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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'03.12.Wed
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2007'02.15.Thu

三菱樹脂、無延伸共押出多層フィルムの価格を値上げ

無延伸共押出多層フィルムの価格改定について


 三菱樹脂株式会社は、ハム・ソーセージなどの食品包装用を中心に多分野で使用されている無延伸共押出多層フィルム「ダイアミロンMF」につきまして、下記のとおり価格改定を実施致します。

                         記


1.対象商品と値上げ幅
 無延伸共押出多層フィルム「ダイアミロンMF」    5%


2.値上げ実施日
 2006年9月21日出荷分から


3.値上げ理由と背景について
 樹脂原料の急騰を受け、当社は、昨年秋に無延伸共押出多層フィルムの値上げを実施しましたが、その後も樹脂原料の高騰や副資材・燃料・物流コストの上昇が製造コストをさらに押し上げ、事業採算を圧迫しております。当社と致しましても継続的なコスト削減に鋭意努力をして参りましたが、現在の価格体系では安定的な製品供給による健全な事業維持、発展が困難な状況にあるため、今般上記のとおり価格を改定することと致しました。

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2007'02.15.Thu

伊藤ハム、原料肉と塩にこだわった「小樽の響(ひびき) ロース生ハム」を発売

原料肉、塩にこだわったワンランク上の生ハム!
「小樽の響(ひびき) ロース生ハム」新発売!


 伊藤ハム株式会社(本社:兵庫県西宮市、社長:河西力)は、原料肉と塩にこだわった、まろやかなうま味で、とろけるような食感が特徴の「小樽の響 ロース生ハム」を新発売します。

 現状、市場における消費行動は2極化が進み、低価格商品の販売に伸張が見られる反面、高付加価値な高級(高価格)商品も堅調な需要に支えられています。そこで、北海道産豚肉とラウシップ(※)を使用したワンランク上のこだわりのおいしい生ハム「小樽の響 ロース生ハム」を発売し、市場の更なる活性化を図ります。

※ラウシップ・・・知床半島で取水された、海洋深層水(知床らうす深層水)を濃縮した塩水にオーストラリア・デボラ湖から採取された塩を加えて、平釜で炊き上げた塩。

【商品特徴】
 ・北海道産豚肉を原料に使用しています。
 ・塩はラウシップ※を使用しています。

【商品名&内容量】
 「小樽の響 ロース生ハム」  75g

【希望小売価格】   550円(税込み)

【発売地区】      全国

【発売時期】      平成18年9月11日

【初年度売上目標】 5億円/売価ベース


(お客様のお問い合わせ先)
広報室
Tel.0798-66-1231
Fax.0798-67-8672

2007'02.15.Thu

テクノクラフト 、「スカイプ」にも対応した録音ソフトを発売

~国産録音ソフトがついに海外進出!Skype等の通話録音に対応した正式版!~
『超驚録(ちょうきょうろく)ver.3.0正式版~なんでも録音。かんたん編集。~』
本日より発売&無料配布を開始!


◆製品詳細

●超驚録ver.3.0正式版/対応OS:Windows2000SP4/XP日本語版・英語版/メモリ:256MB以上/HD:10MB以上
●日本語OS用発売日および標準価格:2006年8月29日、2,980円(税込)または無料
●英語OS用発売日および標準価格:2006年9月6日予定、$25.5または無料
●販売方法:弊社公式サイトにて無料ダウンロード可(E-mailアドレスの提示が必須)
●URL:ダウンロードサイト⇒ http://www.technocraft.co.jp/av/
     プレスリリースサイト⇒ http://www.technocraft.co.jp/press/2006/0829_chokyoroku.html


◆「超驚録(ちょうきょうろく)」とは?
 日本、クロアチア、中国というワールドワイドな当社開発スタッフによって開発された「超驚録」は、パソコンのスピーカーを通して聞くことのできる音なら、どんな音でもすべて取込むことができる画期的な音声録音編集ソフトです。Podcastやネットラジオ、自分で喋ったマイク音声、Skype等の通話内容など取り込んだ音を簡単に編集することもでき、音楽CDをパソコンに取り込むリッピング機能も搭載しています。
 取り込んだ音声は、WAV、MP3、WMAにて保存が可能です。


◆「正式版」の主な特徴

●ライセンスキーの有無の主な違い
 「超驚録」は、「ver.3.0正式版」より、フリーソフトからシェアウェアとなりました。ライセンスキーをご購入いただくと、「製品版」として製品サポートサービスの対象者となります。ライセンスキーをご購入いただかない場合には「フリー版」となり、サポートの対象外となります。よって、お客様ご自身の責任の範囲でご利用いただくのであれば、必ずしもライセンスキーをご購入いただく必要はなく、無料で永久的に利用が可能です。(「製品版」と「フリー版」の機能制限はございません。)

 ※添付資料参照

※必ずご利用のパソコン上で動作確認した上でライセンスキーをご購入ください。
※サポートはEメールでのみの受付となります。電話・FAXでのサポートは行っておりませんので予めご了承下さい。

●ついに海外進出!外国ユーザーの方も使える「超驚録ver.3.0英語版」!
 「ver.3.0正式版」では新たに「英語OS用」を発売(2006年9月6日予定)!海外ユーザーの方でも利用できるようになりました。当社の「超驚録」公式サイトはもちろん、海外のシェアウェア販売サイト等でも「超驚録」の販売を予定しています。国産ソフトウェアでは、海外製品に引けを取らない質の高いものは数あれど、海外のブランド力や資金力などに押されなかなか普及せず各社苦戦を強いられていることが現状ですが、世界のどこにいてもダウンロードできるというシェアウェアの特性と、世界でどこでも使えるSkypeやWindowsLiveMessenger等の会話をクリアな音質で録音できる利便性を兼ね備えた「超驚録」で、日本ユーザーだけでなく海外ユーザーの囲い込みを目指します。


※以下、詳細は添付資料参照

◆「ver.3.0」の主な新機能
◆「超驚録」の基本機能



本製品に関する詳しい情報は⇒ http://www.technocraft.co.jp/av/


▼お客様用のお問合せ先
〒151-0072 東京都渋谷区幡ヶ谷1-1-2 福西ビル6F

2007'02.15.Thu

ナビッピドットコム、法人向け位置情報検索サービスを開始

ナビッピドットコム、ボーダフォン向け初の法人位置情報検索サービス「位置情報ASPサービス for Vodafone」をスタート

物流、保守メンテナンス、営業支援、介護、タクシー、警備会社など、さまざまなビジネスにおいて、位置情報検索サービスによる支援を可能に


 地図情報関連ビジネスのベンチャー企業である「ナビッピドットコム株式会社」(本社:東京都港区芝5-14-15 望月ビル6階、代表取締役社長:篠崎 登、資本金:4,900万円、以下ナビッピドットコム)は、9月1日から、ボーダフォン(10/1より、ソフトバンクモバイルに社名変更予定)のGPS機能付き携帯電話に対応した初のビジネス向け位置情報検索サービス「位置情報ASPサービス for Vodafone」を開始いたします。GPS機能付き携帯電話を持つ社員などの位置情報をインターネットに接続したパソコンで閲覧できるサービスで、ボーダフォン向け初の法人位置情報サービスとなります。ナビッピドットコムは、ボーダフォン法人営業部門と共に、本サービスの販促活動やソリューション提案を促進して参ります。

 今回のVアプリを利用した「位置情報ASPサービス for Vodafone」はGPS機能付き携帯電話の現在位置をパソコン上で確認できるため、緊急時の車両手配や、営業マンへの指示に大変有効です。また、現在位置の確認のみならず、過去履歴をグラフなどで表示する機能も備えており、行動分析に活用できるなど、ビジネス上の大変有効なツールとなります。

 価格は、ボーダフォンのGPS機能付き携帯電話1台につき、月額1,050円(位置発信回数は定期位置取得間隔設定可能範囲内で無制限)、専用サイト用PC端末1台あたり、月額5,250円となります。9/1~3/末までの期間においては、GPS携帯電話1台につき、月額525円、専用サイト用PC端末1台にあたり、月額3,150円のキャンペーン価格で提供いたします。なお、本サービスにおけるナビッピドットコムの売上目標は、各業種向けカスタマイズによるソリューション開発も含めて、初年度1億円をめざしております。


■ナンバーポータビリティ実施に向かい、法人需要への強力コンテンツとして、キャンペーンを実施
 「位置情報ASPサービス for Vodafone」はボーダフォン向け初の法人位置情報サービスとなり、ナビッピドットコムでは、10月24日より始まるナンバーポータビリティにおける法人需要掘り起こしの強力なコンテンツとして期待しております。ボーダフォン法人営業部門においても、「位置情報ASPサービス for Vodafone」を使ったソリューションの提案などを精力的に行っていく予定です。また、9/1~3/末までの期間において、GPS携帯電話1台につき、月額525円、専用サイト用PC端末1台にあたり、月額3,150円のキャンペーン価格を設定し、さらなる販促活動に邁進してまいります。

■位置情報取得の最短間隔が1分まで可能など、さまざまなビジネスシーンで役立つ簡単操作の活動分析サービスを提供
 今回の「位置情報ASPサービス for Vodafone」は、従来では約5分間隔となっていた位置情報取得の最短間隔時間が1分間から可能となりました。また、管理PC側からの検索回数制限がなくなり、更なるコストダウンを実現しました。
 また、GPSを用いた正確な現在位置を把握することで、車両や営業担当者の所在やそれらの活動範囲の確認ができ、緊急事態の発生時でも、現場近くの社員への派遣指示も行えます。更に、位置履歴13ヶ月分を保持しているため、昨年同月まで遡った業務分析が可能で、該当メンバーの行動範囲のメッシュ表示機能など、ビジネスシーンでの有効な分析ツールとなっております。

(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)


【ナビッピドットコム株式会社について】
 ナビッピドットコム株式会社は、地図情報&位置情報関連システムをコアとした企業向けソリューション、通信キャリア各社への公式コンテンツ提供、各種ASPサービスの提供等を行っている、パイオニア株式会社からのスピンアウトベンチャー企業です。パイオニア株式会社にて行っていた地図コンテンツ事業をスピンアウト、2002年9月にMBO(マネジメントバイアウト)的な手法で独立(第1号)いたしました。一般向け地図情報コミュニティサイト「ナビッピドットコム」サイト< http://www.navi-p.com/ >は、個人、グループ、企業など、さまざまな単位でご利用いただける新しい形態の情報ウェブサイトとして、2001年4月よりインターネット版サービスを始め、現在はパソコン・PDA・携帯電話・家庭用固定電話(Lモード)から数多くのアクセス(100万総ページビュー/月)があります。その他、NTTドコモ、au(KDDI)など、携帯電話会社向けに公式コンテンツの運営を行なうなど、モバイルコンテンツ開発・運営についても高い評価を頂戴しており、営業支援システム、地図情報システム、GPS位置情報システム等の開発に関しても多くの企業の支持を受けております。2004年8月には、株式会社エリシアシステムへ出資(35%)、同年12月には、株式会社ネクストコアへ出資(100%)、2005年10月には株式会社スマートソフトウェアへの出資(30%)を行い、各社をグループ企業に加え、トータルビジネスソリューションカンパニー実現へ向け、独自の技術および営業体制の強化を図っております。


※お客様のお問合せは下記Eメールにて受け付けております。
 E-mail: info@navi-p.com
 URL: http://www.navi-p.com/

2007'02.15.Thu

デンソー、ロシアのモスクワに事務所を設置

デンソー、ロシアのモスクワに事務所を設置


 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:深谷 紘一)は、本年10月に、欧州統括拠点であるデンソー・ヨーロッパの駐在員事務所をロシアのモスクワ市に設置します。

 今回設置するモスクワ事務所は、今後も成長が見込まれるロシアの自動車市場に対応し、顧客であるカーメーカーの技術サポート、ディーゼル燃料噴射ポンプ等のサービス体制の構築、スパークプラグ等補修部品の販売代理店支援を主要業務とし、併せて、ロシア自動車市場に関する調査および情報収集活動も行います。

なお、デンソーのロシアにおける事務所設置は今回が初めてです。


モスクワ事務所の概要は以下の通りです。

1.所在地 モスクワ市トゥルブナヤ通り
               (12, Trubnaya Str. Moscow 103045, Russia)
2.名称          デンソー・ヨーロッパ・モスクワ駐在員事務所
      (Representative office of DENSO EUROPE B.V. in Moscow)
3.設置予定日      2006年10月1日
4.代表者 山下 誠司(現 デンソー サービス部 担当部員)
5.従業員数 3名


<ご参考>

デンソー・ヨーロッパの概要

1.社名 デンソー・ヨーロッパ(DENSO EUROPE B.V.)
2.設立 1973年2月
3.所在地 オランダ ウェスプ市
               (Hogeweyselaan 165, 1382 JL Weesp, The Netherlands)
4.出資比率 デンソー・インターナショナル・ヨーロッパ:100%
               (デンソー100%出資の欧州持ち株会社)
5.社長 加藤 宣明(デンソー常務役員)
6.事業内容 欧州の統括運営、自動車部品の販売、電装品のリビルト
7.従業員数 257人(2006年3月31日現在)


以上

2007'02.15.Thu

産総研、ダイヤモンド半導体で高効率の紫外線発光を実現

■ダイヤモンド半導体で高効率の紫外線発光に成功

-間接遷移型半導体の常識を破る高効率発光を実現-

●ポイント
・間接遷移形半導体であるダイヤモンド半導体pnダイオードを用い、高効率の紫外線発光を実現。 
・250nm以下の極短波長紫外線発光を、200℃以上の高温下でも動作。 


【 概要 】

 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)ダイヤモンド研究センター【センター長 藤森 直治】 山崎 聡 主幹研究員と、独立行政法人 科学技術振興機構【理事長 沖村 憲樹】(以下「JST」という)の戦略的創造研究推進事業(CREST)「高密度励起子状態を利用したダイヤモンド紫外線ナノデバイスの開発」プロジェクト(研究代表者:大串 秀世)の牧野 俊晴 研究員らは共同で、波長250nm(ナノメートル:ナノは10億分の1)以下の深紫外線を放射できるダイヤモンドのダイオードの開発に成功しました。開発したダイオードは、200℃以上の高温動作が可能で、効率もダイヤモンドのような間接遷移型半導体の常識を破る発光の内部量子効率10%以上を達成しました。

 波長が350nm以下の紫外光源は、殺菌・浄水、高密度光記録用光源・蛍光分析等の各種情報センシング、医療・バイオ分野、等への幅広い応用が期待されています。このため小型軽量化が可能な深紫外線LEDの実現が望まれています。しかし、深紫外線を放射するLEDの材料としては、これまで窒化アルミニウム・ガリウム(AlGaN)のような直接遷移型の化合物半導体しか実用にならないと考えられていました。

 ダイヤモンドは、単元素半導体材料であるため構造欠陥が無く、優れた機械的特性、化学的特性、光学特性も兼ね備えており、室温以上でも高密度に存在できるダイヤモンドの励起子を用いることによって、間接遷移半導体ではあっても、室温以上で波長250nmの深紫外線を発光できることが知られています。今回、ダイヤモンドでの励起子の発光機構に関する詳細な研究を基に、この特徴を生かしたデバイス構成によって、高い発光の内部量子効率を持つダイオードの試作に成功し、ダイヤモンド半導体が紫外光源材料となる可能性があることを示すことができました。【図1参照】

