野村総研とISID、オープンソースの「Seasar2」と「OpenStandia」のサポートサービスを共同で提供
野村総合研究所と電通国際情報サービス、
オープンソースの「Seasar2」と「OpenStandia」のサポートサービスを共同で提供
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、社長:藤沼彰久、以下「NRI」)と株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、社長:水野紘一、以下「ISID」)は、オープンソースソフトウェア(OSS)の1つでJava開発フレームワークである「Seasar2」(※1)に関するサポートサービスと、NRIのオープンソースサポートサービス「OpenStandia(オープンスタンディア)」(※2)を、共同で提供することに合意しました。
これまで、NRIは、オープンソースサポートサービス「OpenStandia(オープンスタンディア)」(※2)を中核として、一方、ISIDは、Javaアプリケーション開発フレームワーク「Seasar2(シーサーツー)」のサポートサービスを中核として、それぞれ企業ユーザー向けのOSS支援を提供してきました。
近年、企業システムで利用されるOSSが多様化し、企業ユーザーの求めるサービスレベルが高まるなか、NRIとISIDは、それぞれのOSS関連サービスについての技術ノウハウやサポート体制を共有し、OSSがより多くの企業において採用されるよう協力することで合意しました。両社は、今後以下の活動を行っていきます。
1. サポートサービスの相互提供
NRIは、ISIDが提供する「Seasar2 サポートサービス」(※3)をNRIの顧客およびパートナーへ再販し、ISIDは、NRIが提供する「OpenStandia」をISIDの顧客およびパートナーに再販します。
2. OSS関連セミナーなどの開催
OSSに関連するセミナー等を共同で開催します。
3. 「Seasar2」の「OpenStandia/Application Server」への組み込み
Java開発フレームワークである「Seasar2」を、NRIの提供するオープンソース基盤である「OpenStandia/Application Server」に組み込むため、共同で検証を行います。
NRIとISIDは、今後もOSS関連のサポートサービスを通じて、OSSの開発コミュニティおよび企業によるOSSの利用を積極的にサポートしていく予定です。
【サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社野村総合研究所オープンソースソリューションセンター
E-mail: ossc@nri.co.jp
株式会社電通国際情報サービス事業推進本部Seasar2 技術推進グループ
E-mail: g-oss@group.isid.co.jp
(※1) 「Seasar2(シーサーツー)」
日本で開発されたオープンソースのJavaアプリケーション開発フレームワーク。特定非営利活動法人Seasarファウンデーションが、ソフトウェアの開発に関わる管理および運営を行っている。
(※2) 「OpenStandia(オープンスタンディア)」
Tomcat、JBoss、MySQL、PostgreSQL等のオープンソースミドルウェア単体、および「OpenStandia/Application Server」と「OpenStandia/Business Intelligence Server」の2つのパッケージの導入から保守に至るまでのサポートを提供するサービス。今回のISIDとの協業により、OpenStandiaのパートナープログラム参加企業数は11社となる。
( http://www.nri-aitd.com/openstandia/ )
「OpenStandia」のサポート対象OSS一覧(2006/11/30時点)
* 関連資料 参照
(※3) 「Seasar2 サポートサービス」
ISIDの提供するOSS商用サポートサービス。Seasar2に関する問い合わせ対応、不具合に対するパッチの提供、コンサルティングサービスが含まれる。
( http://www.isid.co.jp/solution/oss/seasar.html )