プロロジス、マルチテナント型大型物流施設「プロロジスパーク大阪II」が竣工
プロロジス、国内最大規模の免震プロロジスパーク
「プロロジスパーク大阪II」を竣工
-壁面緑化システムや風力発電機、託児所まで備えた、最新のサステイナブル物流センター-
スーパー中枢港湾・阪神港、「陸・海・空」の結節点で戦略物流をサポート
物流施設専門の不動産開発会社プロロジス(日本本社: 東京都港区東新橋)は、2007年6月11日、マルチテナント型(複数企業向け)大型物流施設「プロロジスパーク大阪II(ツー)」の竣工式を、大阪市此花区・舞洲内の同施設内で執り行った。竣工式には、大阪市から半野田幸次郎港湾局理事をはじめ近隣企業の方々、設計施工を担当した清水建設株式会社から吉住英一常務執行役員大阪支店長、またプロロジスからはプレジデント兼日本共同CEOである山田御酒らが参列し、同施設の完成を祝い、今後の事業のさらなる発展を祈願した。なお、現在、「プロロジスパーク大阪II」への入居企業の募集を行っているが、既に施設の25%への入居契約が確定している。
「プロロジスパーク大阪II」が完成したことで、舞洲内で稼動するプロロジスパークは、プロロジスパーク舞洲I(所在地:大阪市此花区北港緑地アスクル株式会社専用)、プロロジスパーク舞洲II(所在地:大阪府大阪市此花区北港緑地株式会社日立物流専用)の3棟となる。また、現在、舞洲内で開発中のプロロジスパークは、プロロジスパーク舞洲III(マルチテナント型建設中・入居企業募集中)、プロロジスパーク大阪III(マルチテナント型建設中・入居企業募集中)の計2棟となっている。なお、これら舞洲内のプロロジスパークの総延床面積は、約574,000平方メートルとなる。
プロロジスは、当施設の竣工を機に、国際総合物流企業、各種メーカーからフォワーダー、3PL企業の次世代の国内・国際物流戦略そしてロジスティクス戦略の実現へのサポートを一層強化すると同時に、大阪港湾の物流の発展並びに大阪経済そして大阪市が推進する舞洲地区まちづくり要綱に則り、自然との共生や地域の活性化に協力する。
プロロジスパーク大阪IIについて
「プロロジスパーク大阪II」は、プロロジスにとって国内最大規模の物流施設として、当社が持つ最新の港湾・流通型物流施設開発ノウハウを駆使し、様々な企業の物流施設ニーズにきめ細やかに応えることをコンセプトに開発された。総延床面積168,929平方メートル、各階へコンテナトラックが直接乗り入れ可能なランプウェイを2基(上り用・下り用)備えた、地上8階の建物として、1階部分に31台、8階に179台の合計210台分の普通車用駐車場、加えて8階には34台分のトラック用駐車場を備えている。
その倉庫スペースは、3,000平方メートルからの区分が可能であり、倉庫スペース内部の耐震壁(ブレース)を使用せず、防火シャッターで区画するためフロアを広く自由に使えると同時に、ラックやコンベアなどの作業機器の自由度の高いレイアウトも行え、荷役の効率化を最大限まで高めることができる。また、容積率(600%)の高さを活かし、倉庫内の高さを必要としない流通加工等におけるスペースの有効活用もできる。
また当施設は、省エネルギーを実現し、企業の事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)をサポートするサステイナブルな自然環境保全型物流施設として、フォトロード(光触媒舗装)や外構緑化、交壁面緑化システムの導入よる排気ガス浄化とヒートアイランド現象の緩和、敷地内の小型風力発電機による風力発電を行い、外壁には断熱効果の高い金属製断熱パネルを採用した。そして、その建築構造には、環境負荷の低減効果の高いプレキャスト・プレストレスト・コンクリート工法と杭頭免震工法を応用した、プロロジスが特許を所有する最新の免震構造を採用し、阪神大震災クラスの地震発生時でも施設内で働く方々の安全を確保し、荷崩れによる製品の毀損を防止する。
