日立電線、イーサネットスイッチ「Apresia」シリーズ8機種がRoHS指令に対応
自社製イーサネットスイッチApresiaに、RoHS指令に対応した製品をラインアップ
日立電線株式会社はこのたび、イーサネット(*1)スイッチApresia(*2)2000/3000シリーズの8機種についてEU(ヨーロッパ連合)のRoHS指令(*3)への対応を完了いたしましたのでお知らせします。
近年、環境保護の観点から、特定有害物質の製品への含有を禁止または制限する動きが顕著となっており、特にEUではRoHS指令により、特定6物質の製品への使用を制限しています。
従来から、当社グループでは環境保護をはじめとするCSRを経営活動の基幹に据え、グループ全体で推進をしています。特に環境保護については特定有害物質規制への動きに対応するため、新グリーン調達基準を2004年7月に策定し、購入原材料・部品および当社グループ製品の含有化学物質データベースを構築し、含有化学物質管理の信頼性向上や新製品開発における環境適合材料・部品の選定支援等に活用しております。
RoHS指令については、EU向けの電子機器に組み込まれて使用されるFFC(Flexible Flat Cable)や極細同軸ケーブルといった機器用電線・配線材料をはじめ、無線LAN用のフィルムアンテナ、巻線、半導体パッケージ材料であるTABやリードフレーム、プリンター用給紙ローラー等において、対応を終了しています。
こうした中当社では、イーサネットスイッチApresia2000/3000シリーズにおいて、構成部品の環境適合品への見直し等を進めることで、RoHS指令に対応した製品をラインアップし、10月1日より販売を開始することといたしました。
当社のApresia2000/3000シリーズは、主に企業や大学等のネットワークにおいて、不正アクセスやネットワークへのウィルス感染を防止するPC検疫LANシステム構築用の認証スイッチとして使用されております。
このたび当社では、これらApresia2000/3000シリーズのうち、主要な8機種のRoHS指令への対応を完了いたしました(RoHS指令に対応したApresia一覧参照)。今後とも、当社ではApresiaシリーズにおいてRoHS指令への対応製品の拡充をしていく予定です。
当社グループでは、これまで電線・ケーブル分野や高機能材料分野を中心にRoHS指令対応製品への対応を図ってまいりました。今後は情報ネットワーク分野製品のRoHS指令への対応を進めることで、環境に配慮した製品の拡充に積極的に取り組んでまいります。
以 上
*1 イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
*2 Apresiaは日立電線株式会社の登録商標です。
*3 RoHS(Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment)指令は、EUにおける電気・電子機器に対する特定有害物質(鉛、カドミウム、六価クロム、水銀、ポリ臭化ビフェニール、ポリ臭化ジフェニルエーテル)の使用制限に関する指令のことです。
【RoHS指令に対応したApresia一覧】(仕様は予告なく変更となることがあります。)
添付資料をご参照ください。