テクノマセマティカル、ＷＭＶ９ビデオ復号化ソフトなどがＪＶＣの「ＫＶ－ＰＸ９」に搭載
ＪＶＣのパーソナル・ナビゲーション・デバイス「ＫＶ－ＰＸ９」に
テクノマセマティカルのＷｉｎｄｏｗｓ Ｍｅｄｉａソフトウェア等が搭載
―様々な映像・音楽フォーマットに対応するマルチプレーヤー機能に寄与―
株式会社テクノマセマティカル（本社：東京都品川区、代表取締役社長田中正文東京大学客員教授）は、先に開発した数学的手法を駆使した革新的演算アルゴリズム「ＤＭＮＡ」（ＤｉｇｉｔａｌＭｅｄｉａ Ｎｅｗ Ａｌｇｏｒｉｔｈｍ）を使用して開発した、ＷＭＶ９ビデオ復号化ソフトウェア、ＭＰＥＧ－４ビデオ復号化ソフトウェアおよびＭＰ３オーディオ復号化ソフトウェアが、先日発表された、ＪＶＣ ＭｏｂｉｌｅＣｏｍｐａｎｙ ｏｆ Ａｍｅｒｉｃａ（所在地：アメリカ合衆国カリフォルニア州）のパーソナル・ナビゲーション・デバイス「ＫＶ－ＰＸ９」に搭載されたことを発表いたします。
「ＫＶ－ＰＸ９」は、自動車での利用はもちろん、幅広く屋外での利用を想定したＧＰＳ機能内蔵のパーソナル・ナビゲーション・デバイス（ＰＮＤ）です。ＰＮＤは、欧州を中心に爆発的に需要が伸びており、今後、北米やアジア圏での市場が拡大すると予想されています。ＫＶ－ＰＸ９の特徴は、内蔵のハードディスクドライブを用いて、高精細な地図・ナビゲーションを実現する他、多くのマルチメディアコンテンツを高画質、高音質に再生できる点です。また、独自の省電力設計により、電池駆動による高いポータビリティを実現しています。
ＫＶ－ＰＸ９は、テクノマセマティカルの高速ＷＭＶ９ソフトウェアを用いて、Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｍｅｄｉａ形式マルチメディアコンテンツの再生を実現しています。これにより、インターネット等を通じて入手したＷｉｎｄｏｗｓ Ｍｅｄｉａ形式のコンテンツをＵＳＢやＳＤカード等を介してＫＶ－ＰＸ９に取り込み、車内や屋外で手軽に楽しむことが可能になります。また、テクノマセマティカルのＷＭＶ９デコーダソフトウェアは、内蔵のＣＰＵだけで動作させることが可能であり、ビデオやオーディオ復号化のための専用ハードウェア等を追加する必要がありません。さらにＣＰＵ負荷が低いため、動作時の消費電力削減にも
効果があり、ＫＶ－ＰＸ９の省電力化に寄与しています。
今後、テクノマセマティカルは、携帯電話やミュージックプレーヤー等の携帯型機器およびカーナビゲーションシステムやＰＮＤ等の車載情報機器向けに、ＤＭＮＡを適用した高性能のビデオ・オーディオソリューションを提供していきます。また、Ｄｉｒｅｃｔ Ｓｈｏｗ形式に対応した、高速・軽量のＷｉｎｄｏｗｓ Ｍｅｄｉａソフトウェアにより、お客様のスムーズな機器開発をサポートしていきます。
＊革新的なアルゴリズムＤＭＮＡとは、画像や音楽の圧縮伸張処理で使われているＤＣＴ（離散コサイン変換）、算術符号、ＭＥ（動き検出）等の負荷が重い演算処理を下記の手法を組み合わせることで、演算の負荷を大きく減らし、画質や音質を損なうことなく高速処理することを可能にする計算手法です。
１．因数分解を活用して、計算を簡略化し、演算回数を大幅に削減させます。
２．折り返し理論を活用して、数値空間を狭くし、演算回数を削減します。
３．演算式を階層化し、優先度を付けて必要な計算だけを実行します。
４．複雑な計算式を、階層化することによって簡易化します。
５．それぞれの関数を、効率的に変換します。
株式会社テクノマセマティカルについて
テクノマセマティカルは、２０００年６月に東京都品川区に設立、２００５年１２月に東京証券取引所マザーズ市場に上場しました。資本金は４億６，７５０万円。東京大学客員教授で工学博士の田中正文によって設立された、数学の専門家とエレクトロニクス技術者が結集したアルゴリズムスペシャリスト集団です。
同社のミッションは、数学的手法を用いた、独自アルゴリズムを駆使した差別化技術で、低消費電力、高速、高画質、高音質の圧縮伸張等のソリューションを、成長著しいモバイル機器やデジタル家電等に提供し、お客様の成功を実現し、夢と感動を与え続けることです。
http://www.tmath.co.jp
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