 本研究の詳細は2006年8月29日から滋賀県草津市で開催される応用物理学会および2006年9月3日から8日までポルトガルのエストリール市で開催されるダイヤモンドの国際会議(17th European Conference on Diamond and Related Materials, Diamond 2006)で発表されます。

<ダイヤモンドp-i-n接合構造の写真>
<ダイヤモンドp-i-n接合の断面構造> 
 (※ 関連資料を参照してください。)

【 研究の背景 】

 波長が350nm以下の紫外光源は、殺菌・浄水、高密度光記録用光源・蛍光分析等の各種情報センシング、医療・バイオ分野、等への幅広い応用があり、現在は紫外線ランプなどが使われています。しかし、紫外線ランプは高い電圧が必要である上、小型化が難しいなどの問題があります。このため、深紫外線を放射できる半導体LEDの実現が望まれています。深紫外線 LEDの開発は、これまで青色LEDで成功した窒化ガリウム(GaN)系の直接遷移型半導体を中心に進められています。しかしながら、深紫外線領域のLEDにはアルミニウム原子を加えたAlGaN系や窒化アルミニウム(AlN)の化合物半導体を使用しなくてはなりません。これらの半導体材料では化合物・多元系特有な構造欠陥の存在や自ら放射する高いエネルギーを持つ深紫外線による結晶劣化の問題が生じてしまい、実用化には時間がかかると見込まれています。

 一方、ダイヤモンドは室温で5.47eVという大きなバンドギャップを持つ半導体で、物質中最高の熱伝導率を持つ特性をはじめ、物質中最高レベルの硬度を持つ機械的特性、その他優れた化学的特性、光学特性を兼ね備えています。そして、高温下でも励起子によって波長が250nm以下の深紫外線発光が可能であることが知られています。 実際、これまでに独立行政法人物質・材料研究機構によってn型ダイヤモンド半導体の合成の成功とこれを用いたp-n 接合ダイオードによる深紫外線発光特性の報告、あるいは東京ガス株式会社によるダイヤモンドp-n 接合LEDの研究が展開されてきました。

【 研究の経緯 】

 産総研では、ダイヤモンドの優れた物性を生かしたダイヤモンドのデバイスの実現に向けて研究を行っています。この中で、高品質な合成ダイヤモンドを使い、電子ビームを用いるカソードルミネッセンスによる観察で、高強度の235nm波長の紫外線発光の観測に成功しています。
 
 図1は、ダイヤモンド半導体に電子ビームを照射した時の励起子発光強度の変化を示したものです。電子ビームの励起電流(励起プローブ電流)30μAをしきい値として指数関数的に増大し、50μA以上では検出器で測定できないほどの強い発光が観測されます。この現象は室温でも高密度な励起子が存在できる特長に由来しています。この現象を利用すれば、原理的には間接遷移型であるダイヤモンド半導体であっても、直接遷移型半導体による発光デバイスと等価の発光効率を得られることが期待できます。

 産総研は、この現象を利用するための基盤技術の研究を行ってきました。とくに困難とされていた(001)面をもつリンドープによるn型ダイヤモンドを世界に先駆けて成功し、これを用いたp-n接合ダイオードで紫外線発光の動作確認に成功しています。高効率のLEDには、平坦な表面が得られやすく電気的特性が良い(001)面の結晶面をもつダイヤモンドで製作する必要がありますが、それまで(001)面のn型ダイヤモンド半導体の合成は困難でした。この壁を越えたことが今回の高効率な発光を得ることに結び着きました。

 本研究は産総研の内部資金及びJSTの戦略的創造研究推進事業(CRESTタイプ)の「新しい物理的現象や動作原理に基づくナノデバイスの創製領域」/「高密度励起子状態を利用したダイヤモンド紫外線ナノデバイスの開発」(平成13~18年度)によって推進されました。

<図1> CVDダイヤモンドでの励起子発光強度とスペクトルの励起プローブ電流依存性。 
 (※ 関連資料を参照してください。)

【 研究の内容 】

●ダイヤモンド励起子ダイオードの構成

 図2は、報告されている従来型のp-n接合ダイヤモンド半導体ダイオードの断面図です。一方、図3は、今回開発したp-i-n接合ダイヤモンド半導体ダイオードの断面図です。ダイオードの面積はともに50nm×50nm 前後です。今回のダイオードの構造がp-n接合タイプと異なるところはn型ダイヤモンド半導体とp型ダイヤモンド半導体の間に純粋ダイヤモンド活性層(i型ダイヤモンド半導体層)を挿入したことと、従来型ではホウ素(B)を高濃度に添加した低抵抗ダイヤモンドを高温高圧合成法で合成した基板を使用していますが、今回は窒素を添加した市販の高抵抗ダイヤモンド基板上にホウ素を高濃度に添加したp+型ダイヤモンド半導体層をマイクロ波プラズマCVD法で合成して、ダイオードの動作部分の構造はすべてこのマイクロ波プラズマCVD法によるダイヤモンド薄膜で作製した点です。

<図2> 従来のp-n接合LEDの構造   
<図3> 今回試作したp-i-n接合LEDの構造 
 (※ 関連資料を参照してください。)

●発光特性

 ダイヤモンド半導体を素子化するプロセス技術は、これまで困難とされていましたが、今回、マイクロ波プラズマCVD法を用いる合成技術を中心にデバイス化技術の課題を1つ1つ解決することにより、ほぼデバイス設計通りのダイオードを試作することに成功しました。今回ダイヤモンドの励起子が高密度に保たれる性質を考えて、i型ダイヤモンド半導体層をその励起子の集積場所になるようにしたことにより、図4で示すように、これまでのp-n接合LEDに比べ、今回のp-i-n 接合ダイオードの発光特性では、紫外線以外の波長400nm付近をピークとした欠陥等に起因したブロードな発光を励起子発光のピーク強度と比較して大幅に(10分の1以下)に抑制されました。

<図4> エキシマレーザアニーリング装置の外観 
     (a)p-n接合LED: 観測条件44V-56mA,  
     (b)今回のp-i-n 接合LED: 観測条件30V-79mA  
 (※ 関連資料を参照してください。)

 ここで、図4(b)の観測条件である印加電圧30V電流79mAは通常の可視光を放射するダイオードの動作電圧や電流と比較しかなり大きな値になっています。これは今回のp-i-n接合ダイオードの特性の最適化が十分でないため、ダイオードそのものの抵抗がまだ大きいことが主な理由ですが、放射する光のエネルギーが5eV以上(光の波長が250nm以下)と通常のLEDよりかなり大きいために大きな外部電力が必要になることにも関係しています。図4(b)の場合、ダイオードには2.4ワットの電力を外部から与えていますので、ダイオードの温度は室温より上昇しています。発光スペクトルの波形解析やダイオードの発熱のデータから少なくとも200℃以上の高温になっているのが確認されました。この高温にもかかわらず、図のような理想に近い発光特性が観測されるのはダイヤモンドの優れた物性によります。

 図4の結果からは、今回のp-i-n接合ダイオードの内部量子効率が、従来発表されているダイヤモンドp-n接合ダイオードの発光特性と比較して、少なくとも10倍以上改善されていることを示しています。 さらに、詳しい解析から内部量子効率が10%以上であることがわかりました。

【 成果の意義と波及効果 】

 LEDの発光効率は、内部量子効率と取り出し効率、電圧効率の積で見積もられます。今回の研究では、取り出し効率と電圧効率については深紫外線という特殊な光のため正確な測定を実施しておりません。そのためLEDの効率を議論する時よく使われる外部量子効率(内部量子効率と取り出し効率の積で定義)については正確な数値を言及できません。今回の結果は、まだ初期の段階のダイオードの発光特性であり、取り出し効率(今回1%程度と予想)や電圧効率(図4(b)の場合では15%程度)は今後材料プロセスやデバイス化プロセスの改良によって大きく改善できると考えられます。

 今回の成果の重要な点は材料の物性で決まる内部量子効率が10%以上となった点です。この値は、間接遷移型の常識を破る値です。励起子発光を用いることにより、直接遷移型半導体に近づくような高効率が得られることを実証したことになりました。さらに、今回の成功は、現在のエレクトロニクスの基盤材料として知られている同じ単元素で間接遷移型のシリコン半導体でダイオードからの発光が確認できたとした場合と同様の意味を持ちます。ダイヤモンドは種々の特性でシリコンを凌駕する半導体材料であり、今回の発光のためのダイオードを組み合わせたことによって、シリコンでは実現できていない1つの材料で両方の機能をもつ夢のデバイスのダイヤモンドによる実現の可能性が見えてきました。

 また、今回のダイヤモンドダイオードは200℃以上の高温でも動作可能なので、高温環境の中で深紫外線を自由に放射させることができることになります。このダイオードからの発光を殺菌・浄水、高密度光記録用光源・蛍光分析等の各種情報センシング、医療・バイオ分野に適用すること考えると、その機能は紫外線の効果だけでなく、高温での動作という因子により有効性が大きくなります。たとえば、殺菌には高温処理も有効ですが、ダイヤモンドダイオードの発光を用いれば、この高温下で紫外線による殺菌作用ができることになり、殺菌プロセスを簡素化することが可能です。

【 今後の課題と予定 】

 今回試作したダイオードを紫外線LEDとして実用化するためには、紫外光の取り出し効率の改善、電圧効率の改善が必要で、材料プロセス技術、デバイス化プロセス技術などの技術課題を解決しなくてはなりません。現在、半導体材料としてのダイヤモンドの研究は大きく進展していますが、半導体としての本格的研究が開始したばかりですので、研究人口も少なく他の半導体と比較してまだ遅れているのが実情です。 

 しかし、逆の見方をしますと、わずかな研究期間と少人数でここまでの成果が得られたことは、ダイヤモンドのもつ半導体材料としての物性が如何に優れているかを示しているとも言えます。上記の技術課題を解決することにより、比較的早い時期にダイヤモンドによる深紫外線LEDが実用化されるものと期待できます。

 今後はこの発光機構のさらなる解明と、高効率な実用デバイスの実現に向けて、プロセスや構造を検討し、早期にLEDとしての可能性を明確にする予定です。また、ダイヤモンドの励起子発光は様々な新しい物理現象を付随している可能性があり、これらの研究を通じて新たな応用へ向けた発展も期待できます。ダイヤモンドを広くエレクトロニクスへ応用を進める研究の一環として今後も取り組んでいきます。

【 用語の説明 】

◆深紫外線
 紫外線の中でも波長が短く、エネルギーが強い200nmから350nm付近の光を深い紫外線といいます。

◆間接遷移型半導体
 発光は半導体中の電子と正孔が結合して起こりますが、間接遷移形半導体では、半導体結晶中の自由な電子と正孔が、お互いに別な結晶の対称点に存在するため、電子と正孔が再結合するのに格子の熱振動のエネルギーが必要になります。このため電子と正孔が光を放射して直接再結合することがほとんどなく、発光デバイスには不向きとみなされています。単元素の半導体であるシリコンやゲルマニウムおよびダイヤモンドがこの型の半導体である。

◆内部量子効率
 LEDに電流を流すことによって発生する電子と正孔の対は、光を放射して再結合するか、結晶中に存在する欠陥を介在して光を放射しないかあるいは別な波長もつ光を放射して再結合します。 内部量子効率はこの電流によって発生する電子と正孔の対がどれだけ、目的の波長をもった光を放射して再結合するかの割合を示します。したがって、この値は、結晶中の欠陥の濃度や発光機構などの材料の物性によって決まり、100%が理想的な値となります。実用レベルでのLEDでは、10%以上の内部量子効率が要求されます。

◆励起子
 エキシトンとも呼ばれます。半導体結晶中にある電子と正孔対がクーロン力で弱く結合して一つの結合体として結晶中を動く中性の電子・正孔対の状態をいいます。 励起子は結晶の本来の性質として存在するもので、結晶が欠陥や不純物原子ない高品質であればあるほど結晶内に多く存在できますが、結晶の温度が高いと励起子状態より、通常の自由な電子と正孔になってしまいます。そのため従来の半導体では励起子は低温で低密度しか存在しなく、室温下では励起子状態は考慮されていませんでした。しかし、ダイヤモンド等のバンドギャップが大きい半導体では高温でも励起子のほうが自由電子・正孔対より安定で高密度状態がとれます。

◆直接遷移型半導体
 直接遷移型半導体とは、結晶の同じ対称点で自由電子・正孔対が直接再結合できる半導体をいいます。電子と正孔が効率よく結合するため発光効率が非常に高く、発光デバイスに向いている。現在一般的なLEDやレーザダイオードはこの直接遷移型半導体で作られます。

◆バンドギャップ
 半導体中に存在する電子と正孔のエネルギーの最も少ないエネルギーに対応しています。 どの半導体も、固有のバンドギャップを持っています。ダイヤモンドのバンドギャップは約5.5eVで半導体のなかでは大きな値を有しています。

◆カソードルミネッセンス
 材料に電子ビームを照射すると蛍光(ルミネッセンス)が観測され、これをカソードルミネッセンスという。通常のルミネッセンスの強度は、照射する電子ビームの電流値(励起プローブ電流)に比例することが期待されます。

◆励起プローブ電流
 材料に電子ビームを照射すると蛍光(ルミネッセンス)が観測され、これをカソードルルミネッセンスといいます。励起プローブ電流とはこのカソードルミネッセンスを観測するときの電子ビームの電流に対応し、通常のルミネッセンスの強度はこの電流値に比例することが期待されます。

◆しきい値
 ある物理量が別な物理量に依存して変化するとき、その物理量のある値からを越えると急激に変化するときの値をしきい値と呼びます。

◆リンドープ
 半導体を合成するとき、不純物を少量混混ぜることをドーピングといい、リン原子を混ぜることをリンドープといいます。

◆n型ダイヤモンド半導体、p型ダイヤモンド半導体、i型ダイヤモンド半導体
 n型ダイヤモンド半導体とは、リン原子などのマイナスの電荷である電子を作り出す不純物原子をダイヤモンド半導体に少量混ぜることにより得られる。また、逆にホウ素原子などをダイヤモンド半導体に混ぜるとプラスの電荷である正孔が発生し、p型ダイヤモンド半導体が得られる。i型ダイヤモンド半導体は不純物原子を混ぜずに合成したダイヤモンド半導体で、真性(intrinsic)という意味でi型と呼んでいます。

◆高温高圧合成法
 天然ダイヤモンドは、地中の非常に深い場所で形成され、地球の造山活動で地上近くまで出てきたものが採掘されている。産業用に使用されるダイヤモンドは人工的に安価に大量生産されたもので、人工合成ダイヤモンドと呼ばれる。合成法には2種類あり、高圧(約5万気圧)と高温(約1,500℃)で作る高温高圧合成法と、低圧(約0.03気圧)のメタンと水素から成る原料ガスをプラズマ中で反応させ、約900℃の基板上に堆積させる気相合成(CVD)法があります。

◆マイクロ波プラズマCVD法
 気相合成((CVD)法のひとつで、2.5 GHzのマイクロ波でメタンなどの気体をプラズマ状態にし、基板にダイヤモンドを堆積させる方法。気相中の化学反応により薄膜を型成する技術です。

