一汽集団トヨタ、中国天津市の第3工場で新型カローラを生産開始
天津一汽トヨタ、第3工場で新型カローラの生産を開始
第一汽車集団公司(以下、一汽集団)とトヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)の生産合弁会社である天津一汽トヨタ自動車有限会社(Tianjin FAW Toyota Motor Co.,Ltd.以下、TFTM)は、中国天津市経済技術開発区にこのほど完成した第3工場で、5月28日より、新型カローラ(中国語名「※」)の生産を開始した。
※添付資料をご参照ください。
28日に工場の敷地内で行われたラインオフ式には、天津市政府関係者、日本政府関係者、サプライヤー、販売店関係者をはじめとするご来賓、一汽集団の竺延風総経理、トヨタの渡辺捷昭社長、TFTMの竹本省三総経理、韓新亮常務副総経理など約630名が出席した。
式典の中でトヨタの渡辺社長は、「TFTM第3工場は一汽集団とトヨタの合弁事業が着実に実を結び、発展している証だと考えている。また、今回の新型カローラは商品としての魅力も一段とスケールアップし、より多くの中国のお客様からご愛用いただけるものと期待している」と述べた。
TFTM第3工場は年間20万台の生産能力を有し、塗装ラインに水性塗料を採用するほか、溶接工程にはグローバルニューボデーライン(GBL)を採用するなど数々の最新鋭設備を導入し、高品質と環境保全を両立させている。工場建設にあたっての投資額は約36億元であり、新規雇用は約1700名である。今回生産開始した新型カローラは、一汽トヨタ販売有限会社の中国全土の約260店舗で販売する。
TFTMは2002年10月に小型車VIOS(ヴィオス、中国語名「威馳」)の生産を第1工場で開始して以降、従来型カローラ(中国語名「花冠」)、クラウン(中国語名「皇冠」)、REIZ(レイツ、中国語名「鋭志」)の4車種を生産しており、今回の新型カローラが5車種目。なお、第3工場の生産開始に伴い、TFTMでは年間42万台の生産体制が整った。
TFTMの概要は以下のとおり。(2007年5月末現在)
*添付資料をご参照ください。