化学物質の取り扱い現場で直ぐに役立つ
『化学物質の安全シート』新発売
コニカミノルタビジネスエキスパート(社長:大浦三治、本社:東京都八王子市)では、このたび『化学物質の安全シート』(対象:有機溶剤中毒予防規則第一種、第二種該当の47種、CD-ROM版)を開発し、6月12日より新発売いたします。
コニカミノルタにおいては、1999年に「化学物質の取り扱いシステム」を導入し、そのシステムの一環として「化学物質安全シート」を物質ごとに作成して、フィルム生産工程など化学物質の取り扱い現場で活用してまいりました。このシートは、作業者や作業現場の関係者に対して、化学物質の危険有害性などの正確な情報と作業環境管理、作業管理、健康管理に必要な情報を伝達し、共有化を図ることを主な目的として独自に考案したものです。
このたび、保護具メーカー各社のご協力などもいただき、従来、社内で使用していたシートの記載内容を大幅に改良し、幅広く化学物質を取り扱う社外の方々にもご利用いただける『化学物質の安全シート』を開発いたしました。
今回発売いたします『化学物質の安全シート』は、流通も含め全ての化学物質の取扱者向けに作成・配布されているMSDS(化学物質等安全データシート)とは異なり、A4版一枚の独自の定型書式を使用し、作業現場に特化した危険有害性をはじめとする各種情報を、一定の基準に基づいて記載している点が最大の特徴です。その他の特徴として、具体的な保護具情報、有害性情報、引火・爆発情報を作業現場で必要な情報に特化して充実させました。
各種保護具情報の充実については、保護具メーカー各社の協力を得て、防毒マスク用吸収缶、化学防護手袋、化学防護服など代表的商品ごとに透過時間などを具体的に記載しました。有害性情報については、予防すべき影響や許容濃度設定の理由となった健康影響をより意識した全身影響としての情報を産業医の指導のもとに記載しました。引火・爆発情報については、事故事例を再調査・再確認し、引火・爆発防止のために特に注意すべき安全対策を記載しました。
コニカミノルタでは、この『化学物質の安全シート』が化学物質を取り扱う作業現場や関連する労働安全教育の場で活用され、化学物質の危険有害性に関する理解と保護具の適切な使用の一助となることを期待しております。
なお、本「化学物質の安全シート」はコニカミノルタのホームページ内「業務用製品:化学物質管理サポート」にて、ご注文を承っております。
詳しくは、 http://konicaminolta.jp/products/industrial/chemical_consulting/index.html をご参照ください。
商品名 化学物質の安全シート
(対象:有機溶剤中毒予防規則第一種、第二種該当の47種、CD-ROM版)
メーカー希望小売価格 15,750円(税込み)
発売日 2006年6月12日
