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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.03.Mon
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2007'03.19.Mon

アークレイなど、カモミール中のアンチエイジング成分としてカマメロサイドを同定

岡山理科大、アークレイ、同志社大アンチエイジングリサーチセンターの共同研究

カモミール中のアンチエイジング成分を同定


 岡山理科大学、アークレイ株式会社、同志社大学アンチエイジングリサーチセンターは、日本生薬学会 第53回年会(9月29日~30日開催)にて、カモミール中の抗メイラード反応作用を有するアンチエイジング成分としてカマメロサイドを同定し、その成果を発表しました。


 岡山理科大学、アークレイ株式会社、同志社大学アンチエイジングリサーチセンターは、これまで糖尿病合併症あるいは老化因子の一つとしてメイラード反応(※)をとらえ、メイラード反応阻害効果を有する天然物のスクリーニングを行い、4種類のハーブ混合物に活性があることを見出しました。(Journal of Nutrition Health and Aging投稿中)


 今回、4種類のハーブのうち、カモミール中の活性成分の一つとして、カマメロサイドを同定し、この結果について、第53回日本生薬学会(2006年9月29日~30日、日本薬科大学・埼玉)においてポスター発表を行いました。
 発表では、カモミール中の抗メイラード物質として、カマメロサイドを単離同定し、メイラード反応の最終糖化生成物(AGEs)※※)のうち、CML(カルボキシメチルリジン)、ペントシジンを特異的に阻害することについて発表しました(図1参照)。また、このカマメロサイドにはNF-κB※※※)の阻害活性を有していることもわかりました。

 このカマメロサイドを含むカモミール、さらにドクダミ、セイヨウサンザシ、ブドウ葉の4種類の混合ハーブ抽出物である『AGハーブMIX』はアークレイが販売準備を進めている機能性素材で、メイラード反応を老化危険因子のひとつと捉えたアンチエイジング成分として期待されています。この4種類を組み合わすことで、種々の段階でのメイラード反応を抑制することが期待されます。今後は、カマメロサイドだけではなく、その他の活性成分についても検討していく予定です。

※メイラード反応:加齢や糖尿病の進行に伴って起こる糖とタンパク質との化学反応の一つで、近年、老化危険因子のひとつとてしても考えられています。
※※AGEs:メイラード反応により生じる最終糖化生成物の総称で、多種類が同定されており、糖尿病患者など生活習慣病を有する人では健常者に比べ、蓄積が進んでいるといわれています。
※※※NF-κB:炎症の発現等に関与する転写因子(遺伝子の発現を調節する細胞内のタンパク質)



添付資料:背景、会社概要
     生薬学会講演要旨

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