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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.27.Wed
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2007'04.18.Wed

丸紅、タイ国レムチャバン港の新設コンテナターミナルを買収

タイ国レムチャバン港における新設コンテナターミナル買収の件


 丸紅株式会社(以下「丸紅」)が株式会社上組(以下「上組」)との合弁で出資しているタイ国イースタン・シー・レムチャバン・ターミナル社(Eastern Sea Laem Chabang Terminal Co., Ltd.、以下「ESCO」)は、1991年よりタイ国レムチャバン港においてコンテナターミナルの運営を行っておりますが、今般同社の関連会社がタイ港湾局から新ターミナル建設・運営を受託したLCMT社の株式90%を取得することで、関係者間の合意に至りました。総投資額は37億バーツです。

 新規に建設されるターミナル(2バース)は全長約590m、ガントリークレーン5基等の設備を備え、2007年4月に開港する予定です。

 レムチャバン港はタイ最大のコンテナ取扱港で、現在ESCO社は関連会社と合わせ、同港においてコンテナターミナル2社(2バース、全長660m)の運営を行っておりますが、今回の買収により現在同港で運営中の10バースの内、合計4バース(全長1,250m)の運営に携わることとなり、取扱能力は現行対比約75%増の約2.5百万TEU(注)(レムチャバン港全体の取扱能力に占めるシェア: 38%)に増加する計画です。新設ターミナルは、ESCO社の関連会社が運営するバースに隣接しており、これらを一体運営することで、港湾作業の効率化と競争力を向上させる事により、対顧客サービス力の強化を目指します。

 アジア通貨危機による景気低迷後、自動車産業を中心に堅調な景気回復・成長を遂げているタイ経済において、物流市場についても自動車関連部品の輸出入需要を牽引役に今後も拡大が見込まれています。こうしたタイ経済の伸張に加え、既存の2バースにおける運営実績、及びノウハウの蓄積を背景に、今回の買収を決定しました。

 丸紅は1990年以降、海外でのコンテナターミナル運営事業に商社としては唯一本格参入しており、これまで市場、及び顧客から評価を獲得しています。現在、3ヶ国(4ターミナル)で、約190万TEUの取扱実績(2005年度実績)を保有しています。

 中国を中心とする世界規模での堅調な荷動きを背景に、従来の在来タイプの貨物に比べ取扱いが平準化されており、且つ安価なコンテナ輸送は年々利用率が増加しており、これに伴いコンテナ輸送に対応する港湾設備であるコンテナターミナル市場は今後も継続拡大すると見込まれています。丸紅は斯かる市場への対応に注力するため、2006年4月に、物流企画営業部内に専門チームを分離独立させ、同事業の運営・新規開拓を推進中です。

注)TEU:Twenty Feet Equivalent Unitの略。20フィートコンテナ換算のコンテナ量を表す。


以上

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