損保ジャパン・リスク、「ISO22000認証取得支援コンサルティング」サービスを開始
「ISO22000(食品安全マネジメントシステム)認証取得支援コンサルティング」を開始
株式会社損害保険ジャパン(以下「損保ジャパン」、社長:佐藤 正敏)の関連会社でリスクコンサルティング業務を行う株式会社損保ジャパン・リスクマネジメント(以下「損保ジャパン・リスク」、社長:瀬尾 隆史)は、「ISO22000※(食品安全マネジメントシステム)認証取得支援コンサルティング」サービスの提供を、8月から本格的に開始しました。
※ISO22000:
食品安全マネジメント・システムに関する国際規格です。食品安全をどのような形で確保するべきかを規格化したもので、「食品安全ISO」とも呼ばれています。ISO規格に沿った食品安全マネジメント・システムが導入されているかどうかを認証する制度は、2005年9月から本格的に始まりました。ISO22000は、食品安全に対する経営姿勢を示す指標として、その重要性がますます高まっています。
1.「ISO22000認証取得支援コンサルティング」サービス提供の背景
近年、食品にまつわる事件・事故、法律違反などの報道は後を絶たず、食品安全に対する消費者の関心は高まるばかりです。政府も2003年5月に食品安全基本法を制定するなど、食の安全確保に関する対応が進められています。
このような状況のもと、国際標準マネジメントシステムとして「ISO22000 食品安全マネジメントシステム フードチェーン全体における個々の組織に対する要求事項」が2005年9月に発行されました。ISO22000の認証取得した企業では、食品安全に関して取引先や顧客の信頼度が高まる、などのメリットがあります。現在、わが国におけるこの認証の取得件数は20件あまりですが、農業・漁業の生産者、食品メーカー、食品販売やレストランに至るまで、幅広い業種で認証取得に対する関心が高まっています。
この認証の取得を目指す場合、企業内部の担当者だけでは対応が難しいケースが多く、社内規定や各種契約書の見本やモデルが欲しい、専門化の支援を受けたい、などの企業からの要望が増えています。
損保ジャパン・リスクは、このような企業の要望に応えるために、食中毒事故データに基づく食品衛生管理支援や、ISO9001、14001をはじめとする各種認証・認定の取得支援などのノウハウを活用し、「ISO22000(食品安全マネジメントシステム)認証取得支援コンサルティング」の提供を開始することとしました。
2.本サービスの概要
(1)基本プラン 【認証取得支援フル・コンサルティング】
経験豊富なISO22000専門のコンサルタントが、「食品安全マネジメント・システム」を構築するために、準備・作業開始から認証取得まで総合的なコンサルティングを行います。
具体的には、月1回の訪問コンサルティングをベースに、インターネット・メールなどの通信手段を活用して、いつでも支援先企業からの問い合わせに対応きる体制(土・日・祝日を除く)でコンサルティングを行います。また、必要な社内規定や各種記録類などは、全て電子データで提供します。
(2)オプションメニュー 【スポット・コンサルティングおよびセミナー】
「内部監査員研修」などのスポット・コンサルティングにも対応します。
また、セミナー・勉強会への講師派遣など、企業のご要望に応じたオーダーメードのサービスも提供します。
(3)所要期間・料金
(※ 関連資料を参照してください。)
3.本サービスの特徴
企業担当者の負担を軽減すべく、できる限りISO文書類のボリュームを削減するように心がけており、そのための「スリムでタイトな雛形文書」を活用したコンサルティングを行います。その結果、取得企業におけるプロジェクトの回数・時間・ロードおよび費用の負担を「大幅に軽減」することが可能となります。
4.今後の展開
損保ジャパン・リスクは、損保ジャパンの顧客企業を中心に、本サービスを積極的にご案内していきます。また、「ISO22000認証取得支援コンサルティング」サービスだけでなく、食中毒リスクの評価から予防対策まで食品関連企業の「食品安全」対策を総合的に支援していきます。
以 上