メディカルサテライトとシステムズ、医療機関での情報配信サービス「メディカルサポートメディア」の提供を開始
医療機関での情報配信サービス「メディカルサポートメディア」の運用開始について
―電子看板とフリーペーパー、ウェブサイトのクロスメディア―
株式会社メディカルサテライト(以下メディカルサテライト、本社:東京都目黒区、代表取締役社長:田中延和)と株式会社システムズ(以下システムズ、本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:島田信一)は、ブロードバンド回線を利用して、病院内に設置した大型ディスプレイへ各種情報・広告を配信するサービス「メディカルサポートメディア(略称:メディ2<読み方:メディツー>、以下「本サービス」)」の提供を開始します。
「メディカルサポートメディア」を開始するにあたり、デジタルサイネージ(大型ディスプレイやブロードバンド回線等を利用した電子看板)のシステム構築・保守・配信及び運用サービスを、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下NTT Com、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才博美)及びパイオニアソリューションズ株式会社(以下PSC、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:内田清志)が担当します。
1.本サービスの特長
病院内に設置する大型ディスプレイへの各種情報・広告の配信に加えて、フリーペーパーおよびウェブサイトを連携させることで、クロスメディア効果を実現します。
(1)50インチの大型プラズマディスプレイを使用して、ニュースや地域のグルメ情報等を提供し、外来患者の方たちの受診待ち時間のストレス緩和及び満足度向上を図ります。
(2)ディスプレイの専用スタンドには、フクダ電子株式会社(以下フクダ電子、本社:東京都文京区、代表取締役社長:福田孝太郎)が供給するAED(自動体外式除細動器)を併設し、救命のための手順やAEDの操作方法等を積極的にディスプレイへ表示することで、突然の心停止(心臓突然死)からの救命法に関する啓蒙活動を行います。
(3)ディスプレイの専用スタンドから自由に持ち帰ることのできるフリーペーパー(無料の新聞・雑誌)は、主に50代後半~70代へ向けた、旅行・食事・生活・趣味などの情報を提供すると同時に、ディスプレイに表示されている情報と連携することで、放映内容を持ち帰って活用するためのアイテムとして機能します。
(4)本サービスに連動して新規に開設されるウェブサイトでは、10代~50代(今後シニア層へと移行する世代)を対象として、医療機関、医療、旅行、食事やアンケート、クーポン等各種情報を配信する事業を展開します。また、患者向け会員制サイト等の展開も計画しています。
写真:病院内での設置イメージ
※添付資料を参照
2.本サービスのメディア価値について
本サービスを、広告主から見た場合の特長は以下の通りです。
(1)HDDレコーダーのCMスキップ機能等、テレビCMの効果が激減している中で、高い広告効果が注目されているデジタルサイネージにより、確実にターゲット顧客へ商品を訴求できる
(2)病院という場が以下の点で媒体価値が高い
a)医療・保健・健康に強い関心を持っている方が集まっている
b)同時に、旅行・趣味など娯楽に対するニーズが強い傾向がある
c)待ち時間にじっくり広告を見てもらえる
(3)病院に集まる方々に最適な広告を届けられる。特にシニア層をターゲットとした効果的な広告展開ができる
(4)病院内ディスプレイ、フリーマガジン、ウェブサイト、携帯サイトとの連動により、メディアの相乗効果を狙える
3.今後のサービス予定と各社の役割
本サービスは2007年1月より首都圏400病院でのサービス開始を予定し、2009年度中に全国2,000病院までサービス提供範囲を拡大する計画です。
メディカルサテライト及びシステムズは、今後本事業の運営及び広告主の獲得、設置病院の募集や、情報コンテンツの制作、クロスメディアの推進などを行います。
また、NTT Com及びPSCは情報配信のプラットフォームを提供し、ブロードバンドネットワークを活用したデジタルサイネージビジネスの拡大を目指します。