◆取り出し効率、電圧効率
 LEDは電流を流すことにより電気エネルギーが光エネルギーに変換され、最終的に外部に取り出されて利用します。このとき、発生した光エネルギーのうちで外部に取り出される光エネルギーの割合を取り出し効率と言います。また、発生する光子のエネルギーに対する1電子あたりの動作電圧の割合を電圧効率と言います。さらに、最初に注入された電気エネルギーのうちで外部に取り出される光エネルギーの割合を外部量子効率と言います。外部量子効率は先に説明した内部量子効率と取り出し効率の積になります。

【 問い合わせ 】

 独立行政法人 産業技術総合研究所 広報部
 広報業務室 〒305-8568 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第2
 つくば本部・情報技術共同研究棟8F
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2007'02.15.Thu

産総研、ダイヤモンド半導体で高効率の紫外線発光を実現

■ダイヤモンド半導体で高効率の紫外線発光に成功

-間接遷移型半導体の常識を破る高効率発光を実現-

●ポイント
・間接遷移形半導体であるダイヤモンド半導体pnダイオードを用い、高効率の紫外線発光を実現。 
・250nm以下の極短波長紫外線発光を、200℃以上の高温下でも動作。 


【 概要 】

 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)ダイヤモンド研究センター【センター長 藤森 直治】 山崎 聡 主幹研究員と、独立行政法人 科学技術振興機構【理事長 沖村 憲樹】(以下「JST」という)の戦略的創造研究推進事業(CREST)「高密度励起子状態を利用したダイヤモンド紫外線ナノデバイスの開発」プロジェクト(研究代表者:大串 秀世)の牧野 俊晴 研究員らは共同で、波長250nm(ナノメートル:ナノは10億分の1)以下の深紫外線を放射できるダイヤモンドのダイオードの開発に成功しました。開発したダイオードは、200℃以上の高温動作が可能で、効率もダイヤモンドのような間接遷移型半導体の常識を破る発光の内部量子効率10%以上を達成しました。

 波長が350nm以下の紫外光源は、殺菌・浄水、高密度光記録用光源・蛍光分析等の各種情報センシング、医療・バイオ分野、等への幅広い応用が期待されています。このため小型軽量化が可能な深紫外線LEDの実現が望まれています。しかし、深紫外線を放射するLEDの材料としては、これまで窒化アルミニウム・ガリウム(AlGaN)のような直接遷移型の化合物半導体しか実用にならないと考えられていました。

 ダイヤモンドは、単元素半導体材料であるため構造欠陥が無く、優れた機械的特性、化学的特性、光学特性も兼ね備えており、室温以上でも高密度に存在できるダイヤモンドの励起子を用いることによって、間接遷移半導体ではあっても、室温以上で波長250nmの深紫外線を発光できることが知られています。今回、ダイヤモンドでの励起子の発光機構に関する詳細な研究を基に、この特徴を生かしたデバイス構成によって、高い発光の内部量子効率を持つダイオードの試作に成功し、ダイヤモンド半導体が紫外光源材料となる可能性があることを示すことができました。【図1参照】

 本研究の詳細は2006年8月29日から滋賀県草津市で開催される応用物理学会および2006年9月3日から8日までポルトガルのエストリール市で開催されるダイヤモンドの国際会議(17th European Conference on Diamond and Related Materials, Diamond 2006)で発表されます。

<ダイヤモンドp-i-n接合構造の写真>
<ダイヤモンドp-i-n接合の断面構造> 
 (※ 関連資料を参照してください。)

【 研究の背景 】

 波長が350nm以下の紫外光源は、殺菌・浄水、高密度光記録用光源・蛍光分析等の各種情報センシング、医療・バイオ分野、等への幅広い応用があり、現在は紫外線ランプなどが使われています。しかし、紫外線ランプは高い電圧が必要である上、小型化が難しいなどの問題があります。このため、深紫外線を放射できる半導体LEDの実現が望まれています。深紫外線 LEDの開発は、これまで青色LEDで成功した窒化ガリウム(GaN)系の直接遷移型半導体を中心に進められています。しかしながら、深紫外線領域のLEDにはアルミニウム原子を加えたAlGaN系や窒化アルミニウム(AlN)の化合物半導体を使用しなくてはなりません。これらの半導体材料では化合物・多元系特有な構造欠陥の存在や自ら放射する高いエネルギーを持つ深紫外線による結晶劣化の問題が生じてしまい、実用化には時間がかかると見込まれています。

 一方、ダイヤモンドは室温で5.47eVという大きなバンドギャップを持つ半導体で、物質中最高の熱伝導率を持つ特性をはじめ、物質中最高レベルの硬度を持つ機械的特性、その他優れた化学的特性、光学特性を兼ね備えています。そして、高温下でも励起子によって波長が250nm以下の深紫外線発光が可能であることが知られています。 実際、これまでに独立行政法人物質・材料研究機構によってn型ダイヤモンド半導体の合成の成功とこれを用いたp-n 接合ダイオードによる深紫外線発光特性の報告、あるいは東京ガス株式会社によるダイヤモンドp-n 接合LEDの研究が展開されてきました。

【 研究の経緯 】

 産総研では、ダイヤモンドの優れた物性を生かしたダイヤモンドのデバイスの実現に向けて研究を行っています。この中で、高品質な合成ダイヤモンドを使い、電子ビームを用いるカソードルミネッセンスによる観察で、高強度の235nm波長の紫外線発光の観測に成功しています。
 
 図1は、ダイヤモンド半導体に電子ビームを照射した時の励起子発光強度の変化を示したものです。電子ビームの励起電流(励起プローブ電流)30μAをしきい値として指数関数的に増大し、50μA以上では検出器で測定できないほどの強い発光が観測されます。この現象は室温でも高密度な励起子が存在できる特長に由来しています。この現象を利用すれば、原理的には間接遷移型であるダイヤモンド半導体であっても、直接遷移型半導体による発光デバイスと等価の発光効率を得られることが期待できます。

 産総研は、この現象を利用するための基盤技術の研究を行ってきました。とくに困難とされていた(001)面をもつリンドープによるn型ダイヤモンドを世界に先駆けて成功し、これを用いたp-n接合ダイオードで紫外線発光の動作確認に成功しています。高効率のLEDには、平坦な表面が得られやすく電気的特性が良い(001)面の結晶面をもつダイヤモンドで製作する必要がありますが、それまで(001)面のn型ダイヤモンド半導体の合成は困難でした。この壁を越えたことが今回の高効率な発光を得ることに結び着きました。

 本研究は産総研の内部資金及びJSTの戦略的創造研究推進事業(CRESTタイプ)の「新しい物理的現象や動作原理に基づくナノデバイスの創製領域」/「高密度励起子状態を利用したダイヤモンド紫外線ナノデバイスの開発」(平成13~18年度)によって推進されました。

<図1> CVDダイヤモンドでの励起子発光強度とスペクトルの励起プローブ電流依存性。 
 (※ 関連資料を参照してください。)

【 研究の内容 】

●ダイヤモンド励起子ダイオードの構成

 図2は、報告されている従来型のp-n接合ダイヤモンド半導体ダイオードの断面図です。一方、図3は、今回開発したp-i-n接合ダイヤモンド半導体ダイオードの断面図です。ダイオードの面積はともに50nm×50nm 前後です。今回のダイオードの構造がp-n接合タイプと異なるところはn型ダイヤモンド半導体とp型ダイヤモンド半導体の間に純粋ダイヤモンド活性層(i型ダイヤモンド半導体層)を挿入したことと、従来型ではホウ素(B)を高濃度に添加した低抵抗ダイヤモンドを高温高圧合成法で合成した基板を使用していますが、今回は窒素を添加した市販の高抵抗ダイヤモンド基板上にホウ素を高濃度に添加したp+型ダイヤモンド半導体層をマイクロ波プラズマCVD法で合成して、ダイオードの動作部分の構造はすべてこのマイクロ波プラズマCVD法によるダイヤモンド薄膜で作製した点です。

<図2> 従来のp-n接合LEDの構造   
<図3> 今回試作したp-i-n接合LEDの構造 
 (※ 関連資料を参照してください。)

●発光特性

 ダイヤモンド半導体を素子化するプロセス技術は、これまで困難とされていましたが、今回、マイクロ波プラズマCVD法を用いる合成技術を中心にデバイス化技術の課題を1つ1つ解決することにより、ほぼデバイス設計通りのダイオードを試作することに成功しました。今回ダイヤモンドの励起子が高密度に保たれる性質を考えて、i型ダイヤモンド半導体層をその励起子の集積場所になるようにしたことにより、図4で示すように、これまでのp-n接合LEDに比べ、今回のp-i-n 接合ダイオードの発光特性では、紫外線以外の波長400nm付近をピークとした欠陥等に起因したブロードな発光を励起子発光のピーク強度と比較して大幅に(10分の1以下)に抑制されました。

<図4> エキシマレーザアニーリング装置の外観 
     (a)p-n接合LED: 観測条件44V-56mA,  
     (b)今回のp-i-n 接合LED: 観測条件30V-79mA  
 (※ 関連資料を参照してください。)

 ここで、図4(b)の観測条件である印加電圧30V電流79mAは通常の可視光を放射するダイオードの動作電圧や電流と比較しかなり大きな値になっています。これは今回のp-i-n接合ダイオードの特性の最適化が十分でないため、ダイオードそのものの抵抗がまだ大きいことが主な理由ですが、放射する光のエネルギーが5eV以上(光の波長が250nm以下)と通常のLEDよりかなり大きいために大きな外部電力が必要になることにも関係しています。図4(b)の場合、ダイオードには2.4ワットの電力を外部から与えていますので、ダイオードの温度は室温より上昇しています。発光スペクトルの波形解析やダイオードの発熱のデータから少なくとも200℃以上の高温になっているのが確認されました。この高温にもかかわらず、図のような理想に近い発光特性が観測されるのはダイヤモンドの優れた物性によります。

 図4の結果からは、今回のp-i-n接合ダイオードの内部量子効率が、従来発表されているダイヤモンドp-n接合ダイオードの発光特性と比較して、少なくとも10倍以上改善されていることを示しています。 さらに、詳しい解析から内部量子効率が10%以上であることがわかりました。

【 成果の意義と波及効果 】

 LEDの発光効率は、内部量子効率と取り出し効率、電圧効率の積で見積もられます。今回の研究では、取り出し効率と電圧効率については深紫外線という特殊な光のため正確な測定を実施しておりません。そのためLEDの効率を議論する時よく使われる外部量子効率(内部量子効率と取り出し効率の積で定義)については正確な数値を言及できません。今回の結果は、まだ初期の段階のダイオードの発光特性であり、取り出し効率(今回1%程度と予想)や電圧効率(図4(b)の場合では15%程度)は今後材料プロセスやデバイス化プロセスの改良によって大きく改善できると考えられます。

 今回の成果の重要な点は材料の物性で決まる内部量子効率が10%以上となった点です。この値は、間接遷移型の常識を破る値です。励起子発光を用いることにより、直接遷移型半導体に近づくような高効率が得られることを実証したことになりました。さらに、今回の成功は、現在のエレクトロニクスの基盤材料として知られている同じ単元素で間接遷移型のシリコン半導体でダイオードからの発光が確認できたとした場合と同様の意味を持ちます。ダイヤモンドは種々の特性でシリコンを凌駕する半導体材料であり、今回の発光のためのダイオードを組み合わせたことによって、シリコンでは実現できていない1つの材料で両方の機能をもつ夢のデバイスのダイヤモンドによる実現の可能性が見えてきました。

 また、今回のダイヤモンドダイオードは200℃以上の高温でも動作可能なので、高温環境の中で深紫外線を自由に放射させることができることになります。このダイオードからの発光を殺菌・浄水、高密度光記録用光源・蛍光分析等の各種情報センシング、医療・バイオ分野に適用すること考えると、その機能は紫外線の効果だけでなく、高温での動作という因子により有効性が大きくなります。たとえば、殺菌には高温処理も有効ですが、ダイヤモンドダイオードの発光を用いれば、この高温下で紫外線による殺菌作用ができることになり、殺菌プロセスを簡素化することが可能です。

【 今後の課題と予定 】

 今回試作したダイオードを紫外線LEDとして実用化するためには、紫外光の取り出し効率の改善、電圧効率の改善が必要で、材料プロセス技術、デバイス化プロセス技術などの技術課題を解決しなくてはなりません。現在、半導体材料としてのダイヤモンドの研究は大きく進展していますが、半導体としての本格的研究が開始したばかりですので、研究人口も少なく他の半導体と比較してまだ遅れているのが実情です。 

 しかし、逆の見方をしますと、わずかな研究期間と少人数でここまでの成果が得られたことは、ダイヤモンドのもつ半導体材料としての物性が如何に優れているかを示しているとも言えます。上記の技術課題を解決することにより、比較的早い時期にダイヤモンドによる深紫外線LEDが実用化されるものと期待できます。

 今後はこの発光機構のさらなる解明と、高効率な実用デバイスの実現に向けて、プロセスや構造を検討し、早期にLEDとしての可能性を明確にする予定です。また、ダイヤモンドの励起子発光は様々な新しい物理現象を付随している可能性があり、これらの研究を通じて新たな応用へ向けた発展も期待できます。ダイヤモンドを広くエレクトロニクスへ応用を進める研究の一環として今後も取り組んでいきます。

【 用語の説明 】

◆深紫外線
 紫外線の中でも波長が短く、エネルギーが強い200nmから350nm付近の光を深い紫外線といいます。

◆間接遷移型半導体
 発光は半導体中の電子と正孔が結合して起こりますが、間接遷移形半導体では、半導体結晶中の自由な電子と正孔が、お互いに別な結晶の対称点に存在するため、電子と正孔が再結合するのに格子の熱振動のエネルギーが必要になります。このため電子と正孔が光を放射して直接再結合することがほとんどなく、発光デバイスには不向きとみなされています。単元素の半導体であるシリコンやゲルマニウムおよびダイヤモンドがこの型の半導体である。

◆内部量子効率
 LEDに電流を流すことによって発生する電子と正孔の対は、光を放射して再結合するか、結晶中に存在する欠陥を介在して光を放射しないかあるいは別な波長もつ光を放射して再結合します。 内部量子効率はこの電流によって発生する電子と正孔の対がどれだけ、目的の波長をもった光を放射して再結合するかの割合を示します。したがって、この値は、結晶中の欠陥の濃度や発光機構などの材料の物性によって決まり、100%が理想的な値となります。実用レベルでのLEDでは、10%以上の内部量子効率が要求されます。

◆励起子
 エキシトンとも呼ばれます。半導体結晶中にある電子と正孔対がクーロン力で弱く結合して一つの結合体として結晶中を動く中性の電子・正孔対の状態をいいます。 励起子は結晶の本来の性質として存在するもので、結晶が欠陥や不純物原子ない高品質であればあるほど結晶内に多く存在できますが、結晶の温度が高いと励起子状態より、通常の自由な電子と正孔になってしまいます。そのため従来の半導体では励起子は低温で低密度しか存在しなく、室温下では励起子状態は考慮されていませんでした。しかし、ダイヤモンド等のバンドギャップが大きい半導体では高温でも励起子のほうが自由電子・正孔対より安定で高密度状態がとれます。

◆直接遷移型半導体
 直接遷移型半導体とは、結晶の同じ対称点で自由電子・正孔対が直接再結合できる半導体をいいます。電子と正孔が効率よく結合するため発光効率が非常に高く、発光デバイスに向いている。現在一般的なLEDやレーザダイオードはこの直接遷移型半導体で作られます。

