東武鉄道と新東京タワー、新タワーデザインの事業者案が決定
高さはもちろん、美しさや親しみでも世界一になりたい。
新タワーデザインの事業者案が決定しました。
~日本の伝統美と近未来的デザインの融合~
東武鉄道株式会社(本社:東京都墨田区)と新東京タワー株式会社(本社:東京都墨田区)では、東京都墨田区押上・業平橋地区において高さ約610mの新タワーを核とした多機能複合型の開発プロジェクト「Rising East Project」の検討を進めておりますが、このほど新タワーデザインの事業者案が決定しました。今後、関係各所との協議等を経て最終デザインが決定されます。
新タワー建設にあたっては、「地域とともに活力あるまちづくりに貢献」、「時空を超えたランドスケープの創造」、「防災面での安全・安心の提供」の3つを基本理念としておりますが、このたびのデザイン案は、この3つの理念を具現化した以下の3つのコンセプトに基づき、デザインされております。
≪新タワーデザインコンセプト≫
■時空を超えた都市景観の創造:日本の伝統美と近未来的デザインの融合
■まちの活性化への起爆剤:賑わいと親しみを感じる3つのゲートと2つの展望台
■都市防災「安全と安心」への貢献:日本古来の建築「五重塔」に通じる新たな構造システム
新タワーの形状は、伸びやかな曲線の姿に躍動感と創造力が感じられるシルエットとし、日本刀や伝統的日本建築などにみられるゆるやかな曲線「そり」と「むくり」を意識し、タワーの頂部から足元に向かって連続的に変化する形態となっております。この日本文化特有の粋な形態美が、タワーに緊張感と優美な雰囲気をかもし出しています。
また、新タワーの足元は三角形でできており、「3」という数は、三脚のように最も少ない単位で安定が得られ、その合理的な形状により周辺への圧迫感等に配慮し、さらに隅田川・荒川に囲まれた三角形のこの地域を象徴する形状となっております。
日本の伝統的な美意識のもと、先端テクノロジーを駆使して生まれるのが新タワーです。伝統と先端の新しいシンボルとして、時空を超えた新たな景観を創造します。
なお、当デザイン案は、本年7月4日にお知らせしたとおり、建築家で東京大学名誉教授の安藤忠雄氏と、彫刻家で元東京芸術大学学長、島根県芸術文化センター・センター長の日本芸術院会員澄川喜一氏の両氏より、監修いただいております。また本年7月4日~7月24日に実施いたしました『届け!私が想う新タワー』アンケートにより皆様から頂戴したご意見を、監修いただいた安藤・澄川両先生、設計を担当した株式会社日建設計へお伝えし、当デザイン案に反映しております。
新タワーデザインコンセプトおよびアンケート結果の概要は別紙のとおりです。
※添付資料を参照
以上
※下記は添付資料を参照
*[別紙1]≪新タワーデザインコンセプト≫
*イメージパース
*[別紙2]『届け!私が想う新タワー』アンケート結果