セイコーエプソン、産業用ロボット向け画像処理オプション「Vision Guide 5.0」を発売
産業用ロボット向け画像処理オプション「Vision Guide 5.0」販売開始
―簡単で使いやすさを極めたロボットビジョン、多品種生産に適したフレキシブルなロボット装置を簡単に構築することが可能―
セイコーエプソン株式会社(社長:花岡清二)は、産業用ロボットコントローラRC170向け画像処理オプション「Vision Guide 5.0」の販売を5月24日より開始いたします。
「Vision Guide 5.0」は、RC170のオプションとしてスカラ及び6軸ロボットに搭載可能であり、ロボットビジョンとしての機能の充実や使い易さにこだわり、簡単かつ手軽にロボットビジョン装置を製作することが可能です。部品の位置決め装置や供給用パレットの製作を不要とし、装置コストを削減することもできます。また、多品種生産における段取り替え時間を大幅に短縮することも可能となります。本製品の主な特長は以下の通りです。
・ボットコントローラとの接続が簡単(スマートカメラ(※1)をイーサネットコネクタに接続するだけ)
・ボットとカメラ間の座標合わせが簡単(ビジョンキャリブレーションウィザード機能搭載)
・自由度の高い装置レイアウトが可能(ロボットアームへの取り付けが容易な小型・軽量カメラを用意)
・高速・高精度な位置・回転角度の計測や光源の変化に強い幾何学相関パターンマッチングを搭載
・装置の製作納期の大幅な短縮が可能(ロボットとの統合開発環境(※)2のため)
・初めてのお客様にも簡単にコストパフォーマンスの優れたコンパクトなロボットビジョン装置の構築が可能(RC170コントローラ(※3)との組み合わせによる)
新製品の定価、出荷開始は以下のとおりです。
製品名 定価 出荷時期
Vision Guide 5.0 + 外付けカメラ 60万円 2007月6月初旬
Vision Guide 5.0 + アーム固定用カメラ 65万円 2007月6月初旬
なお、販売数量は国内外にて年間160台を予定しております。
産業用ロボットに関する詳しい情報はこちらをご参照ください。
http://www.epson.jp/fa/robots/
以上
※1 コンパクトなカメラ筐体内に画像処理エンジンを内蔵。外部にPCなどの画像処理装置が不要です。
※2 ロボットプログラム開発ソフト上からビジョンの開発が可能です。
※3サイズ1/4(体積 当社従来比)のコンパクトサイズ
◆主な機能
スマートカメラの採用により 画像処理用PCが不要となり、信頼性も向上しています。
外付けカメラとともに、ロボットアームへの取り付けを考慮したコンパクトなアーム固定カメラを用意することにより、装置レイアウトに応じた最適なカメラを選択することができます。
幾何学相関パターンマッチングの標準サポートにより、形状が複雑なワークでも高速・高精度での位置・回転検出が行えます。
◆製品構成
製品として供給するのは、外付けカメラ(A)と アーム固定カメラ(B)の2機種です。アーム固定カメラのケーブルは5mの耐屈曲ケーブルを標準添付します。
1台のコントローラに最大4台のカメラが取り付け可能です。また1台のカメラを2台のRC170で共有 する事が可能です。
◆仕様
※ 関連資料参照