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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.24.Sun
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2007'06.13.Wed

TBSラジオなど、地上デジタルラジオ放送「OTTAVA」のデータ放送コンテンツを拡充

OTTAVAデータ放送コンテンツ
デジタルラジオ初の機能を加え拡充放送スタート


【 概 要 】
 株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ(以下「TBSラジオ」本社:東京都港区、社長:清水洋二)は、株式会社ディー・ウォーク・クリエイション(以下「D Walk」本社:東京都港区、社長:竹田歩)と、地上デジタル放送データ放送ソリューション開発の共同開発契約を締結し、このたび、TBSラジオが提供する「コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVA」のデータ放送に導入を図りました。

 OTTAVAデータ放送の特徴として、開局当初からの、放送中の楽曲「NOW ON AIR」の詳細がワンクリックで通信を経由して確認出来るほか、デジタルラジオでは業界初*となる「BOOKMARK」(ラジオリンク)サービスを加え、リスナーニーズに応えるコンテンツになっています。

 「BOOKMARK」(ラジオリンク)サービスは番組の進行に合わせてボタンを提示し、聴取者の指示によって関連情報のあるサイトのブックマーク情報(URLなど)を記録するサービスです。今回は、「NOW ON AIR」情報を受信機に記録することにより、放送終了後でも放送中と同様の詳細が確認出来るほか、CDや楽曲のダウンロードを結びつける事によりデジタルラジオならではの新しい聴取環境の提案を図っています。
*TBSラジオ調べ


【 背 景 】
 地上デジタルラジオは21世紀の新たな放送サービスの実現に向けて、ラジオ局、通信事業者、商社、機器メーカ(賛助会員含む)などによって、社団法人デジタルラジオ推進協会(Digital Radio Promotion association)を設立し、規格検討および、東京と大阪で実用化試験放送を行っています。東京では、現状のテレビ第7チャンネル4メガヘルツ帯域(188メガヘルツ~192メガヘルツ)を8セグメントに分割して、3セグメント放送1チャネル、1セグメント放送5チャネルの放送を実施しています。
 地上デジタルラジオの特色は、デジタルならではの高音質に加え、文字・静止画・簡易動画や双方向など多彩なデータ放送の提供が可能なところです。TBSラジオでは、実用化試験放送開始から4月の「OTTAVA」開局、そして現在まで、データ放送送出機や多チャンネル音声サービスなどを提案準備し、実証実験などを通じて、今後展開される番組サービスイメージを検証、その実現性をシミュレートしてきました。


【 詳細・特徴 】
 デジタルラジオ対応の受信機の多くは、デジタルラジオチューナとインターネット接続機能が搭載されており、放送コンテンツとインターネットコンテンツを連動させて画面上に表示することや、インターネット接続機能を利用した双方向通信が利用可能となっています。データ放送番組は、専用記述言語BML(Broadcast Markup Language)によって記述され、受信機に内蔵されたBMLブラウザによってコンテンツの表示が行われます。

 今回実装したシステムでは、放送システムによってリアルタイムに生成される「NOW ON AIR」をScriptによって取り込みデータ放送上に表示しています。現在表示している楽曲情報には、トラック名、作曲者、演奏者、指揮者の情報、CD番号などが含まれています。「NOW ON AIR」を1次リンクへ配置することで、選局からデータ放送表示までの時間を短縮すると共に「BOOK MARK」(ラジオリンク)サービスにより、過去の「NOWON AIR」の閲覧を最長2週間まで可能にしています。
 この「NOW ON AIR」画面から、楽曲情報に含まれるCD番号を基に、HMV殿もしくはe-onkyo殿の楽曲購入サイトのURLを取得、表示し、放送中は楽曲を聴きながら、放送後も「BOOK MARK」(ラジオリンク)を経由して楽曲を購入することが出来ます。
 また、HMVについてはデジタルラジオ対応携帯で聴取している場合には携帯サイトへ、USB型受信機などで聴取している場合にはPCサイトに、それぞれ遷移するようになっています。

図1 NOWONAIR(左)。BOOKMARK(中)。BOOKMARK 一覧(右)。
 添付資料をご参照ください。

 地上波放送のデジタル化は、2007年4月よりコンテンツの拡充が図られ、先月にはUSB型の受信機が店頭発売されるなどに普及に伴い、放送とインターネットが融合した新しいコンテンツ、双方向通信機能を利用した通信販売や資料請求などの新しいサービスの創出が期待されています。

 開発をおこなったD Walkは、1998年に設立以来、先進技術の要素技術研究を基に、放送、通信関連のソフトウェアの開発を行ってまいりました。特にここ数年は地上デジタルテレビ放送、デジタルラジオ放送、ワンセグ向けソフトウェアの開発、ECMAscriptを使った番組コンテンツの開発に注力し、このたびそれらの技術を活かし、動的なBMLの制作システムを開発いたしました。

 今回実装した機能の他にも、バナーによる動的な広告配信機能、アフェリエイト機能、会員機能、会員向けポイント機能、Edy、Felica等の電子マネー対応機能などを開発し、携帯電話をはじめ、データ放送を受信できる様々なデバイスに対応して行く予定です。


【 展 開 】
 TBSラジオでは、「OTTAVA」の放送を通じて、地上デジタル音声放送のコンテンツの充実を図るとともに、本放送が開始される将来、高音質、多チャンネル、データ放送という新たなツールを加えた媒体特性を生かし、新しい情報提供ができるよう今後も実証実験などを行う予定です。
 D Walkは実証実験を通じ、データ放送での放送補完型コンテンツ、独立型コンテンツのサービス提供のための総合的なデータ放送ソリューションを企画、開発し、多様化したメディアの連携と特長を生かしたサービスの創出を検討してまいります。

【システム構成イメージ】
 添付資料をご参照ください。

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