◆バンドギャップ
 半導体中に存在する電子と正孔のエネルギーの最も少ないエネルギーに対応しています。 どの半導体も、固有のバンドギャップを持っています。ダイヤモンドのバンドギャップは約5.5eVで半導体のなかでは大きな値を有しています。

◆カソードルミネッセンス
 材料に電子ビームを照射すると蛍光(ルミネッセンス)が観測され、これをカソードルミネッセンスという。通常のルミネッセンスの強度は、照射する電子ビームの電流値(励起プローブ電流)に比例することが期待されます。

◆励起プローブ電流
 材料に電子ビームを照射すると蛍光(ルミネッセンス)が観測され、これをカソードルルミネッセンスといいます。励起プローブ電流とはこのカソードルミネッセンスを観測するときの電子ビームの電流に対応し、通常のルミネッセンスの強度はこの電流値に比例することが期待されます。

◆しきい値
 ある物理量が別な物理量に依存して変化するとき、その物理量のある値からを越えると急激に変化するときの値をしきい値と呼びます。

◆リンドープ
 半導体を合成するとき、不純物を少量混混ぜることをドーピングといい、リン原子を混ぜることをリンドープといいます。

◆n型ダイヤモンド半導体、p型ダイヤモンド半導体、i型ダイヤモンド半導体
 n型ダイヤモンド半導体とは、リン原子などのマイナスの電荷である電子を作り出す不純物原子をダイヤモンド半導体に少量混ぜることにより得られる。また、逆にホウ素原子などをダイヤモンド半導体に混ぜるとプラスの電荷である正孔が発生し、p型ダイヤモンド半導体が得られる。i型ダイヤモンド半導体は不純物原子を混ぜずに合成したダイヤモンド半導体で、真性(intrinsic)という意味でi型と呼んでいます。

◆高温高圧合成法
 天然ダイヤモンドは、地中の非常に深い場所で形成され、地球の造山活動で地上近くまで出てきたものが採掘されている。産業用に使用されるダイヤモンドは人工的に安価に大量生産されたもので、人工合成ダイヤモンドと呼ばれる。合成法には2種類あり、高圧(約5万気圧)と高温(約1,500℃)で作る高温高圧合成法と、低圧(約0.03気圧)のメタンと水素から成る原料ガスをプラズマ中で反応させ、約900℃の基板上に堆積させる気相合成(CVD)法があります。

◆マイクロ波プラズマCVD法
 気相合成((CVD)法のひとつで、2.5 GHzのマイクロ波でメタンなどの気体をプラズマ状態にし、基板にダイヤモンドを堆積させる方法。気相中の化学反応により薄膜を型成する技術です。

◆取り出し効率、電圧効率
 LEDは電流を流すことにより電気エネルギーが光エネルギーに変換され、最終的に外部に取り出されて利用します。このとき、発生した光エネルギーのうちで外部に取り出される光エネルギーの割合を取り出し効率と言います。また、発生する光子のエネルギーに対する1電子あたりの動作電圧の割合を電圧効率と言います。さらに、最初に注入された電気エネルギーのうちで外部に取り出される光エネルギーの割合を外部量子効率と言います。外部量子効率は先に説明した内部量子効率と取り出し効率の積になります。

【 問い合わせ 】

 独立行政法人 産業技術総合研究所 広報部
 広報業務室 〒305-8568 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第2
 つくば本部・情報技術共同研究棟8F
 電話:029-862-6216 FAX:029-862-6212 Eメール:presec@m.aist.go.jp

2007'02.15.Thu

エレコム、ウェットスーツにも使用されるストレッチ素材のケースを発売

本体をキズや汚れ、衝撃からもやさしくガード!!
ウェットスーツにも使用されるストレッチ素材の新感覚ケース 新発売 


 エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長:葉田順治)は、Apple 第5世代iPodシリーズ、nanoシリーズ、SONY ウォークマン Eシリーズに対応したストレッチケースを9月上旬より発売します。

 AVD-NPCシリーズはウェットスーツにも使用される、しなやかで軽いストレッチ素材のケースです。クッション性がありますので、キズや汚れだけでなく外部の衝撃からも本体を守ります。

 AVD-NPCA5Gシリーズは第5世代iPodに、AVD-NPCANNシリーズはiPod nanoに対応したストレッチケースです。ケースを装着したままで、液晶の確認、プレーヤーの操作、コネクタケーブルのつけはずしが可能です。

 AVD-NPCSE005シリーズは、SONY ウォークマン NW-E005・003・002シリーズに対応したストレッチケースです。ケースを装着したままで、本体の操作やUSBコネクタの使用が可能です。ケースは全体をカバーしますので、USBコネクタカバーの紛失の心配もありません。

 iPod用ケースは、本体イメージにあわせた白・黒の2色をご用意しました。また、SONYウォークマンEシリーズ用ケースは、本体色に合わせた5色で展開します。素材の持つしっとりとした手触りや、落ち着いた色合いをお楽しみください。



本体にぴったりフィットしてキズや汚れを防ぐ
すぐれたクッション性で衝撃も緩和するストレッチケース


■第5世代iPod(30G・60G)対応
 ストレッチケース"AVD-NPCA5Gシリーズ"各¥1,260(税込)  本体価格¥1,200  

[仕様] 
ケース外寸:幅78.0mm×奥行き3.8mm×高さ115.0mm 
参考収容寸法 幅61.8mm×奥行き14.0mm×高さ103.5mm
質量:11.4g
材質:ナイロンジャージ+合成ゴム 
対応機種:第5世代iPod(30G・60G) 

■iPod nano対応
 ストレッチケース"AVD-NPCANNシリーズ"各¥1,260(税込) 本体価格¥1,200

[仕様] 
ケース外寸:幅53.0mm×奥行き3.8mm×高さ100.0mm 
参考収容寸法 幅40.0mm×奥行き6.9mm×高さ90.0mm
質量:5.8g
材質:ナイロンジャージ+合成ゴム 
対応機種:iPod nano  

● Apple 第5世代iPod(30G・60G) iPod nanoに対応。 
● ウェットスーツにも使用される丈夫で軽量な素材を使用。 
● 機器本体にぴったりフィットしてキズや汚れからガード。 
● 優れたクッション性で外部からの衝撃を緩和。 
● 装着したままで液晶の確認、プレーヤー操作、コネクタの接続が可能。 


■SONYウォークマン NW-E005・003・002シリーズ対応
 ストレッチケース"AVD-NPCSE005シリーズ"各¥1,260(税込)  本体価格¥1,200

[仕様] 
ケース外寸:幅39.0mm×奥行き3.8mm×高さ88.7mm
参考収容寸法:幅24.8mm×奥行き13.6mm×高さ79.0mm
質量:3.8g
材質:ナイロンジャージ+合成ゴム 
対応機種:SONY NW-E005・003・002  

● SONYウォークマン NW-E005・003・002シリーズに対応。 
● ウェットスーツにも使用される丈夫で軽量な素材を使用。 
● 機器本体にぴったりフィットしてキズや汚れからガード。 
● 優れたクッション性で外部からの衝撃を緩和。 
● 装着したままで液晶の確認、プレーヤー操作、コネクタの接続が可能。 



※本リリースに記載されている商品名・社名等は、一般に各社の商標並びに登録商標です。
※このリリースに記載の内容は、発表当時の情報です。 予告なく変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。 
※プレス用にエレコム製品の画像をご希望の方は、画像データベースシステムをご利用ください。


 ※製品詳細は添付資料参照 

2007'02.15.Thu

三菱電機、全熱交換形換気機器「設備用ロスナイ 床置形」16機種を発売

基本性能向上、施工性改善、省スペース設置を実現

三菱全熱交換形換気機器「設備用ロスナイ 床置形」新発売のお知らせ


 三菱電機株式会社(執行役社長:下村節宏)は、ビル・ホール等の大空間の快適・省エネ換気を実現する全熱交換形換気機器「設備用ロスナイ 床置形」の新商品16機種を12月1日から発売します。
 新商品は、熱交換率や省電力などの基本性能を向上させるとともに、設計・施工性、省スペースを追求し、建物のリニューアルにも対応しやすくしました。


【 発売の概要 】
 (※ 添付資料を参照してください。)

【 発売の狙い 】
 ビル、ホール、店舗などの大空間では、室内空気環境の整備・改善はもとより、建物内の省エネ対策、とりわけ空調費用の削減が大きな課題となっています。また建物内スペースの有効活用のために設備機器の設置・メンテナンススペースの削減や搬入・施工性の改善も求められています。
 当社は今回、こうした市場のご要望にお応えするため、大空間での省エネ換気に対応する「設備用ロスナイ床置形」において「さらなる基本性能向上」と、建物のリニューアル時の設置にも対応しやすい「搬入・施工性改善」「省スペース設置」を実現した新商品を発売いたします。

【 新商品の特長 】
1.三菱独自の「ハイパーエレメント」搭載で熱交換効率が65%以上に
 高効率な全熱※1交換器「ハイパーエレメント※2」の搭載により、熱交換効率を当社従来品比で最大約9.6%改善し、全機種で65%以上を達成しました。
 また、風路構造の見直しによる圧力損失低減と、専用モーターの採用により、大半の機種で消費電力を削減しました。配管長の目安となる機外静圧※3も最大で115Pa(LF-200X-60)増加するなど、基本性能が向上しました。
※1:物質の温度変化に従って出入りする熱を「顕熱(=温度)」といい、物質の状態変化(蒸発、凝縮など)に従って出入りする熱を「潜熱(=湿度)」という。その両方の熱を総称したものが「全熱(エンタルピ)」
※2:2006年8月29日現在、全熱交換素子に使用される高透湿素材としては世界最薄となる25μm超薄膜無孔系紙を用いて新開発した、業界No.1のエンタルピ効率を保有する当社全熱交換器の名称。
※3:ゴム風船のように、空気が静止した状態で周囲を押す力のこと。圧力が高いほど風は遠くまで飛ばせる。

2.6人乗りエレベーターでの搬入が可能になり施工性が改善(LF-150X、200X)
 従来、搬入時の分割は上下2分割まででしたが、新商品では「給気ファン部」「排気ファン部」「エレメント部」「ダンパー部」の4分割を可能にし、6人乗りエレベーターに搭載可能なサイズ※4にしました。リニューアル工事でも搬入が容易です。
※4:JIS A4301「エレベーターのかご及び昇降路の寸法」を参考。寸法:850×1400×2300mm(奥行×幅×高さ)

3.本体設置スペースを削減し、メンテナンス性も改善(LF-150~500X)
 従来、ダクトの接続位置は本体の上部と側面に分かれていましたが、すべて上部に統一することで、設置やメンテナンス用のスペースを当社従来品比で最大30%※5削減し、占有スペースを縮小しました。また、メンテナンスカバーを従来のネジ式から止め金具方式に変更するとともに、送風ファン部を左右最下段に配置し、前面スライド取り出し可能とするなど、メンテナンス性も改善しました。
※5:LF-200Xの場合(当社従来品LB-200X3との比較)

(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)


●お客様からのお問い合わせ先/資料請求先 
 三菱電機株式会社 中津川製作所 営業部 市場技術課
 〒508-8666 岐阜県中津川市駒場町1番3号
 TEL:0573-66-8295 FAX:0573-66-5659

2007'02.15.Thu

クラレ、機内誌「JALSHOP」通販で女性用バッブ「美み軽がるバッグ<サブリナ>」を発売

JALグループ機内誌「JALSHOP」通信販売に「美み軽がるバッグ<サブリナ>」が登場
~「JALSHOP」のベストセラー「美脚パンプス」に続く新企画~


 株式会社クラレの高級人工皮革<パーカッシオ>を使用した女性用バッグ「美み軽がるバッグ<サブリナ>」(30,450円税込み)が、株式会社JALUXが展開するJALグループ機内誌「JALSHOP」通信販売に2006年9/10月号から登場します。同カタログで「美み軽がるバッグ<サブリナ>」の紹介をするのは世界的なヴァイオリニストの千住真理子氏です。
 「JALSHOP」は、JAL機内シートポケットに設置され、毎号約120万部発行されています。

 「美み軽がるバッグ<サブリナ>」は、人工皮革のトップメーカーであるクラレの高級人工皮革<パーカッシオ>を使用しています。<パーカッシオ>は、天然皮革の仕上げ手法を人工皮革に適用したもので、天然皮革の感性・質感と人工皮革の軽量性・イージーケア性を併せ持っています。
 日常的な使用だけでなく、旅先やビジネスシーンなど広く使えるように、A4サイズの書類や500mlボトルも収まるようにゆったりとした造りになっています。ポケットも、ファスナーポケット、マグネットポケット、オープンポケット、携帯用ポケットなどを備え機能的なデザインとなっています。

 「JALSHOP」では、カルツェリア・ホソノとクラレのコラボレーションによって生まれた「美脚パンプス」を2004年6月から展開していますが、ベストセラー商品として不動の人気を誇っています。クラレの人工皮革<パーカッシオ>を、カルツェリア・ホソノが高いファッション性を保ちつつ、安定感があって疲れにくく、無理なく履ける靴に仕立て上げることで人気です。

採用誌:JALグループの機内誌「JALSHOP」通信販売
発行号:2006年9/10月号(発行部数:約120万部)


「美み軽がるバッグ<サブリナ>」の仕様
素材    表地:人工皮革<パーカッシオ>
       裏地:レーヨン
       金具:ダイキャスト
サイズ   横38cm×奥行11cm×高さ23cm
色      黒
価格    29,000円(税込み:本体価格30,450円) 日本製

<パーカッシオ>の特長
・天然皮革並みの高感性(触感・折れシボ表現:折った時の皺の入り方)
・高い表面物性(屈曲性・摩耗強度)
・透湿性・通気性を持つ
・軽量性(天然皮革の約7割)
・イージーケアー性


以上



株式会社クラレの概要

社長     和久井康明
本社     東京都千代田区大手町1-1-3 TEL 03-6701-1000(代表)
資本金    890億円(06年3月末)
事業内容  合成樹脂・化学品・合成繊維などの製造販売


株式会社  JALUXの概要

社長     岡崎俊城
本社     東京都品川区東品川2-4-11 TEL 03-5460-7220(広報宣伝部)
資本金    25億5855万円(06年3月末)
事業内容  航空関連事業、生活関連事業、顧客サービス事業

2007'02.15.Thu

富士通、15.4型ワイド液晶搭載のスタイリッシュ・スリムノートPC「NFシリーズ」など発売

「FMV-BIBLOシリーズ」のラインナップを一新

~15.4型ワイド液晶を搭載したスタイリッシュ・スリムノート「NFシリーズ」を新発売~


 当社は、オールインワンノートPC「FMV-BIBLOシリーズ」のラインナップを一新します。

 15.4型ワイド「スーパーファイン液晶」を搭載したスタイリッシュ・スリムノート「NFシリーズ」や、「ワンセグ」チューナーを内蔵したモバイルタブレットPC「LOOX Pシリーズ」など、全5シリーズ15機種の販売活動を8月29日から開始します。
新発売の「NFシリーズ」(*イメージ画像1参照)

