日本オラクル、多次元収益性管理アプリケーション「Oracle Profitability Manager」を提供
日本オラクル、多次元収益性管理アプリケーション「Oracle Profitability Manager」を提供開始
~高度な収益管理が求められる金融業界での実績を基盤に幅広い業界における企業の収益管理を支援~
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町、代表取締役社長:新宅正明)は、オラクルの新しい多次元収益性管理アプリケーション「Oracle Profitability Manager」を2007年4月16日より提供開始することを発表します。
厳しい競争環境に置かれている現代の組織は、事業の収益構造を正確に把握し、多面的な分析に基づいて収益向上に向けた各種意思決定を行う必要に迫られています。しかし現実には、情報を統合的に管理するのが難しく、製品やサービスの収益性を例えば都道府県別から各市区町村別まで、または製品別から各バージョン別まで、より詳細に分析するための基盤が完全ではない企業も多く、意思決定への効果的活用が必ずしもできていないのが現状です。「Oracle Profitability Manager」は、事業の収益構造を様々な切り口で把握できるようにするための配賦計算機能を持つアプリケーションです。「Oracle Profitability Manager」を使用することにより組織は、店舗、顧客、商品、販売チャネルといった様々な切り口ごとに、収益、費用といった会計情報に加え、リスク等の非会計情報も統合して収益性を分析することが可能になります。
「Oracle Profitability Manager」は「Oracle Corporate Performance Management(以下、Oracle CPM)」ソリューションの一部を構成し、Plan-Do-Check- Actionの業績管理サイクルの中で、戦略の実施に伴う実績(Do)をもとにした、正確な情報分析(Check)に位置付けられ、この結果をもとに、戦略の見直し(Action)や次の計画の策定(Plan)を行うことができます。「Oracle CPM」ソリューションは、共通データ基盤である「Enterprise Performance Foundation」を持ち、それを介して各モジュールが連携し、企業全体での予算管理、収益性管理を行うことができます。また「Oracle CPM」ソリューションは、オラクルのERPアプリケーション「Oracle E-Business Suite(以下、Oracle EBS)」の一部であり、すでに「Oracle EBS」を使用中のユーザーは、短期間・低コストでシステム拡張することができます。
「Oracle Profitability Manager」は、従来から金融業界向けに提供していた収益管理モジュール「Oracle Performance Analyzer」と、活動基準原価計算モジュール「Oracle Activity Based Management」を統合したもので、双方の機能を包含しています。オラクルは今後、金融業界のみならず、広く業界全般にこのソリューションを展開していきます。特に、流通業における店舗別、部門別や、通信・公益等における事業別、設備別、サービス別の採算管理、建設業における拠点別、工事種別の収益管理など、各業界におけるニーズを発掘し、ソリューションを拡販していく予定です。
「Oracle Profitability Manager」の日本での展開に先立ち、アビーム コンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区有楽町、代表取締役社長:西岡一正)は製品機能の適合性評価を実施しました。金融機関での実績のある管理会計モデルに基づいて検証した結果、部課別、商品サービス別等の損益計算書を作成するためのデータ加工の要件に適合することを確認しています。本検証結果により同社では、他業界に先駆けて金融業界向けに、管理会計のコンサルティングから「Oracle Profitability Manager」の導入までを一貫して支援する態勢を整えています。
●「Oracle Profitability Manager」について
事業の収益構造を様々な切り口で把握できるようにするための配賦計算機能を持つアプリケーションであり、以下のような特長があります。
1)費用把握の手法として、伝統的な配賦に加え、活動基準原価計算にも対応
2)明細データを活用した顧客別採算分析
3)ユーザーごとに異なる分析要件を吸収するために、データ構造の追加変更が可能な柔軟性の高いデータモデル「Enterprise Performance Foundation」を提供
提供開始日:2007年4月16日
価 格:1従業員あたり 8,750円(税込み)
最小契約数 2,000名から
お問い合わせ先:0120-096-155(Oracle Direct)
●「Oracle CPM」について
「Oracle CPM」は、「Oracle E-Business Suite」の企業業績管理ソリューションです。企業全体を通して目標と経営資源、業務を体系的に結びつけ、担当職務レベルに合わせた目標と実績のモニタリングを可能にし、競合企業に勝ち抜く環境を提供します。
以下のアプリケーションで構成されます。
1)「Oracle Balanced Scorecard」:スコアカード、指標管理アプリケーション
2)「Oracle Enterprise Planning and Budgeting」:予算管理アプリケーション
3)「Oracle Financial Consolidation Hub」:連結管理アプリケーション
4)「Oracle Profitability Manager」:収益性管理アプリケーション
5)「Oracle Daily Business Intelligence」:業績管理レポーティングアプリケーション
●アビーム コンサルティングについて
アビーム コンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約3,000名のコンサルタントを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、公共などの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。
http://www.abeam.com/jp/
●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,602名(2006年11月末現在)。
*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。