松下、HDD内蔵CATVデジタルセットトップボックスをジュピターテレコムに提供
HDD内蔵STB TZ-DCH2000 株式会社ジュピターテレコム様で採用決定
デジタルセットトップボックス累計出荷200万台突破
松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社(本社:神奈川県港北区、代表者:遠山 敬史)は、HDD内蔵CATVデジタルセットトップボックスTZ-DCH2000を、このたび株式会社ジュピターテレコム様(J:COM、本社:東京都港区、代表取締役社長 最高経営責任者:森泉 知行)へ提供することになりました。
8月よりJ:COM様の一部の局において導入開始となります。
当社では、J:COMグループ様への提供によりTZ-DCH2000の月間出荷数が10,000台になると見込んでいます。
TZ-DCH2000は、2006年6月に発売。すでにイッツ・コミュニケーションズ株式会社様、YOUテレビ株式会社様、横浜ケーブルビジョン株式会社様、株式会社横浜テレビ局様などにご採用頂いております。同機は当社発売中のTZ-DCH1000に搭載のデータ放送対応機能、電子番組ガイド(EPG)機能、インターネット対応機能などの基本性能と、ケーブルモデム内蔵の双方向機能をそのままに、加入者にとってさらなる付加価値を提供するHDDを内蔵、裏番組録画が可能なダブルチューナーを搭載しています。これらの機能はセットトップボックスだけで提供可能なため、ケーブル事業者様からは、加入者獲得のきっかけとなるものであると発売以来好評を頂いています。当社では、今回ケーブルテレビ最大手のJ:COM様の採用が決定したことにより、他ケーブル事業者様からの採用に弾みがつくものと期待しています。
また当社は、2000年12月にデジタル対応セットトップボックスTZ-DCH100を発売以来、TZ-DCH250、TZ-DCH300、TZ-DCH500、TZ-DCH505、TZ-DCH1000、TZ-DCH800そしてTZ-DCH2000の計8機種を発売してきましたが、8月中にその累計出荷台数が200万台を突破する見込みです。
当社はBSデジタルの開始時からケーブル事業者様とデジタル化を推進し、110度CSデジタル、地上デジタルに対応した商品を他社に先駆けて開発、セットトップボックスの商品ラインナップを充実させてきました。またテレビ受像機、DVD録画機などで培った当社の技術や品質、さらには全国規模での保守サポート体制などに、ケーブル事業者様から高い評価を頂いています。当社はデジタルセットトップボックスの提供により、本年12月の地上デジタル放送の全国普及に向けてさらなる貢献を図っていきます。
【TZ-DCH2000の主な特長】
1. 250GB HDD内蔵で、ハードディスクドライブ/DOCSIS(*1) 2.0相当ケーブルモデム内蔵
2. 裏番組録画が可能なダブルチューナー搭載
3. フルデジタル伝送のHDMI(*2) 端子搭載
4. シームレスEPG採用と便利な再生ナビの実現
5. 環境に配慮した設計
【現在発売中のデジタルセットトップボックス ラインナップ】
TZ-DCH500 標準HDTVSTB (2004年3月発売)
TZ-DCH505 エントリーHDTVモデルSTB (2004年11月発売)
TZ-DCH1000 ケーブルモデム内蔵STB (2005年4月発売)
TZ-DCH800 OFDMチューナー内蔵STB (2005年7月発売)
(*1) Data Over Cable Service Interface Specifications。 米ケーブルラブス(CableLabs)等により作成されたCATVネットワーク(HFC網)上でデジタルデータを伝送する際の標準仕様。DOCSISは、ケーブル事業者と加入者宅の両方の装置の技術的な仕様を定義しており、多くのケーブル事業者やケーブル機器ベンダーにサポートされています。
(*2) High-Definition Multimedia Interface。デジタル機器向けの次世代インターフェイスで、従来の接続と違い、1本のケーブルで非圧縮のデジタル音声・映像信号を伝送することができます。また、本機のHDMI映像・音声出力端子はハイビジョン映像出力(750p、1125i)にも対応しています。