日立ハイテク、埼玉事業所の液晶パネル製造装置の新工場棟を竣工
液晶パネル製造装置の新工場棟が竣工
埼玉事業所、第8世代以降に対応した大型装置を生産
株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:大林 秀仁/以下、日立ハイテク)は、2006年8月から埼玉事業所(埼玉県児玉郡上里町)において建設を進めていた液晶パネル製造装置の新工場棟(新C棟)をこのたび竣工しました。
液晶テレビの大型化、需要拡大により、国内外の液晶パネルメーカーでは第8世代の液晶パネル工場の建設、稼動が本格化しています。2002年の第5世代のガラス基板は1,100×1,300mmであったのに対し、第8世代では2,200×2,500mmと面積比で4倍以上となり、製造装置メーカーは大型化する装置への対応、高い生産性の実現が求められています。
当社は、湘南事業所(神奈川県足柄上郡中井町)、埼玉事業所の2拠点において液晶関連製造装置の生産を行っていますが、生産スペースの拡大と生産効率向上のため、今回埼玉事業所に新工場棟を建設しました。新工場棟では、第6~第8世代に対応したカラーフィルター用露光装置、モジュール組立設備の生産を行います。鉄骨造地上4階建で、将来予想される第9世代以降に対応した装置の生産も可能とした広大なクリーンルームを備えています。
新工場棟の竣工により、さらなる生産拡大、顧客ニーズへのスピーディーな対応が可能となりました。
日立ハイテクは、液晶関連製造装置事業を中核事業の一つとして位置付けており、業界トップシェアを誇る露光装置、モジュール組立設備の生産性向上、および新技術に対応した製品開発に積極的に取り組み、競争力強化、事業拡大を目指しています。
【新工場棟(新C棟)の概要】
・鉄骨造4階建
・所在地 : 埼玉県児玉郡上里町嘉美1600番地
・建築面積 : 6,056m2
・延べ床面積 : 16,419m2
・竣工日 : 2007年4月27日
(※参考画像あり)