コニカミノルタ、デジタル色校正システム「デジタル コンセンサス プレミアム」を発売
究極のデジタル色校正システム
『Digital Konsensus Premium(デジタル コンセンサス プレミアム)』新発売
コニカミノルタグラフィックイメージング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:村田憲治)は、フルデジタルを可能とした究極のデジタルプルーフ(色校正)システム『Digital Konsensus Premium (デジタルコンセンサスプレミアム)』を2007年1月より発売いたします。
(※製品画像あり)
デジタル化が進展している印刷業界では、CTP(コンピュータ・ツー・プレート)化を起点としたデジタルワークフローの成熟期を迎えており、色校正分野も年々デジタル化が顕著になってきております。コニカミノルタのデジタル色校正システム、「デジタルコンセンサスシリーズ」は1999年の発売以来ご好評をいただいており、今やデジタル色校正のデファクトスタンダードとして業界に定着しつつあります。しかしながら、「印刷本紙の白さの度合い」や「刷りの質感」などの再現については、平台校正刷りをはじめアナログに頼らざるを得ない作業もありました。
今回発売いたします『デジタルコンセンサスプレミアム』は、このような色校正に残された最後のアナログ作業をデジタル化した究極の色校正システムといえます。
主な特長
1.印刷本紙の白度(白さの度合い)を忠実に再現
デジタルプルーフは用紙の白さの度合いが固定されているため、印刷物に対して色の仕上がりや全体の印象に大きなギャップが生じてしまいます。これが色校正におけるフルデジタル化への大きな障壁となっており、アナログの平台校正刷りに頼らざるを得ませんでした。デジタルコンセンサスプレミアムでは白色系本紙の白さの度合いを任意に再現する機能の開発に成功し、オプションとして搭載することにより、初校からフルデジタルでの色校正を可能としました。
2.印刷の質感・ザラツキ感を再現
一般的にデジタルプルーフでは網点や線画を、オンオフのデジタルデータに忠実に美しく描画しています。一方、印刷物は印刷本紙の紙の繊維や加工の度合い、転写されるインキなどによりザラつく傾向にあります。従って、デジタルプルーフでは「色」を忠実に再現できますが、「質感」や「ザラツキ」の表現は不可能な領域ということが業界の通説でした。デジタルコンセンサスプレミアムでは網点の濃度可変技術をさらに進め、「質感」や「ザラツキ」の表現を可能にする光学技術の開発に成功し、オプションとして搭載することにより、初校からフルデジタルでの色校正を可能としました。
3.究極の色安定性
コニカミノルタのデジタルプルーフは優れた色安定性が大変好評ですが、今回のデジタルコンセンサスプレミアムでは、より安定性に優れた素材開発と光学制御キャリブレーション技術の開発により、いままで以上に安定した色再現を実現しています。
4.廃液量半減による環境への配慮
デジタルコンセンサスプレミアムは廃液量を従来の機種に比べ約1/2に削減することに成功いたしました。技術的にはペーパーと処理剤の素材開発、新規洗浄技術を盛り込んだ自動現像機の開発により、低廃液システムを実現しました。これにより、環境ISO対応などの手段の一つとしてお役立ていただけます。
その他、網点部とベタ部の濃度と色相の微妙な差を完全独立制御することにより究極のカラーマッチングの実現、優れた微細ドットの再現など、アナログのシステムでしか再現できなかった領域をはじめてデジタルで再現できるようになりました。
コニカミノルタでは、激変する印刷業界において色と画質にこだわり、お客様のデジタル化・ネットワーク化の推進にお役に立てるように、これからも「高画質なデジタルワークフローソリューション」を開発・技術サービス・販売が一体となった体制でご提供してまいります。
■製品名:Digital Konsensus Premium(デジタル コンセンサス プレミアム)
※希望小売価格など詳細は添付資料参照