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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.27.Wed
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2007'04.24.Tue

松下、最高4Mbpsのデータ転送が可能なFIR対応の「IrDAトランシーバー」を開発

機器間の赤外線通信の高速化に貢献

FIR対応リモコン機能付き IrDA(R)トランシーバーを開発

2007年 2月量産開始


【 要 旨 】
 松下電器産業株式会社は、赤外線データ通信の標準団体で規定されたIrDA(R)[1]の物理層規格 Ver1.3[2]に準拠したFIR[3](4Mbps)対応のリモコン送信機能付きIrDA(R)トランシーバーを開発し、来年2月より量産を開始します。

【 効 果 】
 本製品は、赤外LED、フォトダイオードおよび送受信制御ICを業界最低背パッケージにモジュール化し、IrDA(R)規格 Ver1.3に対応させることで最高4Mbpsのデータ転送を可能とします。これにより、携帯電話、プリンタ、DSC、カーナビ、テレビなどの機器間のデータ転送時間を大幅に短縮できるため、高解像度画像などの大容量データの送受信が容易に実現できます。また、リモコン送信機能も搭載することで携帯電話などから家電製品のコントロールも可能とします。

【 特 長 】
 本製品は以下の特長を有しております。

1.業界最低背パッケージ
2.業界最小の低消費電力対応(アイドル電流580μA、シャットダウン電流200nA(max))
3.LED駆動方式は、従来のSIR[4]対応品同様に定電流方式を採用し、電流調整抵抗を不要とし、放射強度の電源電圧依存性を低減
4.変復調LSI[5]/ソフトとトランシーバーの高い親和性を実現し、セット開発技術者の設計負荷を軽減

【 内 容 】
 今回開発した製品は以下の技術により実現しています。

1.業界最低背パッケージでありながらIrDA(R)規格 Ver1.3に対応した高効率パッケージ技術と、高S/N[6]で高利得を可能とした受信アンプ設計技術
2.4Mbpsの高速通信と低消費電力を両立させるBi-CMOSプロセス[7]回路設計技術による送信回路(LED駆動回路)と受信回路(アナログアンプ、比較器) 
3.FIR、SIR、リモコンのモード毎の定電流源回路内蔵 
4.変復調LSIメーカーとの接続検証の実施によるVer1.3準拠のIrDA(R)のプロトコルを含むリンク層から変復調LSIを組み合わせた通信評価技術 

【 従来例 】
 現在、赤外線通信ではIrDA(R)規格 Ver1.2(最高速度115.2kbps)が主流ですが、高解像度画像データなどの大容量データの送受信にはかなり時間を要する問題があります。例えば、2Mピクセルの画像データ500KBの転送時間は50~100秒かかっていました。そのような不便を解消するため、4Mbpsの最高速度をサポートするVer1.3規格に準拠したトランシーバーが求められていました。

【 実用化 】
 量産開始:2007年2月、サンプル価格:300円/個(サンプル出荷:11月中旬)

【 特 許 】
 国内特許 2件(出願中を含む)


(※ 詳細は添付資料を参照してください。)

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