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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'02.24.Mon
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2007'03.30.Fri

IRジャパン、マルチフェーズ電源向けチップ・セットのサンプル出荷を開始

インターナショナル・レクティファイアー
マルチフェーズ電源向けのチップ・セットをサンプル出荷
~ N+1冗長性、ホット・スワップに対応 ~


 パワー・マネジメント(電源管理)技術で世界をリードするインターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン)株式会社(本社:東京都豊島区、江坂文秀代表取締役社長)は28日、相(フェーズ)の数を変えられるマルチフェーズ方式(*1)DC-DCコンバータ向けアーキテクチャ「XPhase(R)」を採用したチップ・セットのサンプル出荷を開始しました。
 このチップ・セットは、コントロールIC「IR3510」とフェーズIC(「IR3086A」または「IR3088A」)で構成されます。フェーズICは過電圧保護機能を内蔵したIR3086Aと内蔵していないIR3088Aの2種類があります。用途は、高性能マイクロプロセッサ(MPU)を搭載した機器の電源回路です。N+1の冗長性(*2)、ホット・スワップ(*3)対応に加え、多くの保護機能を備えています。ライブ・インサーション(活線挿抜)対応が必要なフォールト・トレラントの用途に最適です。
 コントロールICのIR3510は、ホット・スワップのための入力MOSFET、およびオアリング(論理和)のための出力MOSFETと組み合わせて、簡単で効率的な同期整流回路を実現できます。MTBF(平均故障間隔)を長くするために、並列接続された電源モジュールの負荷電流を均等に分担するための平均電流モード制御を行っています。これによって、N+1冗長性が可能になります。
 ホット・スワップ可能な冗長度N+1のAC-DCコンバータやDC-DCコンバータは、通信/ネットワーク・システムやサーバーなどに大電力を供給する用途で使われています。これまでは、トランス(変圧器)を利用した回路が使われていました。ただし、変圧器を使った回路は、最新のマイクロプロセッサに、直接、電力を供給するには最適なソリューションではありませんでした。こういう用途に、今回のチップ・セットは最適です。
 サンプル価格は、IR3510が2000円、IR3086AとIR3088Aが各600円(いずれも税込み)の予定です。3品種とも鉛フリー品で、欧州の規制RoHS(特定物質の使用規制)に準拠しています。データシートと画像データはIRジャパンのホームページ(http://www.irf-japan.com)から入手できます。


<XPhase(R)について>
 XPhaseは、IR社独自の分散型マルチフェーズ電源アーキテクチャであり、コントロールICとフェーズICで構成されます。各IC間は、シンプルな5線式バスを使って接続されます。基本設計を変えることなく、フェーズ(相)の数を増減することができます。5線式アナログ・バスは、バイアス電圧、位相タイミング、平均電流、誤差アンプ出力、VID電圧で構成されます。このバスの採用によって、コントロールICとフェーズICとの間を1対1で配線する必要がなくなります。従って、相互接続の距離が短くなり、寄生インダクタンスや雑音を低減できます。プリント回路基板のレイアウトが簡素化されるので、設計が容易になります。

<用語説明>
*1)マルチフェーズ(multiphase)方式:複数の電源モジュール(DC-DCコンバータ)を並列に動作させ、その出力位相をずらして加算してからマイクロプロセッサ(MPU)に電力を供給する方法です。並列にしたDC-DCコンバータの数が相(フェーズ)です。抵抗などによる損失を低減でき、各電源回路の負荷も軽減できます。
*2)N+1の冗長性:電源モジュールの数を負荷に必要な数よりも1つ多く使って構成し、1つが動作しなくなっても電源を供給し続けられるようにして信頼性を高める方法です。
*3)ホット・スワップ:コンピュータの電源を入れたまま周辺機器を抜き差しすることです。

<インターナショナル・レクティファイアー(IR(R))社について>
 IR社はパワー・マネジメント(電源管理)技術のリーダーです。IR社のアナログIC、アナログ/デジタル混在IC、最先端デバイス、電源回路やモーター制御回路の部品やシステムは、コンピュータ、インバータ・モーター搭載の白物家電製品、照明器具、車載用電子機器、宇宙航空用電子機器など幅広い分野において、機器の小型化、省エネ化、高機能化に貢献しています。本社は米国カリフォルニア州エルセグンド。
 注:IR(R)、XPhase(R)は、International Rectifier Corporationの登録商標です。当資料に記載されるその他の製品名の商標はそれぞれの所有者に帰属します。

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