 当社は、15.4型ワイド「スーパーファイン液晶」を搭載したスタイリッシュ・スリムノート「NFシリーズ」を新規に提供します。本体カラーにヴィーナス・ホワイトを採用したスリムなボディーは、さまざまな空間や部屋のインテリアに調和します。また、従来の15型液晶(1,024 x 768ドット)に比べ表示領域が約30%広い、15.4型ワイド「スーパーファイン液晶」(1,280 x 800ドット)を搭載しています。広い表示領域で、複数ソフトウェアの利用時も快適な操作性を実現しています。

ワンセグ放送対応の「LOOX Pシリーズ」(*イメージ画像2参照)

 モバイルタブレットPC「LOOX Pシリーズ」は、デザインを一新します。黒を基調とした約997gの軽量ボディーに、屋外でも見やすい半透過型の8.9型ワイド「モバイルファイン液晶」(1,280 x 768ドット)を搭載しています。また、「ワンセグ」チューナーを内蔵し、話題の「ワンセグ」放送の視聴・録画に対応(注1)しています。外出先や移動中でもデジタル放送をクリアな映像と音声で楽しめます。さらに、プリンタや携帯電話などの機器とワイヤレスで手軽に通信できる「BluetoothRワイヤレステクノロジー」を搭載するなど、モバイル利用時の使い勝手を追求しています。


 なお、今回の新製品は「Windows Vista(TM) Capable PC」です。次世代のWindowsOSである「Windows Vista(TM)」へスムーズに移行できます。

※本製品の特長など詳細は添付資料参照


<お客様お問い合わせ先>
購入相談窓口
電話:0120-719-242(フリーダイヤル)
[受付時間:平日午前9時~午後9時、土・日・祝日午前9時~午後5時]
 携帯電話、PHSなどフリーダイヤルをご利用できないお客様は、こちらの番号におかけください。03-5767-3790(通話料金お客様負担)


(※ 新製品一覧あり)





2007'02.15.Thu

富士通、デジタル放送を楽しむ機能を強化したデスクトップPC「FMV-DESKPOWERシリーズ」」を発売

「FMV-DESKPOWERシリーズ」のラインナップを一新

~NHKと共同開発した新技術を追加するなど、デジタル放送を楽しむ機能が満載~


 当社は、オールインワンデスクトップPC「FMV-DESKPOWERシリーズ」のラインナップを一新します。日本放送協会(本社:東京都渋谷区、会長:橋本元一、以下、NHK)と共同開発した「いつもの番組(TM)」機能を搭載するなど、デジタル放送を快適に楽しむ機能を強化します。デジタル放送の視聴に最適な液晶一体型PC「LXシリーズ」と、基本性能と使い勝手を充実した分離型PC「CEシリーズ」の2シリーズ12機種の販売活動を8月29日から開始します。 

 当社は、デジタル放送を快適に楽しんでいただくために、よく見る番組を見逃さないようお手伝いする「いつもの番組」機能をNHKと共同開発し、デジタル放送対応モデル全機種(注1)に搭載します。パソコンならではの処理能力の高さを活かし、お客様の視聴履歴データをもとに視聴傾向を分析して、よく見る番組の開始を事前にお知らせするとともに、その放送開始時刻に自動でチャンネルを切り替える機能です。これにより、よく見ている番組をうっかり見逃してしまうことなく楽しむことができます。

 また、デジタル放送ならではの多彩な番組を視聴したいというお客様のニーズにお応えし、液晶一体型PC「LXシリーズ」と分離型PC「CEシリーズ」では、地上デジタル放送に加えて、BSデジタル放送・110度CSデジタル放送に対応したモデルを拡充します。なお、今回よりインターネットやメールをしながらデジタル放送を視聴することができる「ウィンドウ表示」にも対応しています。

 さらに、インターネット上のデジタルコンテンツを手軽に楽しんでいただくために、リモコン操作でインターネットを楽しめる「リモコンでインターネット」を搭載します。@nifty 「コンテンツナビ」や完全無料パソコンテレビ「GyaO」などの話題のネット映像やお気に入りのホームページなどを、リモコンでスムーズに操作できます。

 なお、今回の新製品は「Windows Vista(TM) Capable PC」です。次世代OSである「Windows Vista(TM)」へスムーズに移行できます。 


【 本製品の特長 】
1.デジタル放送を思う存分楽しむための多彩な機能を搭載 
●デジタル放送の多チャンネル化が進む中、使いやすいテレビインターフェースを目指して、NHKと共同で開発した「いつもの番組」機能を、デジタル放送対応モデル全機種に搭載しています。デジタル放送視聴ソフト「DigitalTVbox」の新機能として、視聴履歴(曜日・時間帯・チャンネル)を蓄積し、その視聴傾向を分析することで、よく見る放送番組の開始を1分前に画面上でお知らせするとともに、お客様の選択でチャンネルを自動で切り替えます。 

●デジタル放送視聴ソフト「DigitalTVbox」で、マウス操作でウィンドウの大きさや配置を自由に変更できる「ウィンドウ表示」に対応します。インターネットやメールをしながらデジタル放送を楽しむことができます。 

●ハードディスクに録画したデジタル放送のハイビジョン映像をSD解像度にダウンコンバートして、CPRM対応のDVD-RAMへ移動(ムーブ)することができます。さらに、ハードディスクに録画したハイビジョン映像を残したまま、ダウンコンバートしてDVDに保存ができる「ダビング機能」にも対応しています。 

●デジタル放送などのワイド画面のコンテンツを、上下のサイズに合わせて左右をカットする「画面サイズ変更機能」を搭載することで、17型スクエア液晶ディスプレイでも全画面表示でデジタル放送を楽しめます。 

2.パーソナルルームに最適な省スペース液晶一体型PC「LXシリーズ」 
●ハイビジョン映像の表示に最適な20.1型ワイド液晶モデルから17型液晶モデルまで、幅広いラインナップでお客様の多様なニーズにお応えします。また、パソコン機能を重視するお客様向けに、テレビ機能を搭載しないエントリーモデル「LX40T」をラインナップに追加します。 

●デジタル放送対応モデル全機種で、デジタル放送の番組を約50時間録画できる大容量400GBのハードディスクを搭載しています。また、上位モデルの「LX90T/D」「LX70T/D」「LX55T/D」では1GBのメモリを搭載しています。 

●地上デジタル放送対応モデルでは、デジタル放送とアナログ放送のダブル録画が可能です。さらに、「LX90T/D」「LX55T/D」は、BSデジタル放送・110度CSデジタル放送も視聴・録画可能です。 

●スノーホワイトを基調にしたインテリアになじみやすいスタイリッシュなデザインを採用し、奥行き約25cmの省スペース化を実現しています。さらに、キーボード収納にも対応しているため、机の上をすっきりと有効に利用することができます。 

●無線LANを全機種に標準装備しており、すっきりとした環境でインターネットを楽しめます。 

3.ラインナップ充実の分離型PC「CEシリーズ」 
●デジタル放送対応モデルとして、20.1型ワイド液晶および17型液晶セットモデルを用意しています。「CE70T7/D」では、地上デジタル放送に加え、BSデジタル放送・110度CSデジタル放送の視聴・録画が可能です。 

●20.1型ワイド液晶セットモデルの「CE55TW/D」は、デジタル放送の番組を約50時間録画できる大容量400GBのハードディスクと1GBのメモリを搭載しています。 

●パソコン機能に特化し、テレビ機能を搭載しない17型液晶セットモデルに、高性能デュアルコアCPU「インテル(R) Pentium(R) D プロセッサー」搭載モデル「CE80T7」を提供し、幅広いお客様のニーズにお応えします。 

●全機種で、SDメモリーカード、メモリースティックなどを直接装着できるダイレクト・メモリースロットや、デジタルビデオカメラと接続できるIEEE1394(DV)端子、通信カードなどを接続できるPCカードスロットを、使いやすい前面に搭載しています。また、1000BASE-Tの高速ブロードバンド・ポートを搭載するなど基本機能が充実しています。 

●お部屋のインテリアになじみやすいシンプルでスタイリッシュなコンパクトボディーを採用し、デジタル放送対応モデルはパールオフホワイト、テレビ機能を搭載しないモデルはオニキスブラックの2色で展開しています。また、本体をディスプレイの裏側に設置したり、キーボードをディスプレイの下に収納することも可能です。 

●無線LANを標準装備(注2)しており、すっきりとした環境でインターネットを楽しめます。 

4.インターネットをリモコンで簡単操作 
●リモコン操作でインターネットを楽しめる「リモコンでインターネット」を、AV視聴ソフト「MyMedia」に搭載(注3)しています。ホームページ内のマウスカーソルの移動・決定や、ぺージの拡大・縮小表示をリモコン一つで行うことができます。@nifty 「コンテンツナビ」や完全無料パソコンテレビ「GyaO」などの話題のネット映像も、リモコンを使ってスムーズに操作できます。 

5.充実のソフトウェア 
●東北大学 未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修の話題のソフトウェア「脳力トレーナー for FUJITSU」を搭載(注4)しています。 

●「Norton Internet Security(TM) 2006」と「ウイルスバスター(TM) 2006インターネット セキュリティ」を搭載し、お好みのソフトを選択することができます。 

 富士通ショッピングサイト“WEB MART”限定販売パソコン「FMV-DESKPOWERシリーズ カスタムメイドモデル」でも同様の強化を図り、各種仕様の選択オプションを幅広く用意して、本日より順次販売活動を開始いたします。

【 販売価格、および提供時期 】
 販売価格 オープン価格 
 提供時期 9月2日より順次提供開始 
 (各モデルの詳細については、添付の新製品一覧をご参照ください。)

【 商標について 】
 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

【 添付資料 】
 新製品一覧

以上


[注釈]
注1 デジタル放送対応モデル全機種: 
 「LX90T/D」「LX70T/D」「LX55T/D」「LX50T/DS」「LX50T/D」「CE70T7/D」「CE55TW/D」「CE50T7/D」。 

注2 無線LANを標準装備: 
 「CE70T7/D」「CE55TW/D」「CE50T7/D」。 

注3 「リモコンでインターネット」を、AV視聴ソフト「MyMedia」に搭載: 
 「LX40T」「CE80T7」「CE40T7」除く全機種。 

注4 「脳力トレーナー for FUJITSU」を搭載: 
 「LXシリーズ」。 

[関連リンク]
●製品画像1:液晶一体型PC「LXシリーズ」
 (※ 関連資料を参照してください。)

●製品写真一覧 
 (※ 関連資料を参照してください。)

●製品情報サイト:“FMWORLD.NET” http://www.fmworld.net/

●FMV活用情報サイト:“AzbyClub” http://azby.fmworld.net/

●富士通ショッピングサイト:“WEB MART” http://fujitsu-webmart.com/

[本件に関するお問い合わせ]
 お客様お問い合わせ先
 購入相談窓口:0120-719-242(フリーダイヤル)
 [受付時間:平日午前9時~午後9時、土・日・祝日午前9時~午後5時]
 携帯電話、PHSなどフリーダイヤルをご利用できないお客様は、こちらの番号におかけください。03-5767-3790(通話料金お客様負担)

2007'02.15.Thu

ニチバン、高密度ウレタン不織布使用の「粘着包帯よくのび」を発売

業界初!超やわらか素材高密度ウレタン不織布を使用
肌にやさしく手で簡単にカットできる『粘着包帯よくのび』新発売


 ニチバン株式会社(本社:東京都文京区、社長:堀田直人)は、業界で初めて高密度ウレタン不織布を使用した、シップ・ガーゼ固定用粘着包帯『粘着包帯よくのび』を、2006年9月13日から全国の薬局・薬店、ドラッグストア等で新発売します。

 『粘着包帯よくのび』は、シップ・ガーゼ固定時に求められる「かぶれにくさ」「肌へのやさしさ」を高い次元で実現するため、これまで粘着包帯に使われたことのない超やわらか素材高密度ウレタン不織布に、新設計のスーパーマイルド粘着剤を組合せた新発想の粘着包帯です。
 基材の高密度ウレタン不織布は、好評を得ている救急絆創膏『ケアリーヴ(R)』と同じ素材で、よく伸びて皮ふの動きにフィットするため、肌にストレスをかけずにかぶれにくく、関節部にもしっかりフィットします。
 スーパーマイルド粘着剤は、固定性と低刺激性のバランスに優れています。皮ふが白くふやけにくい快適な貼り心地で、角質や表皮をはがしにくいため、はがす時に痛みがありません。
 加えて、従来の粘着包帯には欠かせなかったハサミを使わずに手で切ることができるため、どなたでもどこでも手軽にお使いいただけます。はく離紙がないのでゴミをださず、環境にやさしい製品です。


<『粘着包帯よくのび』概要>

■ 特長
●よく伸びて、肌にストレスをかけず、かぶれにくい
●関節部にもしっかりフィット
●通気性が高いので、皮ふが白くふやけにくく、快適な貼り心地
●角質や表皮をはがしにくく、はがす時に痛くない
●手で切れるタイプなのではさみが不要
●指・手首などに25mm幅、ひざ・足首などに38mm幅の2サイズを品揃え
●保管・携帯に便利なケース付きで、いつでも清潔に使用できる
●はく離紙がないので余分なごみも出さず、環境にやさしい

■ 発売日:2006年9月13日 

■ 販売ルート:全国の薬局・薬店、ドラッグストアなど

■規格
・製品名
  粘着包帯よくのび(TM)

・品番/規格/希望小売価格(税込価格)
  NHB25  25mm×3m  504円
  NHB38  38mm×3m  714円


【消費者の方からのお問合せ窓口】
 ニチバン株式会社 お客様相談室 フリーダイヤル Tel:0120-377218

2007'02.15.Thu

クラレファスニング、カーペット床に貼り付けて誘導を表示する「標識マジック」を開発

誘導灯が見えなくても床を見ながら安全に誘導
カーペットに貼り付ける面ファスナー式誘導表示具を開発


 面ファスナーの<マジックテープ><マジロック>を製造・販売するクラレファスニング(株)(本社:大阪市、社長:高岡光彦)は、<マジックテープ>に誘導や危険地帯を知らせる図柄をプリントし、カーペット床に貼り付けて誘導を表示する<標識マジック>を開発しました。図柄は、避難口・非常口などで、幅約10cmの<マジックテープ>にプリントしてあり、10月中旬より新発売します。

 オフィスビル・ホテル・映画館の廊下などの公共スペースでは、地震や火事などが原因で照明が消えたり、煙の発生により廊下やドアの上部に設置されている誘導灯が見えなくなることがあります。
 このような上部に設置された「非常口」や「避難口」などの誘導表示灯とは別に、煙に巻かれて歩行が困難で酸素の多い床面を這って避難するなどの場合に、カーペットに貼り付けた足下の表示を目印に行動できるようにしたのが<標識マジック>です。さらには、<標識マジック>の図柄の下部に、光を蓄え暗闇で自ら光を放つ「蓄光シート」を貼付し、煙が充満した暗闇や停電の中でも避難方向を確認できるよう工夫しています。


●商品概要
1.特 長
(1)面ファスナー<マジックテープ>製なので、カーペット床への取り付け・取り外しがワンタッチでできる。
(2)光を蓄え自ら光を放つ「蓄光シート」を貼付しているので、暗闇でも避難方向を確認できる。
(3)図柄は<マジックテープ>に直接プリントしているので、剥がれたり色落ちすることがない。
(4)<マジックテープ>は、環境に優しい<エコマジック>(バックコート剤を使用していない面ファスナー)を使用しているため、印刷が鮮明である。


