丸紅、米国の木質バイオマスを使用した再生可能発電設備を買収
米国にて木質バイオマスを使用した再生可能発電設備を買収
丸紅株式会社(以下「丸紅」)は、連結子会社であるDG Investors,LLCを通じて、ニューハンプシャー州にてホワイトフィールド・パワー・アンド・ライト社(Whitefield Power&Light Company)が100%保有・運転するホワイトフィールド・バイオマス発電所(出力1.6万キロワット)の発電資産を買収致しました。同買収により丸紅の保有する米国におけるバイオマス発電資産は電力換算で3.4万キロワットとなります。
同発電所は2004年に排出制御システム(蓄熱式選択触媒還元方式:RSCR)を据え付けることで、年間の窒素酸化物(NOx)排出量を70%以上も削減致しました。米国では既に24州においてRPS法が施行されるなど再生可能エネルギーの導入拡大政策が進められています。バイオマス発電は排木材や林地残材等の有機物をボイラーで燃焼させて利用する発電方法で、焼却した場合や腐敗した場合よりも有害物質の排出量が少なく、温室効果ガスの削減にも寄与する環境に優しいソリューションとして注目されています。
丸紅は、既にカリフォルニア州において同発電所と同種のバイオマス発電所であるフェアへイブン(Fairhaven)発電所(出力1.8万キロワット)を保有・運転しており、同件によりバイオマス発電分野におけるノウハウの更なる蓄積及び運営の効率化を図ります。
また、再生可能エネルギーを活用した発電資産の更なる積み増しにより、北米地域における分散型エネルギー供給設備を活用したエネルギーサービス事業を、2010年までに電源換算で12万キロワット相当に拡大する方針です。
以 上
<関連リリース>
2006年8月11日付
「米国にて再生可能発電設備を買収する件~分散型エネルギー供給設備を活用したエネルギーサービス事業に本格参入~」
<参考>ホワイトフィールド木質バイオマス発電所
※添付資料を参照