IIJ、個人向けサービス「IIJ4U」「IIJmio」の迷惑メール対策を大幅強化
IIJ、個人向けサービスIIJ4U・IIJmioの迷惑メール対策を大幅に強化
- Outbound Port 25 Blockingの規制を拡大 -
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 幸一、証券コード番号:3774 東証マザーズ)は、11月21日より、個人向けインターネット接続サービス「IIJ4U」、「IIJmio」のブロードバンド接続サービス(*1)で実施している迷惑メール対策「Outbound Port 25 Blocking」の規制を拡大し、IIJのネットワークから弊社メールサーバを経由せずに送信されるすべてのメールに対して、同規制を順次開始いたします。
Outbound Port 25 Blockingは、ISPが提供する送信用メールサーバを経由せず、ユーザが直接TCP25番ポート(*2)を利用してインターネットに電子メールを送信する通信を遮断する方法です。迷惑メールの多くがプロバイダの送信メールサーバを利用せず、直接、TCP25番ポートを用いて接続し送信されていることから、迷惑メール対策に最も効果がある方法の一つとされており、国内のISPや携帯通信事業者など約30社で構成されるワーキング・グループ「Japan Email Anti-Abuse Group(JEAG)」でも利用が推奨されています。
IIJでは2005年10月18日より、「IIJ4U」、「IIJmio」のブロードバンド接続サービスにOutbound Port 25 Blockingを導入し、弊社指定のメールサーバを経由しない主要携帯電話事業者(NTTドコモ・au・ツーカー・ソフトバンクモバイル)宛のメールに対して、送信規制を実施しておりました。今回、同接続サービスにおいて、弊社メールサーバを経由しないすべてのメールに対して、新たに規制を開始いたします。これにより、IIJのネットワークから迷惑メールが送信されることを防ぎます。
なお、弊社メールサーバはTCP 587番ポート(*3)でのメール送信に対応しており、既にOutbound Port 25 Blockingを実施している他社ISP利用時にも、IIJのメールサービスをご利用いただけます。
IIJでは快適なメール環境をご提供するために、今後とも最新のセキュリティ技術を取り入れ、サービス品質の向上に尽力してまいります。
■対象サービス
IIJ4U フレッツ接続オプション
IIJ4U アクセスコミュファ接続オプション
IIJmio DSL/DFサービス
IIJmio FiberAccess/DFサービス
IIJmio FiberAccess/DCサービス
IIJmioモバイルアクセス(Mフレッツ/フレッツ・スポットをご利用の場合)
IIJmioモバイルアクセスPRO(Mフレッツ/フレッツ・スポットをご利用の場合)
(*1)IPアドレスを固定的に割り当てるサービスをご利用の場合は、規制の対象となりません。
(*2)TCP25番ポート:インターネットで電子メールを配送するためのプロトコルであるSMTPが使用するポート。
(*3)TCP587番ポート:Submissionポート。メールサーバがメールの投稿を受け付ける専用ポート。RFCで利用が推奨されている。