2007'05.14.Mon
新日鉄、環境に配慮した自動車燃料タンク用鋼板「エココート-S」を開発
環境に配慮した自動車燃料タンク用鋼板‘エココート-S’の開発・実用化について
この度、新日本製鉄株式会社(社長:三村明夫)は、鉛を使用しない自動車燃料タンク用鋼材‘エココート-S’を開発し、実用化に成功いたしました。
鋼板上に錫と亜鉛を被覆(めっき)した‘エココート-S’は、昨今の環境規制の強化やリサイクルへの意識の高まりによる、鉛フリー、クロメートフリーニーズに応えた環境に優しい鋼板です。
‘エココート-S’は、錫と亜鉛のめっき層の組織を制御することで耐食性の大幅なアップを実現しました。
さらに、地球環境に優しい自動車用燃料として今後利用の拡大が予想されるバイオ燃料(従来のガソリン燃料よりも腐食性が強く、これまで以上の耐腐食性が要求される)へも対応できます。
‘エココート-S’を使った燃料タンクは、樹脂を使った燃料タンクに比べて燃料透過の面でも優れており、北米で規制が強化されつつある燃料透過規制に対しても問題なくお使いいただけます。
また、リサイクル面でも他の素材に比べて非常に優れています。
成形性・溶接性でもユーザーの厳しいニーズに的確に対応し、現在、大手自動車メーカー各社に、評価していただき順調に従来材から切り替えいただいております。
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