小野薬品、過活動膀胱治療剤「ステーブラ錠0.1mg」を発売
過活動膀胱治療剤「ステーブラ(R)錠0.1mg」新発売のお知らせ
小野薬品工業株式会社(本社:大阪市、社長:是金 俊治)は、過活動膀胱治療剤「ステーブラ(R)錠0.1mg」(一般名:イミダフェナシン)を本日新発売いたしましたので、お知らせします。
過活動膀胱(OAB;Overactive Bladder)は、膀胱平滑筋の過度の収縮によって引き起こされ、尿意切迫感を主症状とし、通常これに頻尿や夜間頻尿を伴い、場合によっては切迫性尿失禁を伴う病態です。
過活動膀胱の原因となる膀胱平滑筋の収縮は、主にムスカリン受容体を介して調節されており、そのため、過活動膀胱の治療には主にムスカリン受容体に対して拮抗作用を示す抗コリン剤が有用とされています。しかし、同時に薬理作用に随伴する口渇(口内乾燥)等の副作用により服用が制限されることもあります。
「ステーブラ(R)錠0.1mg」は、杏林製薬株式会社が創製し、同社と小野薬品工業株式会社が共同開発した薬剤です。本剤は、ムスカリン受容体サブタイプのM3およびM1に対して選択的な拮抗作用を示す新規の抗コリン剤で、過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁を改善します。
また、本剤は膀胱選択性が高く、口渇が少ない薬剤ですので、過活動膀胱の患者さんのQOL向上に貢献できるものと期待しております。
小野薬品工業(株)は、「ステーブラ(R)錠0.1mg」を適正にご使用いただくため、積極的な情報提供活動に努めますとともに、杏林製薬(株)との共同販売を通じて早期の市場浸透を図ってまいります。
以 上
*製品概要は、添付資料をご参照ください。