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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2007'06.13.Wed

杏林製薬、過活動膀胱治療剤「ウリトス錠0.1mg」を発売

過活動膀胱治療剤「ウリトス(R)錠0.1mg」の新発売について


 株式会社キョーリンの子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都、社長:荻原郁夫)は、過活動膀胱治療剤「ウリトス(R)錠0.1mg」(一般名:イミダフェナシン)を本日、新発売いたしました。

 過活動膀胱(OAB;Overactive Bladder)は、蓄尿障害を示唆する症状症候群で、尿意切迫感を主症状とし、通常これに頻尿や夜間頻尿を伴い、場合によっては切迫性尿失禁を伴います。
 過活動膀胱の原因となる膀胱平滑筋の収縮は、主にムスカリン受容体を介して調節されており、過活動膀胱の治療には、主にムスカリン受容体に対して拮抗作用を示す抗コリン剤が有用とされています。しかし、同時に薬理作用に随伴する口渇(口内乾燥)等の副作用のため、継続した服用が制限されることもあります。

 杏林製薬(株)を起源とする「ウリトス(R)錠0.1mg」は、杏林製薬(株)と小野薬品工業(株)で共同開発した薬剤です。本剤はムスカリン受容体サブタイプのM3及びM1に対して選択的な拮抗作用を示す新規の抗コリン剤であり、1回0.1mg1日2回の投与で過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁を改善します。また、本剤は膀胱選択性が高く口渇が少ない薬剤であり、このたびの「ウリトス(R)錠0.1mg」の発売により、過活動膀胱の患者様のQOL向上に貢献できるものと期待しております。

 杏林製薬(株)はマーケティングを呼吸器内科・耳鼻科・泌尿器科に重点化するFC(フランチャイズカスタマー)戦略を推進しており、重点領域の1つである泌尿器科を中心に「ウリトス(R)錠0.1mg」の市場への早期浸透を図ることにより、国内営業基盤の強化に取り組んでまいります。
 「ウリトス(R)錠0.1mg」の初年度売上高は15億円を見込みます。

 なお、「イミダフェナシン」は杏林製薬(株)と小野薬品工業(株)で共同販売いたします。


<製品概要>
1.製品名
 ウリトス(R)錠0.1mg(URITOS(R)Tablets)

2.一般名
 イミダフェナシン(Imidafenacin)

3.効能・効果
 過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁

4.用法・用量
 通常、成人にはイミダフェナシンとして1回0.1mgを1日2回、朝食後及び夕食後に経口投与する。

5.特長
(1)1回0.1mg1日2回の投与で、過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁を改善します。
(2)唾液腺に比べ、膀胱に選択的な作用を示します。(ラット)
(3)ムスカリン受容体サブタイプのM3及びM1受容体に対して選択的に作用し、膀胱平滑筋収縮抑制作用とアセチルコリン遊離抑制作用を示します。(in vitro)
(4)臨床試験において副作用による投与中止率は4.6%(54例/1,172例)でした。(承認時)

6.薬価
 0.1mg1錠100.80円

7.包装
 PTP包装100錠、500錠
 バラ包装500錠

8.薬価収載日
 2007年6月8日

9.発売日
 2007年6月11日


以上

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