大同生命、保険金不払いに関する調査結果を発表
保険金等の支払状況に係る実態把握について
大同生命保険株式会社(社長 倉持 治夫)では、本日、保険業法に基づく報告命令により保険金等の支払状況に係わる実態把握について、金融庁に報告いたしましたので、その内容についてご報告申し上げます。
保険金のお支払いは、保険会社の基本的かつ最も重要な機能であるにもかかわらず、保険金の追加支払事案が発生したことは、お客さまの信頼を損ねるものであり、多大なるご迷惑をおかけしたことに対しまして、深くお詫び申しあげます。
また、金融庁への報告期限までに全調査を完了すべく取り組んでまいりましたが、お客さまや医療機関に再確認をお願いする必要があるご契約があり、調査を完了することができませんでした。お客さまにはお詫びと事情をご説明のうえ必要な手続きを行い、速やかにお支払いの確認をさせていただく所存です。
今後は、「お客さまにお支払いの対象となる保険金を確実にお支払いする」という保険会社としての基本的使命を再徹底したうえで、あらゆる場面でお客さまへのご説明とご案内を尽くすとともに内部管理態勢を強化して、今後、このようなことが発生することがないよう、経営の最優先課題として全役職員が取り組んでまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申しあげます。
1.保険金等の追加支払事案に係る調査結果
平成13年度から平成17年度までの5年間に保険金等の支払事由が発生した事案について、検証を行いました。その結果、保険金等の追加的な支払いを要する事案およびお客さまへの請求勧奨事案のうち件数金額が判明した事案は次のとおりです。
(1)現時点で件数、金額が判明しているもの
追加支払事案が 1,861件、 32,840万円
請求勧奨事案が 1,295件、272,017万円
合計 3,156件、304,858万円でした。
※表は関連資料をご参照下さい。
(2)今後調査が必要な事案
お客さまにご請求いただければお支払いできた可能性のある事案については、入院状況や診断書の再確認を依頼する必要があることから、確定までに時間を要するために、本報告期限までに件数、金額が特定できませんでした。(約71,000件、うち通院特約 約63,000件)
当該事案につきましては4月以降、営業担当者等による訪問・電話等により直接受取人等に確認をさせていただいており、平成19年6月末を目指して調査を終了する予定です。
(3)お客さまへの対応
昨年来、検証の進捗に応じて、追加的な支払いを要するお客さまには、順次ご説明のうえお支払いを進めており、現時点で797件 230,907,965円のお支払いが完了しています。
過去5年間に保険金・給付金支払いのあったご契約者さまに対して、他にお支払いの対象となる事案がないか注意喚起するための「ご請求のしおり」を3月から4月にかけて送付いたしました。
※以下の項目は添付資料をご参照下さい。
2.検証方法
3.追加的な保険金等の支払いを要するに至った原因について
4.発生原因分析を踏まえた再発防止策
■給付金・保険金のご請求に関するお客さまからのお問い合わせ先
支払照会窓口: 0120-789-026
〔受付時間9:00~17:00〕