KLab、携帯電話で公共料金の支払いが可能になる特殊バーコード解析エンジンを開発
KLab、携帯電話向け特殊バーコードの解析エンジンを開発
~ 携帯電話から公共料金のバーコード支払いが可能に ~
KLab株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:真田哲弥、以下KLab)は、公共料金の請求書等で使用される特殊なバーコードを解読する携帯電話向けエンジンを開発しライセンスを開始しました。
本解析エンジンは、携帯電話のJavaやBREWアプリケーションに組み込まれて使用されることにより、公共料金等を銀行やコンビニエンスストアなどに行くことなく、携帯電話から支払うことを可能にします。
公共料金の請求書等で用いられるバーコードは「EAN-128」(※)と呼ばれる国際標準規格で、JANコードなどのバーコードと比べ、非常に多くの情報量を格納できることが特長です。しかしその反面、画素数が足りない・解析に時間がかかりすぎる、といった理由から、携帯電話カメラでの読み取りはこれまで不可能とされていました。
このたびKLabが開発した携帯電話向けバーコード解析エンジンは、撮影画像のボケ・かすれ、カメラレンズの歪みを考慮した認識アルゴリズムを搭載し、バーコード上のバー(黒線)とスペース(白線)の輝度差を自動的に補正することにより、高い認識率を実現しています。一方で、携帯端末に特化したアルゴリズムの最適化を行うことにより、高速な認識が可能となっています。
本解析エンジンは、現在、NTTドコモのJavaプラットフォームに対応しており、今後、auのBrewやソフトバンクモバイルのJavaプラットフォームにも順次対応していく予定です。
※EAN-128
企業間物流管理向けバーコードの標準化団体である国際EAN協会(現・GS1)が開発した規格です。JANコードや、ITF(標準物流)コードなど、従来のバーコードに商品物流の管理や商取引のための情報などを付加しており、商品自体の情報のほか、その数量や種類・製造年月日・発注番号などを記録することができます。国内では現在、電話会社や電力会社、ガス会社などの請求書に採用されています。
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