第一生命、保険金不払いに関する調査結果を発表
保険金等のお支払いに関する実態把握と今後の対応について
第一生命保険相互会社(社長 斎藤勝利)は、本日、金融庁あてに保険業法第128条に基づく「保険金等の支払状況に係る実態把握」を報告しましたので、その概要についてお知らせいたします。
当社では、平成18年1月以降、過去5年間(平成13年度から17年度)に保険金等をお支払いしたご契約を対象にして、そのお支払金額の正当性などについて自主的に検証を実施しております。
また、平成19年2月に金融庁より発出された報告命令を受けて、検証範囲をさらに広げ、当社の総力を挙げて保険金等のお支払いに関する次の実態把握を行ってまいりました。
当社では、従来よりお客さまからご請求された保険金等について、迅速かつ確実にお支払いすることを第一義に考え、お支払いに関する業務プロセスを構築してまいりました。しかし、今回の検証の結果、誠に遺憾ながら事務過誤等により一部お支払金額が不足していた事実が判明いたしました。また、請求勧奨により追加でお支払いできる可能性のある事案の検証については、すべて終了させることができませんでしたが、お客さまから提出された請求書類の内容等から、他にもお支払いできる保険金等がないかを確認するという実務については、不足していた点があったと強く認識するに至りました。
今回の事態を重く受け止め、今後、お客さまに迅速かつ漏れなくお支払いできるよう、従来の業務プロセスを見直し、より一層お客さま視点に立った抜本的な態勢整備を行うことで、信頼回復に努めてまいります。
保険金等のお支払いという生命保険事業の根幹を成す業務において、ご迷惑とご心配をおかけするような事態を招いたことについて、お客さまならびに関係者のみなさまに深くお詫び申し上げます。
お支払いが不足していたお客さま、ならびに追加で保険金等をお支払いできる可能性があるお客さまに対しましては、順次、ご案内およびお支払手続きを開始しております。なお、本件に関するご照会につきましては、下記のお問い合わせ窓口までご連絡くださるようお願い申し上げます。
お問い合わせ窓口:第一生命コールセンター
専用フリーダイヤル:0120-803-133
受 付 時 間 :午前9時~午後5時
<お願い> 証券番号をご確認のうえ、ご本人さまよりご連絡くださるようお願いいたします。
(1)過去にお支払いした金額の正当性の検証(2,154件 約2.1億円のお支払い不足が判明)
(2)請求勧奨により追加でお支払いできる可能性のある事案の検証(調査継続中)
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。