量設計が可能となり、遅れ破壊特性(注3)および溶接性にも優れた性能を有します。

 当社は、従来より自動車用ハイテンの総合メーカーとして、JFE-CALプロセスのWQ方式を活用した低合金成分設計により、既に1470MPa級までの超高張力冷延ハイテンの開発を完了しております。今後も、自動車シート部品をはじめとして、ボディー部品などについても、更なる高性能な材料の開発を進め、あらゆるユーザーニーズに応えて参ります。

(注1) WQ: Water Quench 水焼入れ
(注2)伸びフランジ性: プレス成形時のブランク端面の伸び加工性
(注3)遅れ破壊特性: 水素に起因するプレス成形後の静的な脆性割れ特性


関連情報 (製品情報> 自動車)
 http://www.jfe-steel.co.jp/products/car/index.html
関連情報 (製品情報> 薄板)
 http://www.jfe-steel.co.jp/products/usuita/index.html



PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[9185] [9184] [9183] [9182] [9181] [9180] [9179] [9178] [9177] [9176] [9175
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]