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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.26.Tue
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2007'04.26.Thu

光村印刷、TFT‐LCD向けカラーフィルターの量産を前提として「反転印刷装置」を導入

TFT‐LCD向けカラーフィルターの量産を前提とした世界初「反転印刷装置」の導入について


 光村印刷株式会社(本社:東京都品川区)はこの度、新しいカラーフィルター製造方法である反転印刷法を採用した反転印刷装置によるカラーフィルターの量産を5月より開始予定の運びとなりました。本装置は、光村印刷の考案による反転印刷法を実現するため、光村印刷が三菱重工業株式会社、大日本インキ化学工業株式会社、株式会社金陽社と共同開発したものです。

 光村印刷はこれまで、独自の3色印刷法を用いて主にSTN-LCD向けカラーフィルターの製造を行って参りましたが、本装置の導入により、TFT-LCD向けカラーフィルターの本格量産にも着手する計画です。本装置によるカラーフィルターは、従来の顔料分散法と同等以上の品質を有し、携帯電話から中小型モニターまで幅広い用途への展開が可能です。また、顔料分散法に比べプロセスが大幅に短縮されるため、製造コストも削減できます。

 量産は、5月当初は約1万枚/月の生産より開始し順次増産し約3万枚/月まで拡大予定です。

 今後は、新規ラインの新設により、国内外に向けて更に販路を拡大していく計画です。


【反転印刷法について】

1.原理(下図は1色での説明図)
 ※ 関連資料参照

 本印刷法では、色材を転写体にコーティングし、非画像部を版上で取り除いた後、転写体に残った色材を被印刷体に転写します。ブラックマトリックスとRGBの4色を一括形成するため、顔料分散法に比べ大幅にプロセスを短縮可能です。また、各プロセスユニット(転写体-印刷版-被印刷体)間のインキの授与が完全に行われ、低い印刷圧力で画像形成するため、高品質な画像を得られます。

2.特徴
 ・高品質(顔料分散法と同等以上の品質)
 ・低ランニングコスト(プロセス短縮、エネルギーコストの削減)
 ・低イニシャルコスト(クリーンルームの省スペース化、工程内保管と物流の簡素化)


【反転印刷装置について】
 本装置は、版定盤及びガラス定盤移動型の印刷機構で、コーティングユニットと版洗浄ユニットを有しております。初回導入装置ではガラスサイズ600×720まで対応可能であり、量産開始当初の生産能力は月産1万枚を計画しております。以後タクト短縮を図り、月産3万枚の生産を目標としております。(*従来の3色印刷装置は、月産1万枚)
 反転印刷機は、設計上はG5~6サイズも作成可能な装置であります。


以上

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