シャープ、デュアルバンド無線LAN用パワーアンプICを発売
業界最小のパッケージサイズと業界最少の消費電力を実現※1
デュアルバンド無線LAN用 パワーアンプICを開発、発売
シャープは、業界最小のパッケージサイズと業界最少の消費電力を実現※1したデュアルバンド(2.4GHz帯/5GHz帯)無線LAN用パワーアンプIC<IRM065U6>を開発、発売いたします。
無線LANの利用環境は、企業や家庭におけるブロードバンドインターネット接続サービスの普及や、駅構内・店舗でのホットスポットサービスの拡充などにより、整備が進みつつあります。また、携帯電話を固定電話の子機として使用するような、移動体通信と有線通信が融合したFMC(Fixed Mobile Convergence)に向けた動きも始まっており、無線LANの利用はますます拡大すると予想しています。こうしたことから、モバイル機器に、無線LAN機能を搭載するニーズは急速に高まっており、キーデバイスとなるパワーアンプICについても、周辺部品の取り込みも含めた省スペース化や省電力化、高効率動作時に発生する歪(ひずみ)の抑制などがさらに求められています。
当製品は、こうしたニーズに対応するため、2.4GHzと5GHzの2種類の電波干渉を抑える独自の高周波回路設計により、従来の2チップを1つに融合し、業界最小の3mm角パッケージサイズを実現しました。また、高効率の動作性に優れたGaAs-HBT※2の使用などに伴い、業界最少の消費電力(2.4GHz帯:429mW、5GHz帯:528mW)を可能としました。しかも、歪補正回路を搭載し、高効率動作時に発生しやすい信号の歪を低く抑え、高性能化を実現しました。
品名 デュアルバンド無線LAN用 パワーアンプIC
形名 IRM065U6
サンプル価格(税込み) 270円
量産時期 2006年10月30日
月産台数 300千台
■ 主な特長
1.デュアルバンドの1チップ対応により、業界最小の3mm角パッケージサイズを実現※1
2.業界最少消費電力(2.4GHz帯:429mW、5GHz帯:528mW)を実現※1
3.デュアルバンド(2.4GHz帯/5GHz帯)対応で、IEEE802.11b/g、IEEE802.11a、さらには、次世代無線LAN規格の802.11nにも対応可能
※1 2006年9月20日現在 当社調べ
※2 砒化ガリウムを使い高効率動作に優れた高周波トランジスタ
詳細はこちら→http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060920-a-2.html
【お問い合わせ先】
電子部品事業本部 オプトアナログデバイス事業部 企画部 (0745) 65-1161(代)