その他、当施設内に、入居企業の従業員用の託児所を設置し、定員25人程度の認可外託児施設としての利用を予定している。なお、当託児所は、災害時には80人程度を収容できる避難所として、また、託児所内倉庫は備蓄倉庫として、非常時の水や衣服などの物資の収納場所として機能する。さらに、レストランなどのアメニティ施設、最新のITインフラを整備したオフィススペース、最新の防災システム、24時間対応可能なセキュリティシステムを装備するなど、ひととモノそして環境に優しく、安全で働き易い、国際競争力の高い戦略物流を実現する総合物流センターとして企業の戦略物流をサポートする。
「プロロジスパーク大阪II」の所在地は、大阪港・舞洲地区内のほぼ中心部、プロロジスパーク舞洲I、プロロジスパーク舞洲II、プロロジスパーク大阪IIIの程近く。同地域は、大阪南港フェリーターミナル近くで稼動するプロロジスパーク大阪(大阪市住之江区南港南)から6.4キロメートル、大阪都市圏の中心からおよそ9キロメートル、関西国際空港から28キロメートル、神戸市から16キロメートルの場所にあり、阪神高速湾岸線及び淀川左岸線に直結し、JR桜島駅にも近いことから、交通アクセスに非常に恵まれており、陸・海・空の結節点として、国際交易・物流のみならず近畿圏など内陸への物流にとっても理想的な場所となっている。
プロロジスは、物流施設の立地選定、開発、設計施工から運営・管理まで、関連業務すべてをワンストップで提供する物流施設(物流倉庫、物流センター)専門の不動産開発会社として、社会基盤や経済、人々の生活を支える物流企業や各メーカーの最良のサポーターであるべく、そのニーズに応えるため日本全国を網羅する物流施設ネットワークを構築する計画であり、今後も日本各地の戦略的物流拠点に物流施設を開発・取得する。現在、全国で、計62施設、総延床面積として約3,143,000平方メートル(総賃貸面積約2,793,000平方メートル)の運営・管理、開発を進めている。
「プロロジスパーク大阪II」概要
名称 プロロジスパーク大阪II(ツー)
所在地 大阪府大阪市此花区北港白津1丁目5-73
敷地面積 33,092m2(約10,010坪)
延床面積 168,929m2(約51,094坪)
構造 鉄筋コンクリート造(PcaPC工法) 杭頭免震構造地上8階・塔屋1階建
着工時期 2006年1月17日
竣工時期 2007年5月31日
プロロジスについて( http://www.prologis.co.jp )
プロロジス(日本本社:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター8階 プレジデント兼日本共同CEO:山田御酒、三木真人 世界本社:米コロラド州デンバーNYSE:PLD)は、物流施設を専門に開発・所有・運営する不動産会社として、先進的かつ高品質な物流施設と物流関連サービスを世界各地の主要都市で提供しています。現在、業界のグローバルリーダーとして、北米、欧州、日本、中国、韓国に展開する20ヶ国、103地域を通じ、2,525 棟の物流施設を所有・管理または開発しており、その総運営延床面積は4,060万平方メートル(約1,229万坪東京ドーム約868個分)以上にのぼります。プロロジスは、物流施設の開発・運営から世界規模のネットワーク構築に関わる様々な要因を包括的にカバーする独自の「プロロジス・オペレーティング・システム(ProLogis Operating System)」を通じて、世界中どこでも、顧客企業に真のニーズに応えるベスト・ソリューションをワンストップで提供します。日本国内では現在62棟、総延床面積約3,143,000平方メートル(総賃貸面積約2,793,000平方メートル)の物流施設(開発または建設中を含める)を運営し、関連サービスを提供しています。プロロジスについての詳細は、ウェブサイト http://www.prologis.co.jp/ をご参照下さい。
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