2.商品サイズと価格
 商品サイズ―― 幅10cm×長さ30cm/枚、小売用5枚/セット、業務用10、20、30枚/セット、
 小売価格―― 1,000円/枚、(5枚/セットで、5,000円)


3.販売目標
 初年度:0.5億円3年後:2億円
●クラレファスニング(株)の会社概要
 1、本社:大阪市北区梅田1-12-39(新阪急ビル9F) TEL:06-6348-2555
 2、社長:高岡光彦
 3、資本金:1億円
 4、従業員数:120名
 5、業務内容:織製面ファスナー<マジックテープ>、成形面ファスナー<マジロック>、その他面ファスナー関連商品の開発・製造・販売。
 (*<マジックテープ>は、織製面ファスナーでは日本のシェア60%でトップ)



以 上

2007'02.15.Thu

マーキュリー、IT運用ソリューション「Mercury Business Availability Center 6.1」を発表

ビジネス視点でITシステムを監視・管理する運用ソリューションの新製品
「Mercury Business Availability Center 6.1」を発表

- 構成管理DBによりアプリケーションとインフラの依存関係や変更履歴を視覚的に把握
- アプリケーション・パフォーマンス・ライフサイクル管理を実現する共有レポジトリを搭載


 マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: 石井 幹、以下 マーキュリー)は、ITシステムとアプリケーションのパフォーマンス、サービスレベル、および可用性を、ビジネス視点で統合的に監視・管理する運用ソリューションの新製品「Mercury Business Availability Center 6.1」(略称 BAC 6.1)を発表し、8月31日より販売開始いたします。

 BAC 6.1の主要モジュールは以下の通りです。

(1)エンドユーザが体験するパフォーマンスを管理する「End User Management」
(2)システムの可用性を管理する「System Availability Management」
(3)設定した目標値(KPI)に基づきパフォーマンスと可用性を管理する「Service Level Management」
(4)アプリケーションをコンポーネントレベルで詳細にブレイクダウンして問題の原因を追求する「Diagnostics」

 また、これらのモジュールで利用する共通機能として、「ダッシュボード機能」、「レポート機能」、「警告・通知機能」などを搭載しています。


 今回発表するBAC6.1では、構成管理データベース「CMDB(Configuration Management Database)」にネットワークやサーバ、アプリケーションなどの構成アイテム(CI:Configuration Item)を登録することで、これらを一元管理します。
 また、構成アイテムごとにKPI(主要管理指標)を設定できるようになり、より細かな評価および管理が可能となりました。
 さらに、構成アイテム間の相関や、アプリケーションとインフラとの複雑な関係を「トポロジーマップ」で視覚的に表示することもでき、問題発生の予知、問題解決までのプロセス改善や時間短縮に貢献します。

 また、BAC6.1では、仮想ユーザジェネレータで作成したスクリプトを「共通スクリプトレポジトリ」に格納することができます。
 これにより、本稼動前の負荷テストツール「LoadRunner 」で作成したスクリプトを、本稼動後の運用ソリューションであるBAC6.1でも利用でき、開発部門と運用部門がスクリプトを共有しながらテストやパフォーマンス監視を行うことで、アプリケーションのパフォーマンスをライフサイクルで管理可能となります。
 また、スクリプトを修正・変更した際には、バージョン番号が自動的に付加されるため、効率的なバージョン管理ができます。

 BAC6.1は、サーバやネットワークがダウンしていないかどうかの「システム視点」での監視・管理だけでなく、利用するエンドユーザが満足できる安定したサービスを継続的に提供できているかという「ビジネス視点」でのパフォーマンス監視やアプリケーション管理を実現します。

 また、BAC6.1は、Webアプリケーションはもちろん、J2EE、.Netなどで構築された最新のアプリケーション、およびERP/CRMに代表される業務アプリケーションにおいても、ITのビジネスに与える影響を測定・管理可能なことから、コンプライアンス(法令遵守)への取り組みの一環として必要となる運用管理体制の強化を支援します。

■ Mercury Business Availability Center 6.1の主な新機能と機能強化

 BAC6.1の主な新機能と機能強化ポイントは以下のとおりです。

(1) 構成管理データベース「CMDB(Configuration Management Database)」機能
 ソフト/ハードウェアのIT資産(ネットワーク、サーバ、アプリケーションなど)の情報や変更履歴を管理。

(2) トポロジーマップ表示機能
 物理的なインフラ、アプリケーション、プロセスなどの関係をトポロジービューで表示。

(3) 共通スクリプトレポジトリサービス機能
 仮想ユーザジェネレータで作成したスクリプト資産を共通リポジトリに格納。
 バージョン管理機能により、開発部門と運用部門が最新バージョンのスクリプトを共有。

(4)「Service Level Management」(サービスレベル管理)の機能拡張
 SLAウィザードにより、SLA設定が容易。
 SLAに含まれる構成アイテムに重み付けを行い、KPIを自動的に再計算。

■ 出荷時期 / 価格
 出荷開始:2006年8月31日
 販売価格(税別)
   End User Management         600,000円(1トランザクション)
   System Availability Management  160,000円(10 SiteScopeポイント)
   Service Level Management      192,000円(1トランザクション)
                             48,000円(10 SiteScopeポイント)
   Diagnostic                  1,280,000円(1CPU)

※動作環境ほか詳細は、以下のWebサイトをご覧ください。
 http://www.mercury.com/jp/products/business-availability-center/requirements.html


■マーキュリーについて
 http://www.mercury.com/
 http://www.mercury.co.jp/

 ビジネス・テクノロジの最適化(Business Technology Optimization:BTO)のグローバルリーダーであるマーキュリー・インタラクティブは、ITガバナンス、アプリケーション・デリバリ、アプリケーション・マネージメントの3つのBTO領域を統合したBTO製品群を提供しています。この製品群により、ビジネスプロセスを最適化し、企業のビジネス目標に合わせてビジネスプロセスとテクノロジを最適化し、ITの真価を発揮させることを可能にします。世界のユーザが、マーキュリーのソリューションをさまざまなアプリケーションおよびテクノロジ・インフラを通して使用し、ビジネスプロセスの各レベルで、またアプリケーション・サイクルのすべての段階でパフォーマンスを継続的に測定し、最大化し、管理しています。これにより、アプリケーションの品質を改善し、コストを低減し、ビジネス目標とITの融合を図っています。マーキュリーは、1989年に設立され、本社を米国カリフォルニア州マウンテンビューに置き、26カ国を超える世界のユーザへ製品およびサービスを提供しています。


■お問い合わせ先
 マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社
 TEL: 03‐4580‐9300(代表) Email: info.jp@mercury.com

 Mercury、Mercury Sitescope、Mercury Business Availability Center、Mercury のロゴは、米国におけるMercury Interactive Corporationの商標または登録商標です。(c)2006 Mercury Interactive Corporation. All rights reserved. その他すべての企業名、ブランド名、製品名は各所有者の商標または登録商標です。

2007'02.15.Thu

ヤクルト、仕上化粧品「グランティア」シリーズからポイントメイクの秋冬新色を発売

仕上化粧品「グランティア」シリーズ 2006年秋冬の新色を発売


 株式会社ヤクルト本社(社長 堀 澄也)では、仕上化粧品「グランティア」シリーズに、秋冬に向けたポイントメイク商品の新色として「アイカラー」(2色)「モイストアップルージュ」(2色)の2品種4品目を追加し、9月1日から全国で発売します。

 「グランティア」シリーズは、スキンケアメイクアップ(メイクアップ化粧品でありながらスキンケア効果が期待できる)をコンセプトにしたメイクアップシリーズです。

 2006年の秋冬新色のコンセプトは、「レトロ オブ セッション(retro of session)~古きよきものとの調和」で、古きよきナチュラルなものに自分流のアレンジを加えることで、新しいものとして見事に自己演出するしなやかで魅力的な女性をイメージしています。落ち着いたカラーにより、肌なじみがよく、より肌の美しさをひきたたせ、目もと・口もとを魅力的にみせることで、クールにみせつつも、情熱的でナイーブなメンタリティを併せ持った内面からの魅力をメイクアップで表現します。

 当社は、今回の新色の発売により、「グランティア」シリーズの更なる育成を図り、新規顧客の獲得および売上増大に努めます。

 なお、初年度の販売目標は、4品目合計で30,000個です。

 商品の特長および概要は、下記のとおりです。


                            記

〔新商品の概要〕

 商品名:グランティア アイカラー
 色数(色名):2色(コパーブラウン、ミストパープル)
 販売目標:合計 16,000個
 希望小売価格(本体価格):1,050円(1,000円)

 商品名:グランティア モイストアップルージュ
 色数(色名):2色(モーブブラウン、オリエンタルオレンジ)
 販売目標:合計 14,000本
 希望小売価格(本体価格):3,150円(3,000円)


〔新色の主な特長〕
【グランティア アイカラー】
・秋冬の新色として、素朴で自然な発色で季節感を演出するコパーブラウンと、気品ただよう洗練された淑やかさを演出するミストパープルの2色を選定しています。
・既存のカラーとも組み合わせしやすい、ベーシックなカラートーンとなっています。
・肌なじみがよく肌にとけ込むようにフィットします。
・エモリエント成分(ホホバ油)※1を配合しています。

【グランティア モイストアップルージュ】
・くちびるにうるおいをあたえる、トリートメントタイプの口紅です。
・秋冬の新色として、レトロで淑やかな雰囲気で、上品な口もとを演出するモーブブラウンと、落ち着いたカラーで知的な明るい口もとを演出するオリエンタルオレンジの2色を選定しています。
・つややかな色がお肌にしっくりなじみ、女性の美しさを象徴する上質な口もとを演出します。
・乳酸菌はっ酵エキス(ミルク)※2を配合しています。


〔販売方法〕
 1.発 売 日  平成18年9月1日
 2.販売地区   全  国
 3.販売方法   ヤクルトビューティ(通称YB)による訪問販売


以   上


〔お客さまのお問合せ先〕
 ヤクルトお客さま相談センター
 (フリーダイヤル)0120―11(イイ)―8960(ヤクルト)


<参照>
※1 ホホバ油
 ホホバ油はシムモンドシア科「ホホバ」の実から抽出した液状のオイルです。
 べたつき感がなく、肌になじみやすいのが特長です。主に肌荒れから肌を保護するクリームや乳液に配合されています。

※2 乳酸菌はっ酵エキス(ミルク)
 乳酸菌発酵技術により開発された当社独自の乳酸菌培養液で、保湿作用や皮膚を弱酸性に保つ作用などがあります。

2007'02.15.Thu

YEデータ、UWB(超広帯域無線通信技術)を用いたワイヤレスハブを発売

日本初のUWB「ワイヤレスハブ」を出荷開始


 株式会社 ワイ・イー・データ(本社:埼玉県入間市 取締役社長 濱田兼幸)は、Wisair社との共同開発によりUWB(超広帯域無線通信技術)を用いたワイヤレスハブを製品化し、2006年10月から販売を開始いたします。


1.製品化の背景
・2006年8月、電波法施行規程が改正され国内でもUWB(周波数帯3.4~4.8GHz)の使用が許可されました。UWBはギガヘルツ帯の広い周波数帯域を使用し、他システムとの干渉を押さえる低送信電力(-41.3dBm以下)、近距離高速(最大480Mbps*)通信を実現する方式です。
(*データ転送速度は距離により3mで480Mbps、10mで110Mbps程度)
・本製品は,当社の長年培ったUSB技術に加え、研究レベルにあったアンテナ技術を実用化し、Wisair社のUWB技術を用いて、日本初のUWB製品「ワイヤレスハブ」の製品化に踏み切りました。

2.製品の特長
・本製品は附属のUSBドングルをPCのUSBポートに差し込み、ワイヤレスハブ(4ポート)に既存のUSB周辺機器(ハードディスク、DVD、マウス、キーボード、プリンタ、ディジタルカメラ等)を接続して、PCとハブ間をワイヤレスでデータ転送を行い使用します。
・主な製品の特長はつぎのとおりです。
(1)ディスクトップ形PC環境では、PCへのUSBケーブル配線が不要となり机上の省スペース化、クリーンアップを実現します。
(2)ノート形PC環境では、各USB周辺機器に無線ポートリプリケータ機能を実現します。 
(3)将来的には並行して開発を進めているCertified Wireless USB規格に準じた製品にも対応します。
(4)PCとのインタフェースを充実させるべくUSBに加え、PCI Express(2.5Gbps)インタフェースのワイヤレスアダプタの製品化(ExpressCard34、PCI Express Mini Card等)も予定しています。

3.販売計画
(1)サンプル出荷開始:2006年9月21日
(2)量産開始:2006年10月21日
(3)販売価格:オープン価格
(4)販売計画:2006年度1.5億円、2007年度15億円


以下参考資料をご覧下さい。(参考資料添付)は以下の通りです。

1.製品写真


以 上                         

2007'02.15.Thu

NECネクサソリューションズ、情報セキュリティ総合診断サービスを販売開始

システムの脆弱性から運用体制までの情報セキュリティ総合診断サービス「セキュリティクリニック 情報セキュリティ 総合診断サービス」を販売開始

~現状のセキュリティ対策レベル(成熟度)の把握と目標値の設定を支援します~


 NECネクサソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:渕上岩雄)では、このほど、お客様のシステムに関する情報セキュリティのマネジメントからシステムの脆弱性までを診断するサービス「セキュリティクリニック 情報セキュリティ 総合診断サービス」の販売を開始します。

 情報システムをセキュアに維持するには、単にシステムのセキュリティ上の問題点を洗い出すだけではなく、システムの運用マネジメントにも踏み込んだ診断アプローチを行うことが必要です。
 当診断サービスは、お客様のシステム環境に応じた効果的なリスク分析を実施し、報告会にて診断報告書をご提供します。
 診断報告書は、情報セキュリティマネジメントの成熟度を測定し現状を把握するとともに、お客様が目指すレベルの目標設定にお役立ていただけます。
 ヒアリング1~2部門、サーバの診断は、IPアドレス3箇所で、約150万円といった小規模からはじめることが可能で、現在、一通りのセキュリティ対策を済ませたお客様の、PDCAサイクルのチェック[C]として利用していただける他、対策の強化を検討中のお客様にも最適なサービスです。


◆特徴

1.マネジメント診断

●成熟度モデルの利用
 ITセキュリティ/ガバナンスの成熟度を測定し、現状を把握すると共にCOBIT(R)(注1)が定義している国際標準レベルとのギャップを客観的に診断します。
 ヒアリング対象の個人差による評価のバラツキを少なくする為に、より平易な表現でのヒアリングを実現しています。
 注1:COBIT 3rd Editionの以下の2プロセスをベースとしており全てのプロセスをカバーしているものではありません。
    DS4:継続サービスの確保
    DS5:システムセキュリティの保証

●JIS Q 27002:2006の情報セキュリティマネジメント実践規範をベースとした診断
 COBIT 3rd EditionのマネジメントプロセスとJIS Q 27002:2006の情報セキュリティマネジメント実践規範に基づく現状の情報セキュリティマネジメントの確認を行います。

2.システム脆弱性診断

●ツールを用いたネットワーク機器脆弱性診断
 商用の脆弱性診断ツールによるシステムの脆弱性診断を行い、診断結果を元に現在の状態と脅威について解説し、改善点について提言します。

