リニアテクノロジー、入力範囲をプログラム可能な16ビット8チャネルADCを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC1859」を販売開始
入力範囲をプログラム可能、±25Vまでフォールト保護される16ビット8チャネルADC
2006年11月15日 - リニアテクノロジーは、±25Vまでフォールト保護され、入力範囲をソフトウェアでプログラム可能な16ビット、8チャネル、100kspsアナログ-デジタル・コンバータ「LTC1859」の販売を開始しました。
1,000個時の参考単価は、LTC1859が2,205円(税込み)から、LTC1858が1,591円(同)から、LTC1857が1,100円(同) からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC1859は0V~5V、0V~10V、±5Vまたは±10Vの入力範囲にシリアルインターフェイスを介して容易にプログラムできるので、ひとつのボード設計で、複数の産業用アプリケーションに対応できます。すべてのチャネルは±25Vまでフォールト保護されています。1つ以上の未使用チャネルに最大±25Vの過電圧フォールトが発生しても、選択されたチャネルの精度が損なわれることはありません。LTC1859のマルチプレクサは、4つの差動入力、8つのシングルエンド入力、あるいは差動とシングルエンドを組み合わせた入力に設定可能です。このデバイスは全温度範囲でミッシングコードのない16ビットの分解能と±3LSB(最大)のINLという優れたDC特性を実現しています。
また、優れたオフセット、フルスケール利得、チャネル間の整合を実現します。
LTC1869は計測、データ収集システム、産業用プロセス制御などのマルチチャネル高分解能アプリケーションに最適です。
LTC1859は単一5V電源で動作し、消費電力はわずか40mWです。また、温度係数±10ppm/℃の2.5Vリファレンスを内蔵しています。さらに高い精度が必要な場合は、この内部リファレンスを外部から駆動することができます。消費電力に敏感なアプリケーションに対応するため、LTC1859は、リファレンスがアクティブのままで消費電力が27.5mWに減少するナップ・モードと、リファレンスが完全にパワーダウンして消費電力が40μWになるスリープモードという2つのパワーダウン・モードを備えています。
LTC1857とLTC1858は、ピン互換の12ビットおよび14ビット・デバイスです。
いずれのデバイスもSSOP-28パッケージで供給され、ピン互換ファミリを構成するので、最終製品において性能/コストを最適化することができます。
このファミリのすべてのデバイスにコマーシャル温度範囲とインダストリアル温度範囲があります。
【 LTC1857/LTC1858/LTC1859の特長 】
・全温度範囲でミッシングコードのない16ビット(LTC1859)、14ビット(LTC1858)、12ビット(LTC1857)の分解能を達成
・±25V保護付きの8チャネル・マルチプレクサ
・プログラム可能な4つの入力範囲:
ユニポーラ・モード:0V~5V、0V~10V
バイポーラ・モード:±5V、±10V
・LTC1859:INLが ±2LSB(最大)、SNRが87dB
・LTC1858:INLが ±1.5LSB(最大)、SNRが83dB
・LTC1857:INLが ±1LSB(最大)、SNRが74dB
・単一5V電源
・2.5Vリファレンスを搭載
・変換と変換の間の自動シャットダウンによって消費電力を低減
・真の差動入力によって同相ノイズを除去
・SPI互換のシリアルI/O
・ピン互換のSSOP-28パッケージ
以上
< お問合せ先 >
リニアテクノロジー(株)
TEL 03-5226-7291(代表)
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