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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.26.Tue
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2007'04.28.Sat

セイコーエプソン、カラーフィルタ用インクジェット装置をシャープの亀山第2工場に納入

世界初*1、第8世代大型液晶基板に対応したカラーフィルタ用インクジェット装置を開発

シャープ(株)亀山第2工場で稼動 


 セイコーエプソン株式会社(社長:花岡 清二)は、第8世代の大型液晶基板に対応したカラーフィルタ用インクジェット装置を開発いたしました。本装置をシャープ(株)亀山第2工場へ納入し、同社の製造する最新型の大画面液晶テレビ用カラーフィルタ製造工程において量産稼動いたしました。今回のインクジェットカラーフィルタ製造技術は、当社が長年にわたって研究してきたインクジェット工業応用技術を、フューチャービジョン社*2における次世代ディスプレイ開発プロジェクトへの参画を通して大型液晶テレビ製造に展開させたもので、製造時の環境負荷低減、低コスト化に大変有効な製造方法として注目を集めております。今後、カラーフィルタ用途を含め、インクジェット方式による製造装置の事業を展開し、低エネルギー、低コストな次世代の製造プロセス普及に貢献してまいります。

 当社は、インクジェットプリンタのビジネスで蓄積してきた独自のマイクロピエゾヘッド技術を核に、インクジェット方式による工業応用化技術を研究・開発してまいりました。その結果、インクジェット方式による工業応用化技術において世界初の実用化となった液晶配向膜の量産をはじめ、様々な研究成果を生み出しております。その中で、インクジェット方式によるカラーフィルタの製造に関しては、社内液晶事業での実用化を目的に10年に渡る開発を継続してきました。
 一方、当社はフュ-チャービジョン社による次世代ディスプレイ開発のプロジェクトに参画し、当社独自技術の産業振興への貢献を検討してまいりました。今回、同じプロジェクトに参加したシャープ(株)と協力することで、インクジェット方式による大型液晶テレビ用のカラーフィルタ製造技術を世界で初めて確立いたしました。
 この技術はカラーフィルタの製造において、従来方式と比べ大幅なコストダウンと優れた色特性を実現し、また、廃棄される材料を大幅に削減できることにより、環境にも配慮した次世代の製造技術となっております。フラットパネルディスプレイの大型化、低価格化の流れの中で、今後インクジェット方式によるカラーフィルタ製造は主流になると見られており、特に大型液晶TV用カラーフィルタにおいては、今後3年間で50%以上がIJ方式に置き換えられる事が予想され、事実上、業界のスタンダードになる技術だと考えています。
 当社は独自のピエゾヘッド技術と液晶のカラーフィルタや配向膜での量産化実績を生かして、工業用インクジェット装置の事業を展開し、低コスト、低エネルギーな次世代の製造方法の普及に貢献してまいります。


以上

*1:当社調べ
*2:経済産業省主導による国家プロジェクト実施会社で、次世代ディスプレイ開発を目的に、2002年4月、民間企業24社が出資して設立された。

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