日本HP、AMD製プロセッサー搭載のタワー型サーバーを発売
新たなエントリーサーバ市場を拓く
AMD製プロセッサ搭載「HP ProLiant ML115」発売
-HP初のタワー型サーバ投入と価格改定により、AMD製プロセッサ搭載サーバの更なる普及を促進-
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:小田 晋吾)は本日、HPとして初めてのAMD製プロセッサ搭載タワー型サーバとなる、「HP ProLiant ML115」を発売します。
本製品の発売により、中小・中堅企業のニーズの高いエントリーサーバ製品の選択肢をさらに増やし、2007年初頭に表明した、HP ProLiantの「日本を元気にするサーバ」というスローガンを、着実に実践します。
同時に、現行のAMDプロセッサ搭載製品本体22機種において最大29%、平均8%の価格改定を実施します。
日本HPは、これまでも他社に先駆けてAMD製プロセッサ搭載サーバの豊富なラインアップを展開してきましたが、従来の製品はすべて、データセンタなどでの使用を想定したラックマウント型やブレード型サーバでした。今回、価格性能比に優れたAMD製プロセッサを、小規模オフィスや大企業の支店・部門向けのサーバとしての需要が高いタワー型サーバのエントリーモデルに搭載することで、この分野においても2つの優れたプロセッサの選択肢を提供します。同時に全体的な価格改定により従来のAMD Opteron(TM) プロセッサ搭載サーバの価格性能比を高め、お客様のAMD製プロセッサ搭載サーバの購入機会を広げ、「AMD製プロセッサ搭載エントリーサーバの新規市場の開拓を目指します。
また、インテル製プロセッサを搭載したタワー型エントリーサーバHP ProLiant ML110においても価格改定を実施し、購入後、速やかに利用できるハードディスク付きの最小構成価格(税込)で4万円台(9%値下げ)にて販売します。
<本日発表の新製品>
製品名:HP ProLiant ML115
最小構成価格:39,900円(税抜38,000円)
出荷開始:4月17日
<本日価格を改定する主な製品>
(掲載以外の製品については添付資料をご参照ください)
製品名:HP ProLiant DL365
最小構成価格(新):283,500円(税抜270,000円)
最小構成価格(改定前):304,500円(税抜290,000円)
改訂率:7%
製品名:HP ProLiant ML110
最小構成価格(新):49,980円(税抜47,600円)
最小構成価格(改定前):54,810円(税抜52,200円)
改訂率:9%
<HP初のタワー型AMD Opteronプロセッサ搭載サーバ 「HP ProLiant ML115」>
「HP ProLiant ML115」は、デュアルコア AMD Opteron(TM) 1000シリーズ、またはシングルコア AMD Athlon(TM) 64プロセッサを1基搭載した、タワー型サーバのエントリーモデルです。
本製品は、日本HPのオンラインストアHP Directplus(http://www.hp.com/jp/directplus/)、HP Directplusコールセンター、および販売代理店(HP Directpartner)経由にて販売します。
昨年6月より開始した東京・昭島事業所におけるフルカスタマイズCTO(注文仕様生産)「MAID IN TOKYO」の対象製品であり、自由なオプション構成やOSのプリインストールサービス、正式受注から最短5営業日でのスピード納品など、お客様にとって便利で安心な製品供給体制を整えています。
本製品には、以下の3つの特長があります。
1.価格を抑えながら、優れた性能と機能を実現
・プロセッサとして、AMD Athlon 64 プロセッサとデュアルコア AMD Opteronプロセッサ 1000シリーズを選択可能とすることで、最小構成価格3万円台の低価格を実現しました。
・これらのAMD製プロセッサは、ダイレクトコネクト アーキテクチャやHyperTransportテクノロジなど、AMD独自のアーキテクチャにより高い性能を発揮します。
2.エントリークラスでは抜きん出た信頼性
・オンボードSATAコントローラの標準搭載により、RAID 0、1に加え、新たにRAID 5の構築を可能にしました。
・安価で大容量のSATAハードディスクドライブだけでなく、信頼性の高いSASハードディスクドライブに対応。メモリについても、データエラーを自己修復するECC(Error Checking and Correcting)機能付きのPC5300 DDR2 SDRAMを搭載しています。
・オプションとして、さらに高性能なRAID環境を実現するHP Smartアレイ E200コントローラや、データ保護に欠かせないデータバックアップ用装置のHP USB 内蔵DATドライブ、急な停電に伴う電源トラブルからシステムやデータを守るUPS (無停電電源装置)など、システムの信頼性向上に役立つ製品が充実しています。
3.小規模オフィスに最適なユーザビリティと拡張性を両立
・デスク下に容易に収納できるコンパクトな筐体です。
・4つのハードディスク ドライブ ベイ、2つのメディアベイ、4つのメモリスロット、4つのI/Oスロット(PCI Express x16およびPCI Express x8:各1、PCIスロット:2)を備え、将来の増設にも余裕をもって対応できます。
・システム管理者が遠くにいるオフィスでも利用しやすい、オプションの遠隔管理機能カード「HP Lights-Out 100c リモート マネジメント カード」(*)を装着可能です。
*:「HP Lights-Out 100c リモート マネジメント カード」(オプション)について
LANやインターネットを介したサーバのリモート操作を実現する、HP ProLiantのエントリーサーバ向けのオプションカードです。OSの状態に依存せず管理作業が可能で、OSがハングした状態でも、遠隔地から再起動などの操作ができます。さらに、仮想KVM(手元のPCのキーボード、マウス、モニタをサーバのコンソールとして使用できるグラフィカルリモートコンソール機能)、仮想メディア(手元のPCのドライブに挿入したCD/DVDを遠隔地のサーバのドライブとして使用できる機能)、SSLやSSHによる高いセキュリティレベルでのアクセスなど、従来のエントリーサーバのレベルを超えた優れた遠隔管理機能を備えています。
■日本AMD株式会社からのエンドースメント
日本AMD株式会社 取締役 マーケティング本部 本部長 吉沢 俊介様SOHO、中小・中堅企業様において、コストパフォーマンスが高く、信頼性のあるソリューションへのニーズがますます高まっています。 日本AMDは、日本ヒューレット・パッカード株式会社からこの度発表されたAMD Opteron(TM)ベースのHP ProLiant ML115サーバがこれらのニーズに応える役割に大変期待しております。日本AMDは今後も継続した日本HPとの協業によって、中小・中堅企業の皆様のより幅広い要求に確実に応えるコンピューティング性能を提供できるよう努力してまいります。
■本日発表の新製品については以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/proliant_new
■添付資料
2007年4月12日 価格改定一覧表
■HP ProLiantに関する製品情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/proliant
文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
■お客様からのお問い合わせ先
カスタマー・インフォメーションセンター TEL:03-6416-6660
ホームページ:http://www.hp.com/jp/