JFEスチールとメタルワン、ガス輸送用電縫管の大型プロジェクトを受注
ガス輸送用電縫管の大型プロジェクト受注
- 豪州向けAPI-X70 -
JFEスチール株式会社(東京都千代田区内幸町2-2-3 代表取締役社長 馬田 一)と株式会社メタルワン(東京都港区芝3-23-1 代表取締役社長 金田守司)はオーストラリアにおけるDampier to Bunbury Pipeline Expansion Project(注1)の鋼管を全量受注いたしました。26インチ外径の電縫管ラインパイプ(API-X70)約82,000MTです(62,000t受注確定、20,000tの増量オプション有り)。2006年10-12月期より納入を開始致します。
事業主体であるDBNGP (WA)Nominees Pty Ltd社は、いずれも豪州の、アリンタ社(20%)、アルコア社(20%)、デュエット社(60%)による合弁会社で、西オーストラリア州北部のダンピアから同州南部のバンバリーを結ぶ全長1600kmのパイプラインを保有しています。現在同社は、西オーストラリア内の旺盛なガス需要に対応するため、その拡張工事を進めています。今回JFEスチールとメタルワンが鋼管を受注した工区“Stage 5A”は全長約570kmの複線化(図1)を行う、総工費約7億豪州ドルの計画です。2005年にも両社は、2006年11月完成予定の“Stage 4”拡張計画用に30,000MTのラインパイプを納入しており、同Project向け合計で112,000MT全量(注2)を供給いたします。
JFEスチールとメタルワンはオーストラリアにおける一大プロジェクトであるDBNGP(WA)Nominees Pty Ltd社の拡張プロジェクトへのサポートを今後も続けて行く予定です。
(注1)DBNGP(WA)Nominees Pty Ltd社のガス輸送能力増強プロジェクト
DBNGP:Dampier Bunbury Natural Gas Pipelineの略。(WA):Western Australia州の略。
(注2)“Stage1~3”はラインパイプ敷設を伴わない、付帯設備の増強
添付資料:(図1)“Stage 4”及び“Stage 5A”のMAP