大新東、シダックスと食事や施設運営・管理のサービス提供などで業務提携
シダックス株式会社との業務提携契約の締結に関するお知らせ
大新東株式会社(以下「大新東」)は、平成19年4月25日開催の取締役会において、シダックス株式会社(以下「シダックス」)との間で業務提携契約を締結する事を決議し、本日、当該業務提携契約書に調印いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
1.業務提携契約締結の経緯
大新東とシダックスは、平成19年1月29日付にて締結した「資本業務提携に係る覚書」に基づき、(1)双方が強みを持つ事業に関する情報・ノウハウの提供、(2)顧客基盤の共有化、(3)営業拠点や人員の相互活用、(4)人材の募集および人材育成プログラム等の共通化、(5)その他機能の相互利用を目指し、両社の収益拡大・企業価値向上を実現するために協議を続けて参りました。
同年3月13日にはシダックスが大新東株式52.64%(議決権ベース)を取得し、大新東はシダックスの連結子会社となり業務提携の基盤が整い、今般両社との間で業務提携に関する具体的内容について合意に至りましたので当該業務提携契約を締結いたしました。
(注)「資本業務提携に係る覚書」の具体的内容、また、大新東の親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関しましては、平成19年1月29日付「シダックス株式会社との資本業務提携に関するお知らせ」及び平成19年3月14日付「親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」をご参照ください。
2.業務提携の内容
1)提携の目的
[1]シダックスは、総合フードサービス企業として食材調達・流通をはじめ、病院給食や学校給食、社員食堂、外食レストランまであらゆる場所で食事提供をするなど「食」に関して一貫したサービスを提供しております。シダックスは、今般の大新東との業務提携により、シダックスのお客様に対し大新東の車両運行管理や各種施設の運営管理、OA事務等多岐にわたる社会サービスを提供することが可能となります。これにより、これまでの食の領域を大きく超えて、幅広い分野にわたるサービスを総合的に提供できる体制となり、既にシダックスが給食業務を受託している民間企業や今後拡大が見込まれる自治体等業務の民営化により創出される市場において、食事をはじめ施設運営・管理等の様々なサービスが提供できる「総合サービス企業グループ」が誕生することになります。
[2]大新東は、トータルアウトソーサーとして、車両運行管理から社会サービス業務まで全ての現場業務の一括受託モデルを構築しております。大新東は、今般のシダックスとの業務提携により、食の分野でのサービスの多様化、高度化、更に進んで食材供給ルートの活用によるコスト競争力の強化が図られ、官公庁・自治体営業の飛躍的な拡大が見込まれます。
[3]両社は、更に戦略的展開として次の3 つのプロジェクトを推進してまいります。
・両社は、全国の食のマーケットを拡大していく過程で、給食やレストランにおける食材の供給ルートを広範囲に確保するために、低コストの「食材センター」の全国展開を目指します。
・両社は、大新東の自治体ネットワークを活かし、シダックスの全国のレストランカラオケ店舗をカラオケの場から高齢者を中心とした地域住民が食事と趣味が楽しめる憩いの場としての「コミュニティーセンター」化を展開してまいります。
・両社はお互いのノウハウを活かし、現場に従事する社員の募集、教育指導、人事制度の共同構築を推進し、お客様から信頼される人材の育成と安定供給ひいては定着率向上を図りコスト競争力の強化を目指します。
2)提携の内容
[1]両社はお互いの商品の研修を通じて、技術交流を深めると同時に、ビジネスパートナーとして両社のお客様に対し、各々の商品の獲得に向けて共同で営業活動を展開いたします。
[2]両社は、同一エリアの営業拠点長を情報責任者とし商品企画書作成及び顧客同行訪問を実施し、両社の本社にプロジェクトチームを設置し全体を統括しながら、共栄共存を図ってまいります。
3.シダックスの概要
* 関連資料 参照
4.日程
平成19年4月25日 取締役会
平成19年4月25日 業務提携契約締結
平成19年4月25日 業務提携開始日
5.今後の見通し
業績への影響につきましては、平成19年3月期決算短信において平成20年3月期の業績予想に織り込んで発表いたします。
以上