ナナオ、医療施設向けに「画像モバイル転送システム(救急支援向け)」を発売
FOMAから画像ビューアソフトの閲覧/操作を可能にする「画像モバイル転送システム(救急支援向け)」を新発売
1.概要
株式会社ナナオ(本社:石川県白山市、代表取締役社長:実盛 祥隆)は、2006年11月17日より、医療施設向けに画像モバイル転送システム(救急支援向け)の販売を開始します。
当製品は、画像ビューアソフトウェア(以下、画像ビューア)の表示画面を、NTTドコモのFOMA通信網経由で転送する画像転送システムです。転送された画像は、お手持ちのテレビ電話対応FOMA(以下、FOMA)から閲覧できるほか、FOMA側から画像ビューアの遠隔操作が可能です。また、画像の閲覧/遠隔操作と同時に音声通話を行うこともできます。
医療施設においては、DICOMビューア(医用画像表示アプリケーション)の表示画面などの閲覧に用いることができます。専門医が外出中に、当直医が専門医とのコミュニケーションツールとして活用することで、傷病者の状況をより正確かつ迅速に伝達可能となります。これにより専門医の負担を軽減できるなど、急性期治療におけるサポートに活用できます。
システムを構成する機器には、当社製品であるFOMA対応ビデオ転送/遠隔制御装置「EIZO AirView Quad-X(エアビュークワッドエックス)」のほか、ビデオダウンコンバーター、スピーカーマイクユニット、絶縁トランス、転送画像確認用モニター、ケーブル類が含まれます。また、納入の際は納入先の画像ビューアソフトに合わせた製品のカスタマイズ、設置作業、操作説明を実施します。製品及び上記付帯作業は、オープン価格※1。
※1:オープン価格の商品は標準価格を定めていません。
【 製品の主な特長 】
1)FOMAから画像ビューアの閲覧や、ビデオカメラの映像/音声確認が可能
2)FOMAから閲覧画像のスライド送り、視点移動(上下左右のスクロール)、拡大/縮小、明るさ/コントラスト調整の遠隔操作が可能
3)画像ビューアを閲覧・遠隔操作しながら、音声通話を行うことが可能
4)利用環境に合わせてカスタマイズ※2を行うことで、画像ビューアの種類を問わず導入が可能
5)FOMA通信網を利用するため、ハッキングやウィルス感染のリスクがない
6)大規模なシステム導入が不要で、設置や移設が容易
7)電磁ノイズによる医療機器への影響を抑制する絶縁トランスを付属しているほか、FOMAの電波対策として専用アンテナの延長敷設※2も可能
※2:オプションとなります。
※活用例とメリットなど詳細は添付資料参照
【 お客様からのお問い合わせ先 】
株式会社ナナオ 営業1部 システム課/メディカル課
TEL:03-5715-2014 FAX:03-3458-7001
ホームページ: http://www.eizo.co.jp/