日立ソフト、BREW対応携帯電話向けGUI開発支援ツールの最新版を販売
日立ソフトがBREW(R)対応携帯電話向けGUI開発支援ツール「anyWarp(R) for BREW(R)」を機能強化
~複数機種の同時開発やチームによる開発の効率を向上~
日立ソフト(本社:東京都品川区、執行役社長:小野 功)は、この度、クアルコム社のBREW(R)(※1)プラットフォームに対応した携帯電話向けGUI開発支援ツールの最新版である「anyWarp(R) for BREW(R)(エニーワープ・フォー・ブリュー) バージョン2.0」を開発し、本日より販売開始致します。
「anyWarp(R) for BREW」は、クアルコム社が提供するBREW UI Widgets(ユーザインターフェースの開発をサポートするツールキット)に対応したGUI開発支援ツールです。「anyWarp(R) for BREW」によって、携帯電話向けBREWアプリケーションをより一層効率的に、また短期間で開発可能な環境を提供します。
最新版では、レイアウト編集機能において、1画面に対して複数の画面サイズを設定可能としました。ある特定の1つの画面に対して、画面サイズ毎に各ウィジェット(※2)の位置・サイズ・文字リソース・画像リソース・フォント情報を編集可能とし、個々の携帯電話の仕様に応じたサイズの異なる画面を同時に開発することができます。この新機能により、画面サイズの異なる複数の携帯電話向けに、BREWアプリケーションを開発する際の開発工数が大幅に削減されます。
また、携帯電話の壁紙やボタン、アイコンなどの画面デザインを1つのテーマとして設定・開発する機能を強化しました。画面デザインの構成部品である各ウィジェットのプロパティ値をまとめて1つのテーマファイルとして外部保存および編集可能とし、さらに複数プロジェクト間で共有出来るようにしました。この機能強化により、携帯電話のバラエティに富んだテーマ画面について、チームによる開発効率を大幅に向上させることが可能になります。
さらに、BREW UI Widgetsの最新バージョン1.3に対応しており、最新ウィジェットや最新プロパティの優れた機能を利用することができます。
近年、携帯電話などの組込み機器向けアプリケーションの開発規模はさらに増大しています。そこで、日立ソフトは、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 会長:小野寺 正、以下:KDDI)と共に、KDDI推奨ツールである「anyWarp(R) for BREW」によるBREWアプリケーションの開発効率化と高品質化に関する協議を進めており、今後、より一層の効率性と実用性の向上を目指し、更なる取組みを推進していきます。
なお、本製品は、2007年5月16日~5月18日に開催される組込みシステム開発技術展(ESEC 2007)に出品致します。
(※1)BREW(ブリュー):
Binary Runtime Environment for Wirelessの略称。
2001年1月にQUALCOMM社が発表した携帯電話向けのアプリケーションプラットフォームです。共通APIを装備したアプリケーションプラットフォームを端末上に搭載し、コンテンツ制作者にそのAPIを公開することでBREWアプリを自由に開発することが可能となります。
(※2)Widget(ウィジェット):
ボタンやメニュー、スクロールバーといったユーザインターフェースを構成する部品
<販売価格>
オープンプライス
<製品ホームページ>
http://hitachisoft.jp/anywarp/
<製品出展情報>
イベント名:第10回 組込みシステム開発技術展(ESEC 2007)
日 程:2007年5月16日(水)~5月18日(金)
会 場:東京ビッグサイト
(日立ソフトブース 東53-50)
URL:http://www.esec.jp/
※日立ソフトの正式名称は、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社です。
※QUALCOMMとBREWはQUALCOMM Incorporatedの登録商標です。
※anyWarp(R)は、日立ソフトの登録商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。