日本TI、NECのFOMA 3G携帯端末にOMAPプラットフォームが採用
TIの第二世代のOMAP(TM)プラットフォームが
NECのFOMA(R) N903i 携帯電話端末に採用
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称: TI)は、OMAP(TM)アプリケーション・プロセッサ・プラットフォームが、株式会社エヌ・ティ・ティドコモ(以下 NTTドコモ)のFOMA 3Gの最新の携帯電話端末となる、日本電気株式会社(本社:東京都港区、以下 NEC)の『FOMA N903i』に採用されたと発表しました。この『FOMA N903i』はTIの『OMAP2430』プロセッサを搭載し、多様なエンターテインメントならびにプロダクティビティ・アプリケーションへの対応機能と同時に、人気のある複数のマルチメディア・アプリケーションを携帯電話端末内に組込み、DVD品質のビデオ、クラス最高のVGAカラー・ディスプレイなどをサポートします。
高性能の『OMAP2430』プロセッサは、PC並みの情報量の高解像度VGA+で、フルブラウザ、ドキュメントビューアを実行しながら、フル楽曲を裏タスクで再生する「ながらコミュニケーション」を実現しました。また、VGA動画再生や、TV電話通話中のスムーズな操作性確保に貢献しています。
TIのワイヤレス・ターミナル製品事業部、3G/OMAP担当ワールドワイド・ゼネラル・マネージャであるリチャード・カースレイク(Richard Kerslake)は次のように述べています。「NECが協力関係を通じて、TIのOMAPプロセッサを最大限活用し、よりスマートで高いマルチメディア機能を持つ携帯電話を市場投入されたことに大きな喜びを感じています。TIのOMAP2テクノロジーとともに、NECはVGA画面、立体音響効果付きの強化された音楽機能、ハイエンドのゲーム・コンソール機能をはじめ、現在、最も人気のあるマルチメディア機能をお客様に提供する携帯電話を開発されました」
今回の発表はTIがサポートするNECの携帯端末プラットフォームが第五世代にわたることを示すと同時に、世界のワイヤレス市場向けに高い品質と柔軟性を備えたワイヤレス・ソリューションを供給するTIの強い取り組みのあらわれでもあります。TIはワイヤレス・システムに関する15年以上の専門知識を基に、現在まで180機種を超える携帯電話およびPDA向けに、1億個を超えるOMAPプロセッサを出荷した実績を持っています。
(※FOMAは株式会社NTTドコモの登録商標です。)
テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称: TI)は、グローバルな半導体企業であり、デジタル家電、ワイヤレス市場などに向けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)とアナログICを中核とするトータル・ソリューションを提供しています。そのほか、E&PS(教育関連)事業を展開、世界25ヶ国以上に製造・販売拠点を持っています。
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における大手の外資系半導体サプライヤです。資本金は362億5,000万円です。大分県日出、茨城県美浦に生産工場があり、茨城県つくばと神奈川県厚木にテクノロジー・センターがあります。
TIに関する情報はインターネットでも発信しています。( http://www.tij.co.jp )
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