東レ・ダウコーニング、自動車・家電製品の両方に使える合成油グリースを発売
「機構部品」と「スイッチの接点」の両方に使用可能
自動車・家電に最適な合成油グリース10月16日新発売
~ 不純物や固体潤滑剤を含まず接点の潤滑にも最適 ~
東レ・ダウコーニング株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:伊勢村 美治)は、自動車や家電用プラスチック部品及び金属部品の潤滑や、スイッチの接点の潤滑に最適な モリコート(R) G-1050を10月16日から発売する。
本製品は、プラスチックにほとんど影響を与えない素材のため、金属部品だけでなく、プラスチック部品の潤滑にも最適である。また、機構部品以外に、スイッチの接点部分に利用しても、スイッチの切り替え動作に影響を与えずに潤滑効果を得ることができる。
さらに、合成油をベースとしているため、不純物が少なく、低音から高温(-45℃~120℃)まで安定した性能を発揮する。
■開発の背景
近年の自動車の構造には、コンパクト化が求められており、機構部品と電気部品が近接した設計になることが増えている。このようなレイアウトでは、機構部に用いられる潤滑剤と、スイッチに用いられる潤滑剤が異なる場合、相互の混入を防ぐための設計が困難であり、また混入した場合には潤滑機能の低下も考えられる。そこで、両方の用途に共通して利用可能な本製品を用いることで、異種の潤滑剤の混入を意識せずに部品を配置することが可能となり、設計の自由度が向上する。さらに使用する潤滑剤の種類を減らすことでコスト面でも有利になると考えられる。
■製品特長
・金属・プラスチック部品の両方に使用可能
・スイッチの接点材(主に銅材)への影響を考慮した処方により接点の腐食がない
・固体潤滑剤などの粒子を含まないため、接点の接触面に悪影響を与えない
(グラフ1に接触抵抗の試験結果を示す)
*製品詳細は添付資料をご参照ください。
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