 また、上記サービスとは別に、
  1.セキュリティコンサルティング
  2.システム監査/セキュリティ監査
  3.Webアプリケーション診断
  4.情報セキュリティシステム・インテグレーションサービス
  5.運用支援(アウトソーシング・サービス)
 などの企業における情報システムセキュリティへの対応を支援するソリューションメニューをご提供しております。

 ・当サービスは、運用マネジメントや既知の脆弱性の有無を診断するもので、100%の安全を保証するものではありません。

◆販売目標
 初年度 50社

◆価格
 システム規模や診断対象機器数(IP単位)により異なります。詳細はお問い合わせ下さい。
 参考例)
  診断内容:情報セキュリティマネジメント診断
         診断ツールによるネットワーク機器脆弱性診断
 診断対象機器数:IPアドレス  3箇所
 診断作業期間:4週間
 費用:150万円~
 ・お客様へのご提供形態は、診断結果報告書のご提出と報告会の実施となります。

◆本件に関連するWebページ
 「セキュリティクリニック 情報セキュリティ 総合診断サービス」
 URL:http://www.nec-nexs.com/sl/sol/server_diagnostic2.html

 ※COBITとCOBITのロゴは、米国及びその他の国で登録された情報システムコントロール財団(Information Systems Audit and Control Foundation, 本部:米国イリノイ州) 及びITガバナンス協会(IT Governance Institute 本部:米国イリノイ州) の商標(trademark)です。COBITの内容に関する記述は、情報システムコントロール財団およびITガバナンス協会に著作権があります。
 COBITは「Control Objectives for Information and related Technology」の略称であり、ITガバナンス協会が作成し普及をはかっている情報テクノロジを管理するためのオープンスタンダード(公開標準)です。


■本件に関するお客様からのお問合せ先
 NECネクサソリューションズ システム技術部 セキュリティビジネスセンター
 センター長、 マネージャー
 03(5730)5256(直通) e-mail:sec-info@nexs.nec.co.jp

■添付資料: NECネクサソリューションズ会社概要

1.社名
 NECネクサソリューションズ株式会社
 (英文社名:NEC Nexsolutions,Ltd)

2.本社所在地
 〒108-8338
 東京都港区三田一丁目4番28号 三田国際ビル
 電話 03(5730)5000(大代表)

3.代表取締役執行役員社長   渕上 岩雄

4.発足年月日  平成13年4月1日

5.資 本 金  8億1,500万円

6.事 業 内 容
    1.システムインテグレーション(コンサルティング、設計、開発、保守、運用管理等)
    2.アウトソーシング、ASPサービス
    3.ソフトウエアの設計、開発、販売、保守
    4.ネットビジネス(インターネットを利用した電子商取引システムの構築等)
    5.機器の販売
    6.上記に付帯する工事、要員派遣、教育等

7.拠   点
    支社  東京、中部、関西、九州
    支店  北海道、東北、岡山、中国、四国、熊本
    データセンタ
                東京、川崎、横浜、名古屋、大阪、福岡、札幌、上海
        その他の施設(東京)
        ネクサソリューションプラザ(ショールーム)
        泉田町セミナールーム



2007'02.15.Thu

VGJ、全天候型の新型カブリオレクーペ「Eos(イオス)」を発売

フォルクスワーゲン、新型カブリオレクーペ「Eos(イオス)」を10月31日に発売

‐ クーペ、カブリオレ、サンルーフの3つのスタイルが楽しめる世界初の5分割式電動リトラクタブルハードトップを搭載 ‐

  
 フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社(略称:VGJ、代表取締役社長:梅野 勉、本社:愛知県豊橋市)は、365日楽しめる全く新しいカブリオレクーペ「イオス」を10月31日より日本で発売します。「イオス」は、フォルクスワーゲンとしては初の電動リトラクタブルハードトップを持つ全天候型のカブリオレクーペで、一台でクーペ、カブリオレ、ガラス スライディングルーフの3つの役割をこなすルーフがその最大の特徴です。世界初の5分割式ルーフは、わずか25秒で開閉し、天候や場所に応じてフルオープン、クローズドクーペとして楽しめるほか、チルト機構付ガラス スライディングルーフとしても活用できます。

 VGJでは、本日から「イオス」の発売までの期間、同社のインターネットスペシャルサイト( http://www.vw-eos.jp )にて、”多彩なEos、多彩な街、Volkswagen Eos in Europe”と題したウェブビデオクリップを毎週掲載します。ドイツ ベルリンを皮切りにヨーロッパの8都市を巡り、「イオス」の多彩な商品特性と多彩なヨーロッパの街並みを毎週紹介していきます。「イオス」の車名はギリシア神話に登場する「暁の女神」である“Eos”に由来します。

 「イオス」は昨年9月のフランクフルトモーターショーで世界初公開され、今年5月から欧州で発売、これまでに7,000台以上を販売しています。ドイツでは7月にセグメントシェアトップを獲得するなど発売当初から高い人気を博しています。「イオス」は、これまでオープンカーに憧れながら実用性などの面で諦めていたユーザーの中から新しい顧客を開拓し、高品質、高性能で一年中使えるカブリオレクーペとして、フォルクスワーゲンの新しいイメージを牽引するモデルになると期待されます。

 「イオス」は全長4,410mm、全幅1,790mm、全高1,435mmと扱いやすいサイズながら、大人4人のための十分な乗車スペースとトランクを有しています。「イオス」は、フォルクスワーゲン独自のクロームのワッペングリルや、丸形と台形を組み合わせたユニークな形状のヘッドランプといった新世代のデザインを採用。カブリオレクーペの優雅で洗練された内外装デザインを与えられ、新型ゴルフや新型パサートで実証されたフォルクスワーゲンの最新のパワートレインやボディ技術を駆使して開発されました。日本には、200馬力の2.0T-FSI(R)エンジンと250馬力の3.2L V6エンジンを搭載する2グレード(トランスミッションはいずれもDSG(R))が導入される予定で、スポーティで余裕のある走りと、快適な乗り心地を実現しています。
 

2007'02.15.Thu

フライトシステムコンサルティング、高可用性クラスタリング・ソリューションの最新版を発売

高可用性クラスタリング・ソリューションの新製品
「FLIGHT Total Cluster Ver2.0」を発売開始


 株式会社フライトシステムコンサルティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 片山 圭一朗 以下、当社)は、高い安定性と低価格での構築を実現する高可用性*1クラスタリング・ソリューションの製品として、2001年より発売いたしました「FLIGHT Total Cluster Version1.2」の新バージョンとなる「FLIGHT Total Cluster Version2.0」を2006年9月1日より発売を開始いたします。当社では、初年度50システム以上の販売を見込んでいます。

 今回当社が新たにご提供する「FLIGHT Total Cluster Version2.0」は、今までの「FLIGHT Total Cluster Version1.2」と比べて、より高い信頼性を求めるお客様のご要望にお応えする機能を追加いたしました。例えば、複数のサービスを複数のノード(N-Node)で実行する環境でのクラスタリングを実現し、万が一のトラブル時には予備機、もしくは他サービス稼動系のノードでサービスを引き取り、業務を即座に続行することができるN-Node対応機能。多くの事例から培ったノウハウにより開発した、各種アプリケーションやネットワークの事象に対応した切替が可能なStorage切替機能。そのほか、ネットワーク監視機能や管理者ツールの機能強化なども併せて行いました。

 本製品はOSとしてSolaris x64/x86を採用しています。Solarisは抜群の安定度と高いネットワークパフォーマンスによって、数多くの金融機関で採用された実績を持つOSで、これによって低価格なPCサーバでも安定したクラスタシステムの構築が可能になるほか、一般的なUNIXベースのクラスタソリューションのおよそ1/10程度の導入コストで、UNIXの信頼性を手に入れることができます。

 ◆製品名:FLIGHT Total Cluster Version2.0
 ◆価 格:1,980,000円850,000円(ノード追加ライセンス料)
 ◆提供開始:2006年9月1日
 ◆販売目標:50システム(初年度)

*1 高可用性(Hiavailability):高い可用性(アベイラビリティ)を持つコンピュータシステムのこと。コンピュータシステムの可用性は、システム故障が生じるまでの平均時間「MTBF」(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)とシステムに故障が生じてから復旧までの平均所要時間「MTTR」(Mean Time To Repair:平均修復間隔)で計られる。両者の和に対するMTBFの割合は稼働率と呼ばれ、稼働率が高いほど高可用性であると言える。


 今回の発表にあたり、サン・マイクロシステムズ株式会社、日本AMD株式会社の2社より以下のとおりコメントをいただいております。

 株式会社フライトシステムコンサルティング様がFLIGHT Total Clusterの新バージョンを発売されますことを、心からお慶び申し上げます。当社では8月2日にAMD Opteron.プロセッサを搭載した新世代のサーバ製品群の発売を開始いたしました。発売を開始した新製品群は、最大16ウェイのマルチプロセッシングが可能なラックマウント型サーバ「Sun Fire(TM) X4600 サーバ」、サーバと大容量ストレージを融合させたラックマウント型サーバ「Sun Fire X4500 サーバ」およびブレード型サーバ「Sun Blade(TM) 8000モジューラ・システム」です。そして、それらの製品群とSolaris10を中核にして、x64サーバ事業を強化することを今まで以上に積極的に進めてまいります。特に、Solaris10 Moves Ahead等の活動を通じて、SIベンダーをはじめISV、HSVの各分野のパートナー企業への働きかけと協業の拡大を目指してまいります。フライトシステムコンサルティング様の提供される高可用性ソリューション「FLIGHT Total Cluster Version 2.0」は、弊社のx64サーバ事業を強化するための非常に重要なソリューションであると確信しております。
サン・マイクロシステムズ株式会社マーケティング統括本部
取締役本部長 杉本 博史

 株式会社フライトシステムコンサルティング様の高可用性クラスタリング・ソリューションの新製品「Total Cluster Ver2.0」の発売開始、おめでとうございます。AMDでは、米国時間の8月15日に最新のAMD Opteron.プロセッサを発表いたしました。この最新のOpteronプロセッサは新ソケット「Socket F」を採用し、仮想化技術「AMD Virtualization.」を実装しているほか、省電力技術「AMD PowerNow!.」に加えて電力効率の高いDDR2メモリを採用することにより、高いシステムレベルでのワット性能を保持したまま、今後の拡張性も高めています。また、Sun Microsystems社からこの最新のOpteronを搭載したサーバ群がこれから提供される予定となっています。AMDの最新のサーバ向けプロセッサ、Sun Microsystems社の次世代サーバ群、そしてフライトシステム社の「Total Cluster新バージョン」との組み合わせにより、より高い信頼性と処理性能を求めるお客様のご要望に間違いなくお応えできるものと確信しています。
日本AMD株式会社エンタープライズビジネスデベロップメント本部
本部長 多田 和之


株式会社フライトシステムコンサルティング
所在地:本社:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-6-1 恵比寿MFビル3F
         TEL:03-3440-6100 FAX:03-5791-2241
      SIセンター:〒980-0022 宮城県仙台市青葉区五橋1-1-10 第二河北ビル8F
             TEL:022-225-4041 FAX:022-217-1258
      福岡営業所:〒812-0054 福岡県福岡市東区馬出2-1-7 福岡ことぶきビル2F
              TEL&FAX:092-641-8230
事業内容:デジタルコンテンツの管理・サービスを中心としたシステムコンサルティング、ネットワークやオブジェクト指向技術に関するテクニカルコンサルティング、システム開発・構築・保守と、それらを支えるソリューションプロダクツの提供。
URL:http://www.flight.co.jp

2007'02.15.Thu

ビットアイルとイー・ガーディアン、「サイトパトロールサービス」で業務提携

ビットアイル、イー・ガーディアン、「サイトパトロールサービス」で業務提携を開始


 株式会社ビットアイルは、イー・ガーディアン株式会社と提携し、ビットアイルが運営するインターネットデータセンターのユーザーを対象に、24時間365日、コミュニティサイト(掲示板・ブログ・SNS など)の投稿内容を監視するために、イー・ガーディアンの「サイトパトロールサービス」を2006年9月1日から提供を開始します。


  記

1.提携の要点
●イー・ガーディアンの「サイトパトロールサービス」をビットアイルが販売
●ビットアイルのインターネットデータセンター利用者を中心に需要を開拓

2.提携の主旨
 今回の提携はビットアイルの顧客基盤、販売力を活かし、イー・ガーディアンの「サイトパトロールサービス」をより広範なお客様にご利用いただくことを目指します。
●ビットアイルのiDC 分野における顧客基盤と販売力、及びサービス提供実績
●イー・ガーディアンのサイト監視におけるノウハウと高い技術力

3.「サイトパトロールサービス」について
 インターネット上の掲示板やブログ、SNS などのコミュニティサイトに投稿されるテキスト・画像・音声・動画を、システムと専門オペレーターで、24時間リアルタイムに監視を行い、予め作成した掲載基準に基づき、掲載/非掲載の判断を行います。投稿に関しては、サイトに反映される前・反映された後、どちらでも対応しております。また、サイトによってはリアルタイムだけでなく、1時間に1 回、1日に1回等、柔軟に対応しております。

4.会社概要
株式会社ビットアイル
設立:2000年6月14日
資本金:18億3,694万円
代表者:代表取締役社長 寺田航平
従業員数:45人

イー・ガーディアン株式会社
設立:1997年11月
資本金:8,925万円
代表者:代表取締役社長 高谷康久
従業員数:38人

【サービスに関するお問合せ先】

株式会社ビットアイル
営業部 サービス開発グループ
TEL:03-5715-1408
e-mail:sales@bit-isle.co.jp
URL:http://www.bit-isle.jp/

イー・ガーディアン株式会社
営業部
TEL:03-5575-2561
e-mail:oda@e-guardian.co.jp
URL:http://www.e-guardian.co.jp/

以上



2007'02.15.Thu

サイバーエージェント、9月1日付でゲーム内広告代理事業の新会社を設立

ゲーム内広告代理店株式会社アドプレイン設立について


 株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証マザーズ上場:証券コード4751)は、2006年9月1日設立(予定)にて、ゲーム内広告代理事業の100%子会社株式会社アドプレインを設立し、ゲーム内広告の開発・取り扱いを開始いたします。

 オンラインゲーム市場はブローバンドの普及とともに急速に成長し、2005年の国内オンラインゲーム市場は820億円超、登録ユーザーは2,807万人(オンラインゲームフォーラム「オンラインゲーム市場統計調査報告書2006」)にも上ります。一方、アメリカではゲーム内広告市場の拡大予測が報道され、ナショナルクライアントのゲーム内広告への出稿が相次ぐなど、ゲームならではの長い滞在時間を活かしたコミュニケーションなどに注目が集まっております。

 新子会社の株式会社アドプレインでは、このようなオンラインゲーム広告需要の高まりを背景に、オンラインゲーム運営会社やゲーム制作会社と共に広告枠の企画開発、商品化を行い、ゲーム内広告代理事業を展開してまいります。

1. 子会社となる会社の概要
(1)商号               株式会社アドプレイン
(2)代表者              代表取締役社長  川村 佳央
(3)取締役              取締役  高村 彰典
                     監査役  前田 孝浩
(4)所在地              東京都渋谷区道玄坂一丁目14番6号
(5)設立年月日           2006年9月1日(予定)
(6)決算期              9月期
(7)資本金              15百万円
(8)事業内容             ゲーム内広告代理事業
(9)大株主構成及び所有比率  株式会社サイバーエージェント100%

