三菱化学産資、米拠点で金属樹脂積層板「アルポリック」の生産設備を増強
米国バージニア工場における金属樹脂積層板「アルポリック」生産設備増強について
三菱化学産資株式会社(本社:東京都千代田区、社長:瀬川 正身)が100%出資する米国法人三菱化学産資アメリカ社(Mitsubishi Chemical FP America)は、米国バージニア州においてビルの外装材等建築材料に使用される金属樹脂積層板「アルポリック」の生産設備の増強工事を完了し、本年4月より本格運転を開始しました。
当社は、1991年より米国内の金属樹脂積層板の需要に応えるため、現地に生産拠点を設け生産及び販売を行ってまいりました。昨今、世界的に芯材に無機材料フィラーを充填した不燃グレード(fire rated grade)の需要が高まっています。今般、米国での需要増加に伴い、同グレードの生産も可能なラインの増強(125万m2/年)を行いました。
アルポリックは、ポリエチレンなどを素材とする芯材をアルミニウム、ステンレス、チタン、ガルバニウム、亜鉛などの金属面材で挟んだ複合板で、当社では、1971年から事業展開し、主力商品として世界80カ国に出荷しております。営業、マーケティングについては日本、米国の他にシンガポール、イスタンブールにも事務所を設け、グローバルに販売展開しており、その結果、販売は昨今の世界的な建築需要の増加を背景にここ数年順調に増加してまいりました。
今回のバージニア工場の増強により、三菱化学産資グループ全体で年間1,200万/m2の供給体制(バージニア、新潟、長野及び東京の4拠点)となります。また、米国から欧州等に輸出することができ、より一層お客様のニーズに迅速に対応することが可能となります。
〇米国バージニア工場増設の概要
1.生産能力:125万m2/年
(増設後の工場全体の生産能力は250万m2/年)
2.投 資 額:約10億円
3.生産開始:2007年4月
<三菱化学産資株式会社の概要>
1.設 立: 1976年9月
2.本 社: 東京都千代田区
3.資本金: 20億円
4.資本構成:三菱化学株式会社
5.社長: 瀬川 正身
※アルポリック構造及び使用実例は添付の別紙ご参照ください。
以 上