日立マクセル、「水銀・鉛0(ゼロ)」使用の時計用酸化銀電池を発売
「水銀・鉛0(ゼロ)」使用の時計用酸化銀電池を新発売
~市販向け全ラインアップの「水銀・鉛0(ゼロ)」化が完了~
日立マクセル株式会社(執行役社長:角田 義人)は、「水銀・鉛0(ゼロ)」使用の時計用酸化銀電池を、時計交換用市場向けに10月25日より発売いたします。これにより、市販向け酸化銀電池の全ラインアップにおける「水銀・鉛0(ゼロ)」化が完了いたします。
マクセルは昨年9月1日に、水銀・鉛0(ゼロ)を実現した酸化銀電池を市販向けに先行して発売開始いたしました。水銀・鉛0(ゼロ)化は、マクセル独自の負極集電体防食技術の開発や耐腐食性を有する亜鉛合金を採用したことにより実現したもので、水銀や鉛を使用せずとも長期信頼性確保を実現しています。また、世界で初めて正極に金コーティングを施し、接触抵抗を軽減することで様々な機器で安定した性能を発揮するように改良しました。さらに、高品質であることはもちろんながら満足度向上のため液漏れ補償を付けております。
世界規模で環境負荷軽減に対する活動が進められている中、マクセルは酸化銀電池の全品種に対して「水銀・鉛0(ゼロ)」化に対応すべく対応ラインアップの拡充を図ってまいりました。今回、時計用酸化銀電池を商品化することで、市販向け全ラインアップの酸化銀電池の「水銀・鉛0(ゼロ)」が完了いたします。
今後ともマクセルは、環境負荷軽減に努めた製品開発に取り組み、環境にやさしい高品質企業を目指してまいります。
■主な特長
1.環境に配慮した水銀・鉛0(ゼロ)化を市販向けの全ラインアップで実現
従来、防食材である水銀・鉛を使用しないことは困難とされていましたが、独自の負極集電体防食技術の開発や耐腐食性を有する亜鉛合金の採用により、市販向け酸化銀電池の全品種において「水銀・鉛0(ゼロ)」化と優れた耐漏液性、長期保存性を実現しています。
2.世界初、正極缶に金コーティングを施し機器動作の安定性を向上
正極缶に金メッキを施すことで、初度はもとより長期保存後でも接触抵抗を低く保ち、機器動作の安定性を一層高めています。また、正極缶のみ金色*1であることから、プラス極とマイナス極がひと目でわかりやすくなっています。
*1 一部品種を除く。
添付資料:製品情報、発売日