JR東海、平成19年度の重点施策と関連設備投資を発表
平成19年度重点施策と関連設備投資について
<平成19年度施策のポイント>
平成19年度も安全関連投資を拡充するとともに社員教育を充実するなど鉄道事業の原点である安全・安定輸送の確保を最優先に取り組みます。
その上で、東海道新幹線について、本年7月よりN700系の営業運転を開始し、東海道・山陽新幹線直通「のぞみ」に順次投入します。さらに、電源設備増強や新大阪駅ホーム増設など輸送基盤の強化に取り組みます。
また、東海道新幹線においてICを活用した新たなサービス「エクスプレス予約ICサービス」を導入するとともに、在来線においてICカード乗車券「TOICA(トイカ)」を昨年の名古屋地区に引き続き静岡地区に導入し、一層の利便性向上を図ります。さらに、東京駅をはじめ、主要駅のリニューアルを進めます。
技術開発については、新幹線鉄道を中心に幅広い分野で着実に取り組むとともに、地球環境保全に向けた取り組みを積極的に進めます。さらに、超電導リニアについては、実用化確認試験を行うため、山梨リニア実験線の42.8kmへの延伸及び先行区間の設備の抜本的更新を着実に進めます。
グループ会社においては、「JR東海新横浜駅ビル(仮称)」の開発や名古屋の「セントラルガーデン・レジデンス徳川明倫町」等の社宅跡地開発を着実に進めます。
<設備投資の特徴>
・東海道新幹線の高架橋柱・盛土の耐震補強工事のほか、在来線車両の安全装置整備など、安全・安定輸送確保のための投資をさらに拡充します。
・また、N700系の車両新製を重点的に実施します。
・さらに、主要駅のリニューアル、新幹線・在来線ともICサービス提供に向けた投資を拡充します。
・投資額としては、連結で、安全関連投資1,690億円(対前年計画比300億円増)、駅リニューアル190億円(同20億円増)、ICサービス開発等220億円(同120億円増)等により、対前年計画比680億円増(26.1%増)の3,290億円を見込んでおります。
・単体では、2,880億円(同580億円増・25.2%増)を見込んでおります。
※詳細は別紙 「重点施策」をご覧下さい。
http://jr-central.co.jp/news.nsf/news/2007327-141729/$FILE/jyutensesaku.pdf