JEITA、2月の民生用電子機器国内出荷実績を発表
2007年2月民生用電子機器国内出荷実績
【2月の概況】
民生用電子機器の2月出荷金額は2,063億円、前年比116.9%と3ヶ月連続の前年比増となった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、薄型テレビが好調を維持しており、1,299億円、前年比126.6%と7ヶ月連続プラスであった。
音声機器国内出荷金額は、131億円、前年比89.3%と、4ヶ月連続の前年割れとなった。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが堅調で、全体では633億円、前年比106.9%で、15ヶ月連続のプラスとなった。
【主要製品別動向】
○ 2月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は578千台、前年比105.6%で2ヶ月ぶりにプラスに転じた。2月の構成比(台数ベース)は、CRTが13.0%、PDPが9.1%、液晶は77.9%と昨年12月の77.6%を上回り、過去最高となった。
○ 液晶カラーテレビの99%以上を占める10型以上が449千台、前年比138.3%と好調を維持している。10型以上のうち16:9が397千台、同170.9%であり、37型以上は105千台、同261.3%と更に高い伸びを示した。
○ PDPは53千台、前年比162.5%と19ヶ月連続の二桁増となった。43型以下が8割以上を占めている。
○ DVDビデオは、369千台、前年比91.5%と9ヶ月続いて前年割れした。DVD録再機の9割以上を占めるHDD内蔵型は174千台、同97.2%とマイナスに転じた。再生機は前年比103.9%と10ヶ月振りにプラスとなった。
○ ビデオ一体型カメラは160千台、前年比153.7%とプラスに転じた。
○ ステレオセットは、91千台、前年比115.9%と21ヶ月振りの前年比増であった。
○ デジタルオーディオプレーヤは324千台、前年比84.5%であった。そのうちの9割近い274千台がフラッシュメモリを使用するタイプである。
○ カーオーディオでは、カーステレオが前年比67.9%と14ヶ月連続でマイナスであり、出荷規模の大きいカーCDプレーヤも556 千台、前年比97.7%と4ヶ月続けて前年割れした。
○ カーカラーテレビは95千台、前年比122.4%と5ヶ月連続のプラス、カーDVDは24千台、144.4%と8ヶ月連続のプラスであった。カーナビゲーションシステムは352千台、同106.1%で4ヶ月連続の前年比増であった。ソース別の構成比では、HDDタイプ(通信端末等含む)は58.8%、DVD-ROMタイプは41.1%であった。
○ ETC車載ユニットは328千台、前年比106.0%と7ヶ月振りに前年比増となった。
※下記は添付資料を参照
・民生用電子機器国内出荷実績など
・地上デジタル放送受信機器国内出荷実績