住友金属鉱山と住友商事、ペルーのセロ・ベルデ銅鉱山で銅精鉱の生産開始
セロ・ベルデ銅鉱山における銅精鉱の生産開始について
住友金属鉱山株式会社(本社:東京都港区社長:福島孝一)と住友商事株式会社(本社:東京都中央区社長:岡素之)(以下両社をあわせて「住友」という。)が共同で出資しているセロ・ベルデ銅鉱山(ペルー共和国アレキーパ州)は、この度硫化鉱開発プロジェクトからの銅精鉱の生産を開始し、第一船目の銅精鉱約9,500トンを住友金属鉱山に向けて出荷しました。
セロ・ベルデ銅鉱山では、国際協力銀行を初めとする各国銀行団からのプロジェクトファイナンスも得て、硫化鉱開発のための建設工事を進めておりましたが、かかる大規模な建設工事としては異例の速さで昨年11月に選鉱ラインの一部稼動による生産を開始しました。その後12月にはすべての設備が完成し、本年前半に予定しているフル生産達成に向けて試験操業を行っています。同鉱山では、SX/EWプロセスにより電気銅を年間約9万トン生産しておりますが、硫化鉱開発プロジェクトのフル生産移行により精鉱も含めた生産銅量は年間約27万トンとなり、今世紀に入って最初の大型銅鉱山拡張に当たるものといえます。
住友は2005年6月にセロ・ベルデ銅鉱山の株式21%を取得し、これにより同鉱山で生産される銅精鉱の50%を10年間にわたって買い取る権利を保有しています(11年目以降は出資比率見合いでの買い取り権を有す)。
住友としては今後ともセロ・ベルデ銅鉱山における硫化鉱開発プロジェクトの円滑なフル生産移行に向けて全力を傾注してまいります。
以上