2. 今後の見通し
 新会社設立にともない同日より営業開始予定でございますが、当社連結業績への影響につきましては軽微であると予想されます。


以上

2007'02.15.Thu

大日本印刷、液晶用カラーフィルターをシャープの亀山工場にインプラントでの供給開始

大日本印刷 インクジェット方式による第8世代液晶用カラーフィルターをシャープ亀山工場にインプラントで供給  

 
 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、インクジェット方式による世界初の第8世代(2160mm×2460mm)液晶用カラーフィルターの量産化技術を確立し、今年9月よりシャープ株式会社(以下:シャープ)亀山第2工場にインプラントでの供給を開始します。
 今回のインクジェット方式によるカラーフィルターの製造技術は、フューチャービジョン社※における研究開発の成果を、業界に先駆けていち早く量産化に成功したもので、DNPは、この技術を活かして、シャープの亀山第2工場の早期量産を支援するとともに、液晶テレビ向けカラーフィルターのシェア拡大を図って行きます。 


【背景と概要】 
 地上デジタル放送の普及進展に伴い、大型液晶テレビの需要が急速な拡大をみせており、液晶パネルメーカー各社は、テレビ向け液晶パネルの供給能力を増強しています。DNPは、これに併せて、カラーフィルターの生産能力を高め、安定した供給体制の構築を進めるとともに、さらに次世代を見据えた取り組みとして、高品位で低コストのカラーフィルターが製造できるインクジェット方式にいち早く着目し、5年前からプロセス技術開発を行い、独自技術による実用化を進めてきました。
 その一方でDNPは、フューチャービジョン社のインクジェット方式のカラーフィルター製造に関するプロジェクトにも参画してきました。今回、同じプロジェクトに参画していたシャープと協力することで、フューチャービジョン社の研究成果を発展させた、インクジェット方式による世界初の第8世代液晶用カラーフィルターの量産化技術を確立しました。
 DNPは、100%出資子会社である株式会社DNPカラーテクノ亀山を設立し、シャープのカラーフィルター製造ラインを譲り受けるとともに、亀山第2工場内でのカラーフィルター製造を開始します。生産規模は月産3万シートです。 

 DNPは、新会社設立のほか、これまで独自に進めてきたインクジェット方式の第6世代及び第8世代ラインの増強計画も予定通り実施し、液晶パネルメーカーへの供給体制を強化する方針で、液晶カラーフィルター事業の一層の拡大を通してLCD業界へ貢献を図っていきます。 


【DNPの液晶カラーフィルター生産能力】 
 今回の新会社設立により、DNPの第6世代以上のカラーフィルター生産能力は、既に稼働中の黒崎工場第1期ライン(第6世代、月産4万シート)、建設中の黒崎工場第2期ライン(2006年10月稼働予定、第6世代、月産6万シート)、計画中の新ライン(2007年中稼働予定、第8世代、月産4万シート)と合わせ、月産185万枚(32インチ液晶パネル換算)となり、大型液晶パネル向けでは世界最大の供給能力になります。 


【新会社について】

社名    :株式会社DNPカラーテクノ亀山  
社長    :佐藤 良夫  
所在地   :三重県亀山市白木町幸川464番(シャープ亀山第2工場内)  
資本金   :4億円  
設立日   :2006年9月1日  
稼動時期 :2006年9月1日  
事業内容 :インクジェット方式による第8世代液晶カラーフィルターの製造  


※ フューチャービジョン社について 
 株式会社フューチャービジョン(本社:東京都港区 社長:島 亨 資本金:25億4千万円)は、民間企業24社が出資し、2002年4月に設立した、大型液晶テレビの製造に関して革新的な製造技術を開発する、経済産業省主導の国家プロジェクト実施会社です。2002年4月より活動を始め、国内液晶産業の圧倒的な国際競争力獲得を目標とし、30インチ以上のハイビジョン対応高精細液晶テレビの低価格化を実現するための製造技術の確立を目指し、独立行政法人産業技術総合研究所が宮城県仙台市泉区に設立した最新鋭の開発拠点での研究開発を推進しています。DNPとシャープは、フューチャービジョン社に出資するとともに、インクジェット方式のカラーフィルター製造に関するプロジェクトに参画しています。 

2007'02.15.Thu

FHP、ALIS方式採用の大画面PDP3機種を量産開始

世界初のシングルスキャン採用50V型フルHD PDPなどALIS方式採用の大画面PDP計3機種を10月から順次量産

世界初の60V型フルHD PDP、世界初のシングルスキャン採用50V型フルHD PDP、HD PDPとしては世界最高画素数の50V型HD PDP


 富士通日立プラズマディスプレイ株式会社(代表取締役社長:井本義之/以下、FHP)は、世界のテレビ市場で急速に進展する大画面化・高精細化に対応し、ALIS方式を採用した高精細なPDP(プラズマディスプレイパネル)3機種を新たに開発しました。世界で初めてシングルスキャン方式でフルHDを実現した50V型のフルHD PDP(水平1920×垂直1080画素)と、垂直1080画素を表示するHD PDPとしては世界最高画素数(*1)の50V型HD PDP(水平1280×垂直1080画素)、またe-ALIS方式を採用した世界初の60V型フルHD PDP(水平1920×垂直1080画素)を本年10月より順次量産します。これにより、フルHD PDPでは60V型、50V型、42V型(07年6月量産を計画)3サイズ、HD PDPでは55V型、50V型、42V型、37V型4サイズとラインナップを拡充し、大画面化・高精細化するテレビ市場の拡大を図っていきます。
 なお、50V型HD PDPは、本年10月に量産開始を予定している新工場(3番館)で最初に生産する機種となります。また、60V型フルHD PDPは、昨年開発を終えた55V型から一回りサイズを大型化して商品化することとし、本格的なホームシアター市場向けに量産していきます。
 当社のPDPは、ALIS方式の優位性を活かして画素の高密度化を図ることで、垂直1080画素の高解像度を備えるパネルになり、デジタル放送の普及によりますます強まるテレビの高画質化のニーズに積極的に応えていきます。

【 各機種の量産時期 】
 60V型フルHD PDP : 06年11月 
 50V型フルHD PDP : 07年3月 
 50V型HD PDP   : 06年10月 

(*1)フルHD(水平1920×垂直1080画素)タイプを除くHDタイプのPDPとして世界最高の画素数。(06年8月現在、FHP調べ) 

 PDP市場は、欧米に加えてアジアなどの各地域も高い伸び率を継続しており、世界では、2005年度の約600万台から2006年には約1000万台の需要が見込まれています。そのうち従来は約70~80%を42V型が占めていましたが、世界的に大画面化が進んでおり今年は約30%、2008年には約50%を50V型以上の大型サイズが占めると予測されています。このテレビの大画面化に伴い、従来のHDクラス(ワイドXGAは79~105万画素)と同じ画素数では画面面積に対して画素ひとつひとつが大きくなるため、より美しい映像を見たいというニーズに応えるためには画素を小さくして密度を上げる必要があります。また、PDPは、LCDとは異なり自発光デバイスのため、動画の解像度や応答速度、階調表現、視野角特性などに優れており、画素数を増やすことでより微妙な質感やコントラストを再現することができ、高いレベルの表現力を持つことができます。大画面化が進む市場にあわせて当社はそのPDPの特徴をさらに追求するため高精細化を進め、感動までも伝えるディスプレイの開発・生産を進めていきます。 

 FHPは、宮崎県国富町に新工場(3番館)を建設し本年10月から量産・出荷を開始します。新工場は総面積約88,800!)u(現在稼動中の2番館比1.6倍)の広さの2階建(一部3階)で、本年10月に月産10万台(42V型換算)、2007年夏には2倍の月産20万台の生産能力を持つことになります。これにより、2番館の生産能力を合わせると、2007年夏には月産30万台体制となります。 


【 50V型フルHD PDP、HD PDPの主な特徴 】
1.ALIS方式採用高精細パネル搭載
(1)50V型フルHD PDP
 高精細・高輝度などの特徴を持つ当社独自のALIS方式を50V型フルHD PDPに採用、世界で初めてシングルスキャンでフルHD画素の表示を実現しました。ALIS方式は従来42V型以下のサイズに採用していましたが、電極形状や駆動波形を50V型フルHDに最適化して高い表示性能を実現しました。207万画素(水平1920×垂直1080画素)の高密度な映像が大画面の迫力と同時に繊細な表現を可能にしています。 

(2)50V型HD PDP
 ALIS方式を採用することによりシングルスキャンで垂直1080画素を駆動することができる50V型HD PDPを新開発、ワイドXGA(105万画素:水平1366×垂直768画素)タイプのPDPに対して30%以上画素数の多い138万画素(水平1280×垂直1080画素)の高密度パネルにより、緻密で表現力豊かな映像を再現することができます。また、セルの面積(水平0.288(×3)×垂直0.58mm)は60V型フルHDとほぼ同等になっており、一般家庭の視聴距離2~3mで画面を視聴した場合には、フルHD PDPと同等の繊細な表現を楽しむことができます。
 なお、50V型HD PDPは新工場(3番館)で生産される最初の機種となります。 

2.ALIS方式採用による高輝度
(1)50V型フルHD PDP
 開口率が高いALIS方式採用により、1100 cd/m2の高輝度を実現しています。高密度な207万画素でも強い印象が要求されるハイライトから暗部まで美しく再現することができます。 

(2)50V型HD PDP
 開口率が高いALIS方式採用に加えて放電ガスの組成を変更、駆動波形の改良などの新技術を採用し、50V型では業界最高クラスの高輝度1300cd/m2を実現、めりはりのある鮮明な映像を再現することができます。 

3.高コントラスト10000:1
 背景輝度を下げる高コントラスト制御技術を新開発し、10000:1の高コントラストを実現しました。これにより、美しい階調や鮮明な表現が可能になり、映画などに多い暗いシーンでの表現力をさらに一段引き上げることができました。自発光デバイスであるPDPの特徴をさらに引き上げ、コンテンツ製作者の意図した表現を細部まで美しく再現することができます。 

4.高画質LSI
 動画と静止画を適応的に信号処理することで階調性と動画の表示品質を大幅に改善し、映画に多い暗い場面などなめらかな階調表現が要求されるシーンや激しい動きのスポーツなどを美しく表現することができます。 

5.軽量化
 従来PDPのパネルに使用していた厚さ2.8mmのガラスに対し、1.8mmのガラスを採用、ガラス使用量を約4kg(当社推定)減少し、大幅な軽量化を図っています。これにより輸送などの効率を上げエネルギー使用量を低減するとともに、一般家庭では壁掛けなどの多様な設置が容易になります。 

【 60V型フルHD PDPの主な特徴 】
1.e-ALIS方式採用の高精細207万画素のフルHDパネル
 ALIS方式と同様に共通電極構造を持つe-ALIS方式を採用した水平1920×垂直1080画素の60V型フルHDパネルを新開発しました。207万画素の高輝度・高効率なフルHDパネルで大画面に相応しい高精細な映像を再現します。なお、昨年9月に開発発表を行った55V型フルHDパネルを一回り大きな60V型で商品化することとし、急激に進展するテレビ市場の大画面化に対応していきます。 

2.ピーク輝度1000cd/m2
 高輝度・高効率パネルと高速駆動技術により、フルHDパネルで高輝度1000cd/m2を実現しています。 

3.新開発 高画質LSI
 映像信号を処理する高画質化LSIのサブフィールド制御方法を新たに高度化し、動画におけるノイズを大幅に低減するとともに階調性能を向上させています。これにより、動きの激しい映像や低輝度の暗い映像をなめらかに美しく再現します。 

【 60V型、50V型フルHD PDPモジュールの主な仕様 】
 (※ 関連資料を参照してください。)

【 50V型HD PDPモジュールの主な仕様 】
 (※ 関連資料を参照してください。)


【 FHPの概要 】
 社 名  富士通日立プラズマディスプレイ株式会社 
 代表者  代表取締役社長 井本 義之(いもと よしゆき) 
 所在地  宮崎県東諸県郡国富町田尻1815 
 設立年月 1999年4月 
 事業内容 プラズマディスプレイパネルの開発、製造および販売 
 従業員数 約1500名(2006年8月現在) 
 資本金  540億円 


以上

2007'02.15.Thu

FHP、中国のHD規格に適合したALIS方式採用の42V型HD PDPを量産

世界初、中国のHD規格に適合したALIS方式採用の42V型HD PDPを量産


 富士通日立プラズマディスプレイ株式会社(代表取締役社長:井本義之/以下、FHP)が新たに開発した42V型HD PDP(High Definition Plasma Display Panel)を搭載したテレビが、42V型プラズマテレビでは初めて中国のHD規格(高画質デジタルテレビの標準規格)*1に合格しました。当社独自のALIS方式を採用した新開発のHD PDPは、画素数を水平1280×垂直1080に増やすとともに高輝度などの高い性能を確保することで、中国のHD規格に規定されている解像度・輝度・コントラストなどPDPの表示性能に関わる基準をクリアすることができました。なお、このモデルは中国市場向けに本年9月から出荷を開始します。

 中国ではHD規格(高画質デジタルテレビの標準規格)を制定し、2007年1月より実施する予定になっており、この規格に適合するモデルをHDテレビとして販売することができます。
 自発光のPDPは動画時の高解像度や広視野角といった特徴を備えており、当社のPDPを採用した42V型プラズマテレビが今回HD規格に合格したことで、中国での高画質デジタルテレビ市場に向けた拡販を積極的に進めていきたいと考えています。

 PDPの世界市場は、2005年度の約600万台から2006年度には1000万台を超える需要が見込まれており、うち中国では2005年度50万台、2006年度には100万台に迫る市場に拡大すると予測されています。また、中国ではCCTV(中央電視台)などの放送局がHDTVの放送を開始しており、今後は2008年の北京五輪、2010年の上海万博に向けて高画質なデジタルHD放送の普及が進み、それに伴いテレビの大画面化・高精細化が進展すると予測されます。


◆42V型HD PDPの主な特徴
1.ALIS方式採用垂直方向1080画素パネル搭載
 当社独自のALIS方式を採用した42V型HD PDPの水平の画素数を従来の1024画素から1280画素に増やし、中国のHD規格の解像度(垂直・水平共に720テレビ本)をクリアしています。ワイドXGA(105万画素:水平1366×垂直768画素)タイプに対して30%以上画素数の多い高密度パネルで細部まで美しい映像を再現します。

2.高輝度1200cd/m2
 高輝度と高精細を高いレベルで実現することができるALIS方式採用に加えてガスの組成変更、波形の改良などの新技術を採用し、高輝度1200cd/m2を実現。緻密な映像を細部まで鮮明に再現することができます。

3.高コントラスト10000:1
 背景輝度を下げる高コントラスト制御技術を新開発し、10000:1の高いコントラストを実現しました。これにより、映画などに多い暗いシーンなどの階調を美しく表現することができます。

4.高画質信号処理LSI
 サブフィールドの配列を最適化すると同時に動き適応処理、シネマモード専用の設定などの改善を行い、よりなめらかな美しい階調で表現することができます。

*1:中国のHD規格 テレビセットとして、解像度(水平・垂直ともに720テレビ本以上)・輝度(全白で60cd/m2以上)など 多岐にわたる性能・仕様が規定されています。


◆42V型HD PDPモジュールの主な仕様、FHPの概要
 添付資料をご参照ください。

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