タムラ製作所とタムラ精工、「SFDチョークコイルシリーズ」のサンプル出荷を開始
コストパフォーマンスに優れる新チョークコイル、サンプル出荷開始
~スイッチング電源平滑用に新SFD(※)チョークコイルシリーズ~
株式会社タムラ製作所(本社:東京都練馬区、社長:田村直樹)ならびに関連会社のタムラ精工株式会社(本社:埼玉県川越市、社長:中田登)は、スイッチング電源平滑用としてコストパフォーマンスに優れる“SFDチョークコイルシリーズ”のサンプル出荷を2007年4月12日より開始いたします。スイッチング電源平滑用の従来製品では、コア(鉄心)にニッケル(Ni)を主成分とするパーマロイダスト(※)を採用した製品がありますが、ニッケル価格の高騰が製品価格に影響を及ぼしています。本シリーズでは、鉄(Fe)を主成分に、ケイ素(Si)等を加えたコアを採用することにより高い特性と低価格を両立させた製品となります。
当シリーズの開発・製造はタムラ精工株式会社が行い、販売は株式会社タムラ製作所、タムラ精工株式会社にて行います。
なお、今回のサンプル出荷は小型・中型タイプとなりますが、将来的には大型サイズのコアを採用し、大電流対応品の追加を予定しています。
SFDシリーズの特徴
・コストパフォーマンスに優れている。
・周波数特性が良好で、高温条件下(F種:155℃)でも安定した性能が得られる。
・磁歪が小さいため、可聴帯域の唸り音低減対策に有利である。
・ダストコアのため、直流重畳時の飽和性が良好である。
※1 SFD: ケイ素(Si)と鉄(Fe)を主成分としたダストコア(Dust core)の頭文字から取った略称である。
※2 パーマロイダストコア:Fe-Ni の粉末を加圧して焼き固めたコイルの鉄心。約5割がニッケルとなる。
■ 商品名称・型式
商品名 チョークコイルSFD
シリーズ名 チョークコイルシリーズ
■ 展示会への出展情報
本製品は、『テクノフロンティア第22回電源システム展』にて、初展示公開いたします。
皆様のご来場をおまちしております。開催日時:2007/4/18-20、開催場所:幕張メッセ ブースNo.:5508。
<お客様からのお問い合わせ>
タムラ精工株式会社 営業グループ
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