松下、入退室管理システム向け虹彩認証カメラと管理ソフトを発売
誤認識率120万分の1以下で、約0.3秒(従来比3倍)の高速認証を実現
虹彩認証カメラ BM-ET200を発売
導入・運用コストの低減により、さらに幅広い施設で利用が可能に
■虹彩認証カメラ
品番 : BM-ET200
本体希望小売価格 : 315,000円(税抜300,000円)
発売日 : 2007年1月9日
生産予定数 : 年間2,000台
■管理ソフト
品番 : BM-ES200
本体希望小売価格 : 168,000円(税抜160,000円)
発売日 : 2007年1月9日
生産予定数 : 年間400本
松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社(代表者 遠山敬史)は、虹彩(※1)認証カメラBM-ET200を、2007年1月9日に発売します。
近年のセキュリティ意識の高まりに伴い、人の体の一部を使って本人確認をするバイオメトリクス(生体認証)機器の需要は拡大しています。一方で機器導入・運用コストの高さや登録・認証時の煩雑さがより一層の普及への課題となっています。
虹彩認証カメラBM-ET200は、以上の課題を解決するために、導入にかかる費用の低減を図ると同時に、認証スピード、運用性、システム構成の柔軟性といった観点からトータルコストの低減を実現しました。様々なバイオメトリクス(生体認証)方式の中で、特に高い他人受入率120万分の1以下の精度はそのままに、小規模から大規模までの幅広い用途に、入退室管理システムを提供するものです。
【主な特長】
1.約0.3秒(当社従来比3倍)の高速認証を実現
2.スムーズな認証を実現する優れたユーザーインターフェイス(UI)
3.小規模から大規模まで、柔軟なシステム構成が可能
【お問合せ先】
松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社
お客様ご相談センター
電話 : 0120-878-410
(受付:9時~18時<土・日・祝日除く>)
【特長の解説】
1.約0.3秒(当社従来比3倍)の高速認証を実現
当社虹彩認証カメラは、利用者がカメラ内蔵のミラー(鏡)を見ると、内蔵カメラが眼を自動的に認識し撮影(キャプチャー)を行います。BM-ET200では、当社独自の高速キャプチャーエンジンを搭載し、キャプチャーからデータ照合、認証までの時間がわずか約0.3秒という高速認証を実現しました。(当社従来比3倍)これにより、見たときには認証完了する環境を提供し、利用者のストレスを低減します。
2.スムーズな認証を実現する優れたユーザーインターフェイス(UI)
BM-ET200は、内蔵ミラーをシングルミラー方式からダブルミラー方式に変更し、両目の位置合わせが容易で、見る位置がより分かりやすくなりました。さらに、利用者とカメラ間の前後距離については、カメラ内蔵の距離インジケーターと音声ガイドで誘導し、利用者が目と耳で直感的に距離を掴めるようになりました。
これらにより、高速キャプチャー技術(上記1.)と併せ、頻繁に人の出入りがある場所でも煩わしさのない、スピーディーな認証を可能にします。
3.小規模から大規模まで、柔軟なシステム構成が可能
BM-ET200は、「スタンドアローンモード」「ネットワークモード」という2つの動作モードを搭載しています。スタンドアローンモードは、カメラ本体に内蔵された50人分のライセンスを利用することで、パソコン無しでも運用が可能(※2)なモードです。シンプルなシステム構築が可能なため、小規模オフィスや店舗などでも容易に導入(※3)することができます。
ネットワークモードは、別売の管理ソフトBM-ES200を用いて、カメラ最大256台、ユーザー最大10025人を管理することができるモードです。当社従来品BM-ET330との共存も可能(※4)で、既存システムからの拡張にも対応。導入コストを低減しながら、大規模システムを構築することができます。
(※1)虹彩とは、眼球内にある薄い円盤状の膜のことを指します。虹彩は非常に複雑な模様で、個人の左右の眼でも異なる虹彩は人によって異なっているため、個人の特定に有効です。
(※2)初期設定にはパソコンが必要です。
(※3)電気錠、ドア制御装置は別途購入が必要です。
(※4)管理ソフトはBM-ES200の購入が必要です。
■定格
※ 関連資料 参照
■商品構成
※ 関連資料 参照